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もっとわかる!PCL!【かんたん解説】

こちらはクリプトン・フューチャー・メディア社の二次創作ルール「PCL(ピアプロキャラクターライセンス)」と「キャラクター利用のガイドライン」の記事です。
ルールの誤解や、知らないことから不安になる人もいるようなので、PCLとクリプトンさん優しいよ!というのを、具体的な事例を交えてざっくり解説していきます。

PCL自体の詳細や成り立ち、実際のピアプロリンク申請については一番下の関連記事リンクをご参照ください。

PCLの仕組み

PCLのルール自体は

①基本的にダメな範囲を規定(著作権法のおさらいや権利の宣言)
②その中で誰でも自由に使える範囲を規定(これがピアプロリンク云々。この範囲内で手順を守れば審査の余地なくOK)
③あとは個別判断(個別契約)します(ガイドラインに含まれる内容)

https://piapro.jp/license/pcl

となっています。
なので③の場合は、個々の案件ごとに許される範囲が違うこともあります。
例えばEco iXimaさんの同人画集はピアプロリンク取得しながら委託通販もしましたが(ありがとうございます最高でした)、ずるい!PCL違反!とはなりません。(ちゃんと奥付にライセンス表記もあります)
委託が出来ているのは権利者(クリプトンさん)とやりとりがあったのだろうなと推察されるのです。

上記のように権利者による個別判断(個別契約)、問い合わせからの打診と調整の可能性もあるため、内情を確認せずに外部から「絶対違反だ」と判断するのは非常に難しくなっています。
(ルールで具体的でない部分は特に。またたとえ公式と話して調整していても、それを公表するかどうかは当事者の判断なのです。無断との区別がつきません)

このあたり、理不尽だと思うのもわかります。ただ、クリプトンさんは意地悪でこれをしているわけでなく、許諾できるものはなるべく許諾したい、創作を応援したいのでなるべくクリエイターに寄り添うため、許容範囲を拡げるためです。
(例外的な許容が増え問題が無さそうなら、いずれ一般化されて皆いいよという可能性もあるかもしれません)

クリエイターズマーケットでピアプロリンクのないグッズなどもそうですが、ある程度クリエイターさんとの信頼関係もベースにあるのかなと思います。

PCLの基本理念と運用

文章を読むと難しく見えるPCLとガイドラインですが、基本理念は

>当社も、営利を目的としない利用については、当社のキャラクターをできる限り使っていただきたいと思っています。

とあるように、創作文化とクリエイターを応援するためです。
これは繰り返し複数のインタビューや講演でクリプトンさんが発信しているPCL制定の前提で、けして創作者を邪魔するためのルールではありません。
アウトを規定する(罰する)のが主体でなく、セーフゾーンを保証した、だが海賊版は許さん。という受け止め方をするといいかもしれません。

なおこの場合の「営利」は現状の運用をみるに曖昧で、営利かどうかを判断するのも権利者となります。
どうやら時代によって判断の変化もあるようで、ルールとして金額を設定したり、具体的な線引きをすると本当に誰にとっても得がなく、創作が萎縮するだけなので出来れば曖昧なままにしておきましょう。
(なお権利者は長年線引きには慎重な態度です)

ただ曖昧な運用の代わりに、権利者(公式)が見逃せない場合には、PCLを根拠としてストップがかかることもあります。
キャラクターに関する権利は全て権利者が持っています。もし公式からダメだよこうしてねと言われた場合は、どうかその意向に従ってください。

判断するのは権利者

根拠となる著作権法の第一条にもありますが、著作権は
>著作者等の権利の保護を図り、もつて文化の発展に寄与することを目的とする。
ものです。またキャラクターに関する部分で権利者がOKを出せば、それは他者(権利者ではない人)が批判出来るものではありません。
誰かに使っていいよと貸すのかを最後に決めるのはクリプトンさんです。

PCLは文をちゃんと読んでから現況を確認すると、ええー?と感じることも沢山あります。
これはルールに曖昧な部分があるのもありますし、著作権は申告罪で権利者が運用で調整しているためでもあります。ただ、これまでの経緯を知らないと本当に混乱します。
基本はふわふわ運用見逃せるところは見逃して、総合的にこれはちょっと…という時は止めている。くらいに思っておくと大体合ってます。

変わっていくPCLの運用と解釈(改変について)

PCLの制定は2009年6月4日、ざっくり14年前。今では二次創作は大きく変わりました。最近ではAIアートが出てきたのが大きな変化ですが、デジタル出始めだった制定時のルールは、2023年に完璧な形ではありません。

