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ドローしたいならニヴ×ニヴ!!! デッキ2パターンリスト・解説 【PiEDH 先見者、ニヴ=ミゼット】
はじめに
パイオニア統率者おすすめカードというシリーズを頑張って続けているところですが、それはそれとしてファウンデーションズのプレリリース期間ですね、というところで。
用事を済ませついでに、先行販売していたのでコレクターブースターを少し買ってみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1731141063-ifCyV64xAep1oaYLEBRkjhFw.jpg?width=1200)
プレビューでも気になっていましたが、せっかくお迎えしたのでデッキを考えてみようと思います。
最近の個人的ブームことパイオニア範囲内で作ってみようと思います。ファウンデーションズのカードですしね。
ジャンプスタートでエターナルフォーマットの統率者候補はたくさん出たので、エターナルフォーマットはそっちでもいいかな、というのもあり。
統率者について
![](https://assets.st-note.com/img/1731141476-HoBYSu4ExFIjkL7VNeiQaAql.png)
6マナ5/5に飛行と、いつもながら頼もしいボディ。
今回のニヴ様はイゼットカラーに戻ってきましたね。
手札上限がなくなり、対戦相手に戦闘ダメージでないダメージに誘発してドローが可能、となっています。
ニヴ様とニヴ様によるコンボ
![](https://assets.st-note.com/img/1731141639-z2fZBExj1TO9WNR8smtqpCA6.png)
公式プレビューでも言及されていますが、こちらのニヴ様とコンボが成立します。
パルンの方は1枚ドローすればダメージとなっているので、今回の先見者と揃えばドローまたはダメージで無限にドロー、その枚数分ダメージを与えることができます。
注意点を挙げるとすればどちらのニヴ様も強制効果なので、このコンボだけで対戦相手を倒す場合、自分の残りライブラリ枚数が対戦相手のライフ合計以上である必要があります。
あまりそうはならないとは思いますが、倒せない状況なのに揃ってしまった場合、パルンのダメージ対象をプレイヤー以外に変えれば回避できます。
パイオニア範囲で実現できないこと
どちらかというと先見者ではなくパルンの話になるのですが、今回はパイオニア範囲内で作成したので、いわゆる《好奇心》系が使えません。
![](https://assets.st-note.com/img/1731142907-iJ4bN8q9xnaFpwAv0UBSdPIm.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1731143057-dHc0A1LR4WpeYDCOlmytoKSh.png)
パルンを統率者に指定したときとは異なる方針で組めるともいえます。
せっかくなので、対戦相手のライフをリソースにドローしていきましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1731148730-kmeF6ivr5ZsHofSbQ8WqaAIV.jpg)
パイオニア統率者では、という前置きが必要ですが。
マナ加速が少なくゆったりとした環境が形成されることが多いので、通常の統率者戦に比べると戦闘ダメージや統率者ダメージで決着がつくことが比較的多めになります。
そんななかで、戦闘ではなく直接ライフを攻めるカードも強いとされています。
そういったカードをそのままドローにもできるため自然に採用できるこのデッキはそれなりにやれるのでは?と感じています。
また、この色ではよくある追加ターンを無理に採用しなくても戦える点も、他のイゼットカラー統率者に比べるとよいのではないでしょうか。
コンボは採用していますが、今回デッキを考えるにあたって追加ターンは採用しないことにしてみました。
さて、前置きが長くなりましたがデッキリストを2つ作成してみました。
解説は1つめのリストがメインになります。
デッキリスト その1
採用したカードについて
大きく分けると、
・ライフを触りにいくカード
・序盤を支えるカード
・別の勝ち筋
・イゼットカラーの汎用性の高いカード
というかたちになっています。
これはリストその2でも大きくは変わりません。
順に解説していきます。
ライフを触りにいくカード
・光輝の魔道士、静電場、ケッシグの炎吹き、熱錬金術師
