無条件に自分を愛すること

「人間は生きているだけで価値がある」
「すべての人は愛される資格がある」


きっとその通りなんだけど、なんかピンとこなくて、無意識に他人を通して自分を評価してしまう時、誰にでもあると思います。

自分の価値ってなんだろう?
愛される資格ってなんだろう?
私もそんなことを考えてしまいます。

「愛されてるなぁ」


逆に、私はどんな時に「愛されてるなぁ」と感じるのかな。

考えてみた結果、ありのままの自分を受け入れてもらえていると感じた時だと気がつきました。

人は長所で尊敬され、短所で愛される。
(ベストセラー作家のひすいこたろうさんの言葉)

良い面も悪い面もひっくるめて、受け入れてもらえる状況では、無条件的な愛を感じる。
私の場合、両親がそういう体験をさせてくれました。

”物事は表裏一体で、見方次第では短所すら強みに変わるんだよ。”
”最初から全部完璧だったらつまらないでしょ?”

こう言ってくれる両親の存在は、子供の私にとってとても大きかった。

伝説の始まりだ!


壊滅的に理系科目ができない私は、しがみついて入学した高校での初っ端のテストで数学赤点&学年ビリを記録しました。

そんな私に父がかけた言葉は…
「すごいじゃん!もう上がるしかないね。伝説の始まりだ!」

確かに、赤点をとっても怒られないだろうという自信があったから、帰宅後すぐに父に答案を見せに行ったけど…。
まさか「すごい」と言われるとは、当時の私も予想外でした。

できないことは悪じゃないよ。
そんなことであなたへの姿勢は揺るがないよ。

両親の一貫性のある態度が「愛されているという絶対的自信」を生んでくれたのだと思います。

ありのままの自分


ということは、ネガティブもポジティブもひっくるめて 
”ありのままの自分を受け入れること=自分を愛すること”

今の段階での私の答えは、これに落ち着きました。

正直、正解ばっかり教えられて、常に競わされて、点数を付けられて、見える部分だけで比べられて生きてきた私たちにとって、社会的に「短所」だと言われる自分の特徴を受け入れることって、本当に難しいと思います。

ものごとは表裏一体で、見方次第で世界は大きく変わります。
一度物事の二面性に目を向ける思考の習慣が大事なのだとおもいます。

急には無理でも、色んな視点から自分を見る癖をつけて、少しづつ受け入れていけるようになりたいです。

安全基地

最近、愛着障害について授業や本で学びました。

精神的に安定し、保護される保証がある環境を心理学の世界で”安全基地”と呼ぶようです。

愛着の形成は幼少期の養育者との関係に大きな影響を受け、後天的に形成されるものなのにも関わらず、その後の情緒や対人関係に影響を及ぼします。

でも、時間はかかるけど”安全基地”を作ることで改善できるそうです。
(私は心理学のプロではないので、深い言及は避けます。調べてみてね♡)

愛着障害の例に限らず、自分に対しても他人に対しても”一貫性”はとても重要だなと思いました。

心理学概論の授業を聞いた時に、昔ご自身が愛着障害を抱えていた教授が自分の例をお話ししてくださいました。

「今の夫と付き合う前は、愛を確認するために相手を突き放してみたり、どうしようもないことを沢山していました。結果、恋愛はいつも上手くいかなかった。でも夫と付き合い初めると、夫は毎日24時ぴったりにメッセージを送ってくれたんです。喧嘩の真っ最中でも、出先でも。そして、喧嘩をすると必ず私の言い分をしっかり聞いて、共感してくれました。些細な事かもしれないけど、私は相手を試すようなことをしなくなったし、とても安定しました。」

教授はパートナーを安全基地にして安定した愛着を手に入れたんですね。

このお話を聞いた時に、私も必ず誰かの安全基地になれる人になろうと決めました。

長所も短所も受け入れて、一貫した態度で、安定した愛を与えられる人。

そのためにも、まずはありのままの自分を受け入れて、愛すことから初めてみたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます:)
また次の記事でお会いしましょう!

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