ただ実態としては初音ミク初期から、あらゆる二次創作で沢山のPCL違反はありますが、制定されてから文面自体が厳しくなったことはないのです。
(自家通販、DL頒布、YouTube収益化など、緩和された改定はあります)

なおマジカルミライは徐々にルールが増えましたがこれは全く別です。
(マジミラは共催の形なのと、イベント安全管理の問題や会場との調整があるので、ルールが増えたり減ったりする)

個人的にはマジカルミライで一時期ピアプロマルシェ(同人即売会)をしたり、2017公式展示でファンメイドライブに触れたり、むしろ創作に関しては緩和方向という心象があります。
(元々クリプトンさんは「ファンの創作と企業主導のコンテンツは両輪である」と仰る企業です)

ただ勿論、運用は著作者が決めるものでけして今後厳しくならない保証はないのと、権利者を尊重する意識は大切で、何をしてもいいわけではありません。
出来るだけみんなで守っていくことには賛成です。PCLは楽しいぞ!

具体例Q&A

上記に公式から具体例がいくつかありますので、基本これ以外の例をあげていきます。

営利店舗でミク曲での宣伝や、BGMに使用してもいいの?

誤解されがちですが、初音ミクの「声の部分」に関してはソフトを買った時点でライセンス範囲に含まれます。ピアノなど楽器としての扱いと同じです。(ピアノを作った会社に許諾を求めることはありません)
PCLなどで規定、保護しているのは「姿」(キャラデザイン)と、初音ミクなど「キャラクターの名称」(商標)です。
そのため名称や姿を出さずに楽曲や音声を使うことはライセンスの範囲で問題ありません。
(JASRAC登録楽曲であれば使用料を払って使用できますし、楽曲の権利的に問題がない場合です)

公式画像そのまま使っていいの?

クリプトンキャラの曲動画に使うのはOK。
模写はOK(どれだけ似ていても模写だとわかる形での公表をお勧めします。トレス不可)
また無償グッズ(宣伝を目的としない配布物)に使う場合は、権利クレジットを表記すればOKとなっています。(公式イベントを盛り上げるのに、ファンがキンブレシートなどを配布しているのはこれ)
他のジャンルだとほぼない規定なので、初めてみた人は「海賊版?パクリ?」と思ってしまうかもしれませんが、違反行為に該当しないならこれらの使用は認められています。

営利ってなに?一円でも利益が出たらダメなの?

これも誤解されがちですが、非営利有償規定があります。この場合の営利か非営利かは、権利者が総合的に判断しているようです。

>
利益を上げることを目的とせず、かつ、原材料費程度の支出を補うために必要最小限の対価

となっていますが、基本的には趣味の同人、同人サークル、ファンイベントなどであれば、大多数は問題になっていません。壁サークルでもです。
この基準は外からはわかりませんが、権利者が良いのであれば良いのでしょう。
参考になるかわかりませんが、公式主導の同人即売会(ピアプロマルシェ)では当日売上10万円以内が目安だったようです。
なお「原材料費程度」にどこまで含まれるかというのは本当に曖昧です。

現状では印刷費のないDL頒布が認められていたり、あみぐるみなど手工芸グッズが毛糸代だけでない値付けが出来るなど、具体的な原材料や印刷費以外の「労力関連」もある程度含めて、多少の利益があっても過剰でなけば営利目的ではないと判断されることが多いです。
(ピアプロリンク申請時に内容や規模、値付けを報告できるので、心配ならそこでなるべく詳細に書いて判断して貰いましょう)

なお伊藤社長の講演などを聴くかぎり、クリプトンさんはクリエイターはある程度利益を受け取り、創作で食っていけるようになって欲しい、より継続的に創作をしていって欲しい、若年層のクリエイターも増えて欲しいというスタンスのようです。
(DL、音楽サブスク、ストリーミング解禁もこのあたりの理念からかと)

そのため、権利者と当事者が許容している場合に「一円でも利益を出すな!」と外部からいうのは少し慎重になる方がいいのかなと感じます。
そして創作を「お金持ちだけの趣味」にしてしまうのは、このジャンルに限れば権利者の望むところではないでしょうし、勿体ないです。
私個人はイベントや同人で赤字を前提に過剰に原価を上げますが、全ての人にそれを求めるのは、特に若年層の活動を狭めると思っています。

Fanboxやクラファンっていいの?