![](https://assets.st-note.com/img/1731151478-NtVScR3dmPGMO0JesjH6UqfI.png?width=1200)
自分がなにかするたびにダメージが飛ぶクリーチャーたちです。
同様の効果を持つカードは他にもあるので、お好みで。今回はタフネスが2以上を目安に、メリットが大きい順に採用した感じです。
・ウラブラスク/大いなる業
![](https://assets.st-note.com/img/1731151588-o6fSyXV7PqjUAGeWbCcZsiMz.png)
先見者と合わせると、インスタントやソーサリーを唱えると1ドローして赤マナ返ってきます。
裏面も噛み合っているので、変身できるタイミングはしても良さそうです。
・魔道士封じのトカゲ
![](https://assets.st-note.com/img/1731151761-XSDepMcr8l9oy23N7qYbmUjg.png)
上記カードと異なり、条件を満たすと自分にもダメージが飛びます。
2マナでタフネスが4というところで、序盤の壁にもなるので採用しています。
・剃刀族の棘頭
![](https://assets.st-note.com/img/1731151807-4saxg8fe6Gq9cFK2J7W3MYTv.png)
相手がドローするたびにダメージが飛びます。
通常ドローにも誘発する点がとてもえらいですね。
・砕骨の巨人
![](https://assets.st-note.com/img/1731152165-PbwEB2NzOWtkueh13ZdX4TAf.png)
出来事もダメージで、本体もダメージを与える効果のため採用しました。
・陽背骨のオオヤマネコ
![](https://assets.st-note.com/img/1731152200-ro5Dcx4FIOqhbT9BKMgEpC0P.png)
パイオニア範囲内では多色土地を咎める手段が少ないので、刺さるときはとても刺さります。
ライフを得れない点も、忘れがちですが良いですね。
《砕骨の巨人》の出来事もそうですが、ダメージ軽減できない点もプロテクションを貫通するので役に立ちそう。
・地盤の巨人
![](https://assets.st-note.com/img/1731152313-yRUplhOZKgDvGIjX683NHa0e.png)
攻撃するたび、は少しタイミングが遅いかもしれませんが、先見者とそろっていれば攻撃するだけで9枚ドロー。
対象をとっても9枚ドロー可能と、このデッキで強いアタッカーです。
・鍛冶の神、パーフォロス
・衝撃の震え
![](https://assets.st-note.com/img/1731153064-cltHZqruhRQgFmVjb0BXfva3.png)
後述しますが、なにかするたびにクリーチャートークンが出るカードを数枚採用しているので、それなりに誘発してくれると思います。
逆に言えばそういったカードを採用しないのであれば(採用クリーチャーが少ないのであれば)優先度は下がるかもしれません。
・永遠衆、ネヘブ
![](https://assets.st-note.com/img/1731152420-xztuFYnqvSI4cdHhKPp5aU8o.png)
このデッキで強いアタッカーかつマナ加速カード。
最悪攻撃しなくとも他にダメージを与えるカードと揃っていればマナ加速にもなります。
・峰の恐怖
![](https://assets.st-note.com/img/1731152455-t1vD76NWqTGBLrCxnelQVOam.png)
上記《鍛冶の神、パーフォロス》《衝撃の震え》と役割自体は同じですが、期待値が高め。
特に先見者と合わせると5→6で動きながら5枚ドローできます。
・パルン、ニヴ=ミゼット
最初に紹介した通り。
・イオン化
![](https://assets.st-note.com/img/1731152557-uyifJHnNXhd9EUOzrPC0lWYK.png)
打ち消しながら2枚ドローできます。
・魔術師の稲妻
![](https://assets.st-note.com/img/1731152597-3HQkLclNWPXI8ft9ESUirJ4h.png)
先見者をはじめウィザードが多いので採用してみました。
・プリズマリの命令
![](https://assets.st-note.com/img/1731152629-1RTiQlmZDSat4OhEvC3wqGbo.png)
そもそも使いやすいカードですが、一番上のモードで2枚ドローできるようになりました。
・稲妻波
えっ1マナで9枚ドローを!?
