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服装は内面の一番外側

皆さん、LEBECCA boutique というファッションブランドをご存知ですか?

題名の言葉はこのブランドの総合ディレクターを務める、赤澤えるさんから頂いた言葉。

私はこのブランドに出会ってから、洋服やファッションへの概念が180度変わったと言っても過言ではありません。
そう聞くとどんなすごいことが起こったのか?!って感じ?

出会いは偶然だけど必然

私がLEBECCA boutique に出会ったのは大学1年生の3月。

2016年3月12日。

これは、LEBECCA boutiqueがブランドとして立ち上がり、グランドオープンした日。

幸運なことに、高校時代の友人がオープニングスタッフとして働くことになり、自然とSNSのタイムラインに流れてきた。(超越した美貌とそれに負けない美しい内面を兼ね備えているにもかかわらずユーモアもあるチャーミングな女性です。ここからは総括して大天使と呼びます。)

私はそれまで、お世辞にもおしゃれと言えるタイプの人間ではなかった。

ど田舎の大学生。大学の近くで一人暮らし。チャリ通学。
毎日部活に明け暮れ、洗濯物を増やしたくないからジャージで過ごす日々。
私服を着るにも、気になるのは何よりも値段。
安く、お得に買い物がしたい一心。
こだわりがないわけではないけど、服装に自信を持つことなんて皆無。

ワンピースなんて、自分に似合うわけがないと信じて疑わなかった。

そんな時に目に入ってきた、ブランドのオープンの告知たち。

“Our vintage style From Tokyo “

がコンセプトであり、古着とオリジナルの商品が半々で置かれる形態のお店。
置いているのは主に海外で買い付けた、レトロなVintageのワンピースや、小物たち。
そして そこからインスパイアされた少女感がテーマのオリジナルアイテムたち。

キラキラとした、モデルのようなスタッフたちが纏う可愛らしい服たちと、店舗の可愛らしい世界観。
当時の私にとって、ここの服は到底似合うとは思えなかった。
(古着には抵抗があったし、ど田舎で着ても浮くしね。)
可愛いな〜程度で眺めているだけ。

でも、見るだけなら…大天使にも会いたいし…と、東京、原宿にある唯一の店舗に足を運んだ。

迎えてくれた大天使。
期待通りキラキラしている店内。

ワンピースやスカートがほとんどの店内で、気になる服が1着あった。
それは、サロペット。
着心地の良さそうな生地に、取り外し可能な襟。

ふむ、これならパンツだし、襟を外せば私でも着れそう。

何度も店内をぐるぐる。
でも結局、1万円という値段に怖気付いて購入には至らなかった。
当時の私にとっては、洋服1着に払う値段ではなかったのだ。

この時まで、私がものを買う基準は、“気に入ったかどうか”ではなく“値段”だった。

その後しばらくして、冒頭でも紹介した、ブランドディレクターの赤澤えるさんのインスタグラムを何気なしに見ていたところ、ある投稿が目に留まった。

実は、LEBECCA boutiqueのオリジナルアイテムには、一つ一つに名前がついている。

しかも、そこにはストーリーが。

私は夢中で読み進め、読み終わったときにはこの、『イタリアを走るサロペット』のNavyを購入してしまっていた。

纏うと本当に不思議で、姿勢良く歩こうと背筋が伸びるし、自分がいい女になったような気持ちに。
たっぷりと使われた布が揺れる動きが美しくて、どうしても足元の裾を見てしまう。
会う人会う人に、「どうしたの?今日おしゃれ!素敵!」なぁんて言われちゃって。
この時初めて、洋服が持つ力を感じちゃった。

あれから4年

洋服を買うときには、たいがいLEBECCA boutique 。

あれだけ抵抗があった古着も、ワンピースも、よく着るようになった。
少しガーリーな服でも自分なりに組み合わせて似合うように工夫できるようになったし、迷った時には大天使に聞くと一発で解決する。

私にとって洋服のことはなんでも相談できる、貴重なファッションアドバイザー。(勝手に名付けた)センスが凄すぎて、天才と呼んでいます。

私のクローゼットには、旅行に行くときに、スーツケースに詰めたい服たちばかり。
そのくらい、納得して欲しいと思ったものだけを買っている。
買う数は多くないけど、ときめきは逃さないように。

私の密かな夢は、夏のイタリアで『イタリアを走るサロペット』を纏うこと。
他にもヨーロッパの街並みに合わせたい服がたくさん!