文を確認するとわかりますが、現時点でガイドラインやPCLにこれらの規定はありません。
音楽に関してはストリーミング、サブスクリプション等が認められていますが、イラストやその他創作に関しては(制定時に概念が無かったことから)ルールがないのです。
もし当てはめるのであればその他の創作物でしょうが、ルールと基準がないので外から良いのか悪いのかを判定出来ません。毎回権利者が判断している(個別判断、個別契約)形です。

ただし社としてのルールは公表されていませんが、Fanboxはピアプロリンク申請をしても認められる傾向があります。
伊藤社長がツイートでFanbox問題ないとしたため、使うクリエイターが増えました。(勿論内容次第で、成人向けなどガイドライン外は通りません)
アーティストやクリエイターは無償で奉仕すべき、という社会感覚は、適切な報酬を得て良いに徐々に変わってきているように感じます。

反面、現時点ではクラウドファンディングが認められた前例はありません。(止められた例はあります。問題があればストップが入るようです)
クリプトンさんの基準では、Fanboxなどのクリエイター月額支援と、個案件に対してのクラウドファンディングは分けられているのでしょう。

これは金額が明確になる、高額化しやすい、トラブル発生率が高いなどの理由があるのかもしれません。(別の理由かもしれません)
いずれにせよ権利者判断となりますので、もし前例がなくてもやりたい場合は問い合わせをしてみるところからのスタートになります。

これらのPCL運用をみても、現時点では創作を継続するためのある程度のクリエイター支援は許容する方向にあるようです。
(クリプトンさんはアマチュアクリエイターを応援する立場でもあります)

あれ、これでピアプロリンク取得してるの?

時々あります。例えば、委託通販なのに。DIVAモジュが含まれているのに。などですが、まぁ時折通ります。
クリプトンさんは基本的に「自社の権利部分のみを判断している」からで、ルール上は他社権利部分は許諾を得てからの申請となっているからです。

委託通販に関しては単に見逃したのかもしれないし、申請不備だったかもしれません。それとも今回は委託してもいいよという例外の個別判断で通ったのかもしれません。それは外部からは判断できません。
(権利者の判断がはっきりしない、事情がわからない段階で安易に批判するのはやめましょう。また単に申請者が気がついていないだけかもしれませんので、伝えれば修正してくれるかもしれません)

なおピアプロリンクは申請と受理であって許諾ではないので、取得後でも問題があったり変更があれば普通に取り消しされる規定があります。
虚偽申請にならないように注意しましょう。(申請後でも修正できますし、問題があるピアプロリンクはQRから通報出来ますので権利者が判断してくれます)

PCL守ってない人がいる!!

わかります。これはもう制定時、初音ミク黎明期からそうです。
最初ジャンルに来ると、ルールがあるのに?!と吃驚します。
代表的なものは成人向け、委託通販(メロンや虎)、工場直送式の通販(pixivFACTORY他)ですが、沢山あります。
また長年この状況なのに、PCLは締め付けるより、むしろ制限を緩和する方向で改正されている事実を知ると更に混乱します。(私はしました。ちなみに何故か締め付けていないのに黎明期よりエロ系は減っている感もあります)

またボカロ同人即売会やボカクラなど長年続く有償イベントであっても、ピアプロリンクを取得していないものもあります。
(外部からは公式と調整したり許諾を得ても公表していないのか、単に黙認されているのかの区別はつきません)
公式採用イラストレーターさんでも二次創作にピアプロリンクを取っている人もいれば、無い人もいます。

例えば成人向け同人誌はピアプロリンク申請してしまえば、権利者は却下するしかありません。黙ってやれば、おそらく大体が黙認(スルー)されるでしょう。(例え頒布を止められても公表されないだけということもあります)

これを違反者が得をしていると受け止めて
叩く人もいますが、私は損得の問題でなく、グレーゾーンと「公式に許可を求めるな」系の棲み分け問題だと思うことにしました。
PCL範囲外は通常の同人と同じです。個人が責任を負って、なにかあればデメリットを受け止め、個別に権利者判断があれば従う形です。
(責任を果たすのは基本権利者に対してです)

私は違反の推奨はしません。PCLは守るとすごく楽しい。
でも現実問題として全て守るとやれることは減りますし、手間もお金も時間もかかったりします。
ただ若年層含む気軽な創作の裾野を拡げる意味では、全ての違反を駆逐するべきだとも思いません。
(社長講演などを聴くかぎり(マジミラでも毎年ステージ講演があります)、まぁそういうのは空気読んでやって貰って…だそうです。※公式に許諾されているわけではありません)

無償イベントは有償グッズを作っちゃダメなの?