・目標の強奪
![](https://assets.st-note.com/img/1731152673-lce8QsTZB4dzuyAkRwJX6tEf.png)
序盤に使ってもそもそも使いやすい手札交換でしたが、先見者がいる状態であればトータル8枚ドローできます。
・金屑の嵐
![](https://assets.st-note.com/img/1731152729-XpsiHkJfzFn8uvGat6ImMrqP.jpg)
序盤に使って盤面をきれいにしてもよし、後半ドローとして使ってもよし。
自分が小粒クリーチャーを並べているときに少し使いづらいかもしれませんが、ライフばかり触っていても盤面に影響がないので・・・。
・乱動する渦
![](https://assets.st-note.com/img/1731152981-NJrzqAD1bVHwnpcYP8vQCsLW.png)
何もしていなくても1点のダメージを与えます。自分にもですが。
ピッチを撃つと痛いですが、パイオニア範囲内であればそこまで多くないですし、間接的に《原初の征服者、エターリ》等を妨害できているとも言えます。
・燃え立つ大地
![](https://assets.st-note.com/img/1731152880-tK6FojniY7y5VBlvqRmDpP1O.png)
陽背骨のオオヤマネコと同様、こういう形で多色土地を攻めましょう。
自分もダメージを受けてしまうので、ご利用は計画的に。
・嵐の伝導者、ラル
![](https://assets.st-note.com/img/1731153116-CTJUkXO9DHLnqyd4vpKI763A.png)
呪文の無限コピーで勝つことができるようになります。
「別の勝ち筋」で詳細を書きます。
序盤を支えるカード
・悪戯な神秘家
![](https://assets.st-note.com/img/1731153411-yok1aPFnTOYfNx4cDEtjZKzh.png)
ファウンデーションズで登場したニューフェイス。
各ターン2枚引く、という条件は先見者が出てからは容易なのは言わずもがなですが、自分ターンであればルーティングなどでも誘発するのでかなりゆるいと思われます。
・厚顔の無法者、マグダ
![](https://assets.st-note.com/img/1731153463-WZbRpH2J5Xg6m8jFPISrqUTL.jpg)
パイオニア統率者ならではのマナアーティファクトである《バネ葉の太鼓》《伝説の秘宝》とすさまじいシナジーを発揮します。
宝物5つを生贄に捧げる効果も、デッキから直接パルンを出せるので単なるマナ加速にとどまらずとても良いです。
・若き紅蓮術師
![](https://assets.st-note.com/img/1731153532-mxJkB8OnGA0NWEXS5hacuKs4.jpg)
ゆるい条件でトークンが出てくる頼もしいクリーチャーですね。
・ホムンクルスの大群
![](https://assets.st-note.com/img/1731153591-1uQlAbSkmBiPY4FyrpsgD26O.jpg)
こちらもファウンデーションズで登場したニューフェイス。
流石に放置されないとは思いますが・・・。
別の勝ち筋
・タッサの神託者
・神秘を操る者、ジェイス
![](https://assets.st-note.com/img/1731153706-ZsTtSElDio6yeM3h9rFY2AXL.png)
たくさんドローするので、無限ドローしなくても結構狙えそうです。
《ハイフェイのトリックスター》《出現領域》も採用してみたので、インスタントタイミングで出す手段も取れます。
![](https://assets.st-note.com/img/1731153826-YHaPvl2kALMO9uQ8qNKWhfCj.png)
・練達の魔術師、ナル・メハ
![](https://assets.st-note.com/img/1731153892-Q9ckfibMUAW4LEqSxhYBampG.png)
《双つ身の炎》《溶鉄の複製》をコピーすることで、ソーサリーの無限コピー/ナル・メハの無限出し入れが可能になります。
+《大魔導師の名誉教授》 :無限ドロー
+《嵐釜の芸術家》 :無限宝物、その分芸術家パワーアップ
+《嵐の伝導者、ラル》 :無限ダメージ
+《鍛冶の神、パーフォロス》等 :無限ダメージ
今回は見送りましたが、《双つ身の炎》《溶鉄の複製》だけでなく、《崇高な天啓》等他のクリーチャーをコピーするインスタント・ソーサリーでも同様のことができます。
土地(砂漠)
![](https://assets.st-note.com/img/1731153317-1PS8f2iUAjbqJZBYaoCzstvI.png?width=1200)
・乾燥地帯のアーチ道
砂漠を戻すとボーナスのあるいわゆるおかえりランド。
下記砂漠を採用したので入れてみました。
パルンと違って先見者はマナシンボルが少ないため、こういう土地を気兼ねなく採用できる点も差別化できるのかなと思いました。
・導路の塔門
砂漠諜報ランド。砂漠シナジーを考慮してなので、採用はお好みです。
・侵食された渓谷
1点飛ばす砂漠。砂漠シナジーを考慮してなので、採用はお好みです。
1マナ9ドロー等を見たあとだと少ししょっぱく感じますが、土地を置くだけで1枚ドローできると考えれば強くないですか?
確定タップイン?はい・・・。
・ラムナプの遺跡
砂漠土地を生贄に起動するため、他の砂漠も数枚採用しました。
先見者がいれば呪文を使わず4マナ起動(計5マナ)で6枚ドローが可能です。
今回採用を見送ったカード
検討中リストに入れているなかで、好みが強いかな?と思ったカードや、枚数の都合で削ったプランなどになります。
・祭典壊し
・地盤の危険
タフ1クリーチャーが並ぶデッキが周りに多いのであれば採用かなと思いました。
とはいえ1マナ3ドローなので普通にありだと思います。《稲妻波》がおかしいだけで。
・大歓楽の言霊
・煮えたぎるバイパー
最初は入れ得!と思っていましたが、パイオニア範囲内であれば通常の統率者戦に比べるとマナ総量高めなのでは?と思い今回は外してみました。
・最深の力、オヘル・アショニル
・擾乱のドミヌス、ソルフィム
・朱地洞の族長、トーブラン
ダメージを増やす系のクリーチャー3選ですが、ダメージを増やしすぎるとヘイトが高くなる+プレイヤーが減るとドロー枚数がトータルで減る、等を考え見送りました。
今回はレベルを上げて同様の効果を得られる《美術家の才能》のみを採用しています。
・滝の賢者
・蝗の神
過剰かなと思い今回こちらのカップルには待機してもらいました。
デッキリスト その2
リストの前に
このデッキではライフを攻めるカードがドローカードになるため自然に採用できる、とはじめのほうに触れました。
《稲妻波》が1マナで9枚ドローになるように、各対戦相手にダメージを与え、結果トータルの点数が多くなるカードが強く使えるわけです。
もちろん先見者を出していない場合、ただライフを攻めるだけになってしまう、という点が少し気になります。
その点モードを選べるカードなど、他に選択肢があるカードがより輝くわけなんですが、うってつけのカードがありませんか?