好きな服を着て歩くと、自分に自信が持てるようになったし、何より気分が上がる。
なんだか元気が出ない日や、何かの力を借りたいときには、必ずここの服たちを纏うようにしている。あとは、特別な日にも。
大切な人に会う日。気分を上げたい日。思い出に残る日になるであろう日。

きっと、ほぼ毎日だなぁ。

街を歩く自分を好きでいられるように。
自信を持って、姿勢を正して歩けるように。

とてつもないパワーを持つ服たちです。
騙されたと思って、お店に行ってみて。
スタッフの皆さんは全員可愛くて、全員素敵。
迷ったら適格なアドバイスをくれます。本当に。
そして、似合わないなんて思わないで、素敵だと思うなら試着してみて。

着たら最後。きっと手元に置きたくなるはず。(私はこうして何度もお金を落としています)
そして、見せびらかしたくなるはずだし、大切な人に紹介したくなるはず。

実際、私は世紀の大失恋をした友人にここを紹介をしました。
もう何もかも手につかず、このまま消えてしまうのではないかと思うくらい落ち込む彼女に、少しでも新しい気持ちを取り入れてほしくて。
彼女も洋服はシンプルなものを好むスタイルでした。
お化粧も、おしゃれも、誰かのためでなく”自分のために”楽しんでほしくて。

服装は内面の1番外側、らしいから。
素敵なあなたの素敵さを、ガンガンだしていっちゃお〜

気になったかたは、#レベッカブティックのこと をインスタで調べてみて。
全てのストーリーが公開されているわけではないけど、思わず欲しくなる、心が動くものばかり。

最後に

ここまでブランドの魅力を書き綴りましたが、何よりすごいのはえるさん。
今まで私の世界になかったものをたくさん教えてもらいました。
是非インスタグラムやTwitterもみてほしいなぁ。
これとか、本当にすごい。

私が『物を買う』ということに対する意識が変わったきっかけをもらった。
これは本当に欲しいものなのか、大切にするのか。
手頃だから買うのではなく、その生産背景や想いを重視する様になった。
(もちろん全てが全てそうではないけどね。UNIQLOもGUも好き。)

文章を書くことにとても長けていらっしゃる方なので、もちろんnoteもあります。
お気に入りはこの記事。

そのほかにも、熱量を感じるものばかり。
どこを切り取っても魅力的な方です。



最後まで読んで下さった方へ、ここだけの話。

今回、この記事を挙げたのは他でもない大天使が、彼女プロデュースのオリジナルアイテムを発売したことのお祝いの意味を込めて。


バイヤーとしてヴィンテージアイテムを買い付けたり、プレスとしてのお仕事が主な彼女の、センスとこだわりが詰まった第4弾。

今回は前回までのワンピースに加えて、ブラウスとパンツの3種類リリース!
めでたいことこの上ないニュース。

どれも可愛くて着回し力抜群で、やはり天才です。
売り切れ必須…
恐ろしくて店舗に駆け込みました…
なんとかゲット…

私の価値観を変えるきっかけをくれて、今も1番信頼しているファッションアドバイザー。

彼女は唯一、ブランドオープンからずっと働き続けているメンバーです。
ここまで、このブランドの全てを見てきた人。

彼女の描く文章も、彼女と同様に素敵なので是非。



私のお気に入りの服たちとヨーロッパに行けるのはいつになることやら。

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