そんなことはありません。
むしろピアプロリンクは非営利無償イベントでは申請できない(必要ないと明記された)ので、有償グッズを製作するとピアプロリンク申請が出来るようになるのです。QRコードはいいぞ!

私の関わる例では、大規模オフ会のツナガルミライ(オンラインは非営利無償。主催キヨ)、楽曲展覧会 Greatful Ruby などは、有償グッズをピアプロリンク申請をして製作しています。
無償イベントに伴ってFanboxやグッズ製作をすることは、クリプトンさん自身は否定も肯定もしていません。
おそらく普通にグッズやその他創作として判断しているだけかと思います。
(個人の意見としては各種イベントのピアプンク申請の通り方をみていると、特に問題視をしていないように見えます。またグッズ類は想像ほど黒字にはならないというか、むしろ赤字拡大する方も多いかと思います)

ただしFanboxやグッズの内容次第ではNGの可能性もあるので、出来るだけピアプロリンク申請はしておきましょう。
少しでも心配であれば事前に頼れるピアプロチームに相談(問い合わせ)か、ピアプロリンク申請をしておくことをお勧めします。
(なおグッズは後からでも相談の上、ピアプロリンク申請出来ます)
ただし、明らかなNG(権利者が他にいて許諾を取れていない。成人向け、委託通販など)は通常では却下可能性が高いので、申請しない方が無難です。

逆に有償イベントでグッズ無料配布の場合は?

自作のグッズであれば「非営利販促利用」となり、ピアプロリンク申請をすれば特に問題ありません。

ピアプロリンク申請却下されちゃった…

特に慣れないうちはあるあるです。でもクリプトンさんは却下時に理由を説明してくれることが多いです。優しい。
そして別に却下されてもペナルティはありません。
他社権利などが絡むと絶対無理!ということもあれば、通らない点を教えてもらい、修正して再申請すればOKのこともあります。

いやそれはマジでやめて。ということもあれば、そういうのはこっそりやってね通せないんだ…的なこともあります。
なんなら単に情報不足で判断できないだけということもありますし、余裕をもったスケジュールで申請トライがお勧めです。
(雪まつりやマジカルミライ前などは多忙なのでしょう、審査時間がかかる傾向がありますので特に余裕をもって)

なんにせよ却下されたとしても「そのことはダメ」であって、PCL範囲内でのリトライは、基本何度でも出来ます

(ピアプロリンク申請に関しての記事はこちら

PCLを守るためのポイント

本やグッズ、CDなど有償の場合(赤字でもお金を取る場合)、権利的に問題ない状態で、ピアプロリンクを申請している。
(他社など法人が権利をもっていない、またはクリプトン以外の全て権利者から許諾(ガイドライン可)を受けている前提)

ピアプロリンクのQRコード(またはPKから始まる数字)を外部から視認できる位置に表示している。(申請を早めにすると後からシールなどで貼り付けたり同梱せずに一緒に印刷できます)

企業(倉庫)委託通販ではない。(自家通販、対面頒布、DLは可能)、工場直送式ではない。(直送式は予約頒布→発注して自宅に送る→自家通販。であれば自家通販として申請可能。手間はかかる)

コスプレの有償頒布とその他非営利有償頒布は問い合わせ。
(いきなり申請しても判断してくれるが一応問い合わせとの規定。詳細を相談したいなら問い合わせの方が良いし、却下されてから修正方向を相談するのも出来ます)

YouTubeの収益化は、YouTubeの定める利用資格を満たしてパートナープログラムへの申込みをしている。

無償の場合は基本的にピアプロリンクは必要ない。(クリプトンへの相談なども不要。もちろん禁止事項には抵触しない範囲で)
ただしPCLクレジットを記載する。(営利広告や企業販促品、法人が含まれる場合は非営利無償ではない)

教育目的(授業の過程において必要と認められる範囲)であれば申請なく利用出来る。
(営利企業やカルチャーセンター不可、教育機関でも宣伝利用は基本不可につき要相談)

3Dモデルを無償配布時は、PCLクレジットを記載の上、
クリプトン・フューチャー・メディアが定めるキャラクター利用のガイドライン(http://piapro.jp/license/character_guideline)をお守りいただくこと  を利用条件に記載。

有償イベントの場合、社会通念上不適切でなく
ピアプロリンクを申請している。

詳細は他にも色々ありますが、ざっくりと


PCL違反者を見かけた!どうしたらいい?