![](https://assets.st-note.com/img/1731149296-STPue4z6RUEDmqvcZBVJdKrp.png)
墓地にためると強いため序盤に唱えることに意味があり、先見者を出してからであれば3マナ9ドロー、デッキの中には早く出したいかつマナシンボルの濃いパルンが存在する・・・と、様々な条件が噛み合っています。
またまた前置きが長くなってしまいましたが、そんなわけでその2は《ドラゴンの接近》を採用してドラゴン色を高めたリストになります。
デッキリスト
より選択肢の増えるカード
このリストにすることによって、よりシナジーが増すカードに触れておきます。
・厚顔の無法者、マグダ
起動できた際直接場に出すのは基本パルンですが、場た手札の状態によって《双炎の暴君》も選択肢に挙がります。
・イゼットの魔除け
・プリズマリの命令
・大勝ち
・予想外の授かり物
・目標の強奪
・美術家の才能
ルーティングないしは手札コストに《ドラゴンの接近》を選ぶことで比較的無駄がありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1731154805-zdp9PxOcBtiymNDHjYk8nIUL.png)
特にこのカードはその1よりもレベルを挙げることにより意味が出てくるため、さらに強く使えるといえます。
その2で採用したカードについて
・遵法長、バラル
・ゴブリンの電術師
・嵐捕りの導師
![](https://assets.st-note.com/img/1731154719-5dO9AjG83UeJ4ImngRXQNsuB.png)
こちらのリストではソーサリーの比重が高くなっているため、その1では見送ったインスタント・ソーサリーのコストを軽減するクリーチャーを採用しています。
・龍王の召使い
・うろつく玉座
![](https://assets.st-note.com/img/1731154479-PwilH3j0QaDIszJfLc9Rpxy6.png)
ドラゴンをよりサポートするために採用しました。
なにかに反応してダメージを飛ばすクリーチャーたちと枚数は調整できるかな、という枠だと思います。
・光り角の海賊
![](https://assets.st-note.com/img/1731152111-8iW6q5OUmEhbXKcHyN047o1Y.png)
自分が手札を1枚捨てるたびにダメージが飛びます。
ルーティングするカードが数種類入っているので入れてみました。
《好奇心》系がないので、ディスカードフェイズ(エンド時の手札調整時)に勝つプランがとれず、そもそも先見者が手札上限をなくすなあ、と気付きを得ました。
・炎吐きの仔竜
![](https://assets.st-note.com/img/1731154019-zSy8HEf02sckGMN5CdPYvKO6.png)
こちらのリストでは、その「なにかに反応してダメージを飛ばすクリーチャー」はドラゴンにも反応する彼だけにしてみました。
先程も触れていますが、この系統は何を採用するのかは好みだと思います。
・燃え立つ空、軋賜
・黄金架のドラゴン
![](https://assets.st-note.com/img/1731154232-5XAy1RoebB4dYOxGmpuPWfKH.png)
ドラゴンに寄せたので採用してみました。
コピーカードはこちらのリストでは抜いていますが、それらと相性がいいので採用してもいいかもしれません。
・双炎の暴君
![](https://assets.st-note.com/img/1731154095-jR8oq5GHTYaJFUBiPeynmDsf.jpg)
その1では見送ったダメージを増やすカードですが、ドラゴンなのでこちらでは採用しています。
さいごに
ライフを攻めることがそのまま自分のアドバンテージにつながるとてもおもしろい統率者だと思います。
どちらのリストも試してみたいところです。
一番最初に作った統率者がイゼットカラーだったので、自分の肌にも合っているように感じました。
ファウンデーションズ、統率者目線でもめいっぱい楽しめそうですね。
次回の記事はまたパイオニア統率者おすすめカードに戻ると思います。
それではまた。
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