これは非常に難しいです。
ええ?ってなったり、なんだこれ自分は守っているのに…という思いが出ることもあるでしょう。

ただPCL違反は無数にあり、例えばPCL許諾範囲外で活動していても公式絵師として採用など、ある程度権利者が黙認の姿勢をみせている面もあるのです。
いや本当にこの辺りを掘り下げたり完璧にクリーンなセカイを求めると、多数の人にとって得るものがなく、少なくとも気軽な創作は激減します。
(私も出来るだけ白黒付けてくれた方がわかりやすくて助かる派ではありますが)

それでもこれは流石に海賊版では?などと、考え直しても引っかかるなら「本当に違反なのか」を確認しましょう。
ガイドラインは変わっているかもしれません。読み間違いがあるかもしれません。運用は変化しているかもしれません。公表していないだけで当事者は公式に確認・現在調整しているかもしれません。

わかってやっているか知らずにやっているのかにせよ、悪意はないことが多いです。知らないだけなら伝えたらいいのですが、違反者の悪意を決めつけず、見知らぬ人であれば伝え方は礼儀をもって丁寧にしましょう。

より良い創作フィールドを模索するのは良いことですし、自治を否定しません。それぞれの価値観があり、多様性がボカロの良いところです。
それにもし全体の問題だと感じたなら、ファン同士で広く意見を交わすことも必要な時があります。
マナーやルールの周知は、どれだけやろうが、知らない人は知りません。

あるいは自分が完璧にPCLを守った創作やイベントを主催、主導してみるのも良いかもしません。
流行は!お前が作るんだよ!方式です。ボカロだからね。

楽しいPCLとピアプロ

PCLは自分の中で距離感を決めるまでは困惑するかもしれませんが、知っていくと愛しくなります。
PCLはちょっと何いってるかわからなく要約もあるけどマジ要約で。キャラクター利用のガイドラインを読んでぼんやりイメージ出来るような雰囲気です。
見た目堅そうなんだけど、(運用してるクリプトンさんが)良いやつです。ピアプクロウから判断するに、PCLはメガネキャラだと思います。

なお自衛のためにも、ざっくりした禁止事項だけでも把握しておく方が、外部から突っ込まれにくくなります。

また、投稿サイトピアプロは今年で15周年(特設サイトはこちら
まだまだ
リニューアルの途中です。

先日は公募により、新しくピアプクロウちゃんがマスコットキャラに就任しました。雪ミクちゃんのクレバーなペット、ラビット・ユキネとライバル兼同僚のポジションを得るのか、今後の活躍が期待されます。
(まだ検索で出にくいので頑張って欲しい)

ピアプロリンク申請だけでなく、雪ミクデザイン募集を始めとした、楽曲、イラスト、テキストなどの公募先でもあります。(公式記事「ピアプロ公式コラボに採用されやすくするには?」
Twitterではピアプロの投稿作品紹介もありますし、ユーザー登録をしておくと何かと便利です。

まとめ

学ぼうとしても「PCLやガイドラインよくわからん」のは仕方ない面があります。
特に明文化されておらず運用や歴史を含めた知識は、知っていて当然のことではありません。

なのでちょっとでも具体例を知り、興味をもって、何よりも「クリプトンさんが創作を後押しするために作ったもの」「申請や問い合わせは出来るだけ寄り添ってくれる」ことを知って欲しいなと思います。
(無理な時はちゃんと無理とかやめてと言ってくれます)

知ることで創作しやすくなるだけでなく、リスナーやユーザーが怒ったり不安になることも減っていくのかなと願うのです。
もちろん各権利者へのリスペクトと尊重は忘れずに。
なるべくみんなが楽しく創作を続けていけますように!


あわよくばpiapro公募の応募者が増えますように!

関連記事

運用についてさらに

PCLの成り立ち経緯や、二次創作の権利とはという話

実際のピアプロ申請周り

※運用、解釈、引用したルールは2023.01.07時点のもので、今後変更の可能性があります。
※上記はライターがこれまでの問い合わせや経験を元に書いた記事で、公式のものではありません。
(少しでもルールについて不安な場合は公式問い合わせ窓口に確認することをお勧めします)


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hiyori
紅茶代、最近ハマりだしたコーヒー代、あとはカカオティ代になります。 大体お茶です。誘惑に負けるとお茶菓子になります。