![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58687841/rectangle_large_type_2_2c563ea5539d7b5a49b41cf700455423.jpeg?width=1200)
Photo by
yoshizuka
「映像の世紀」──人類史という耐えがたいその濁流のなかで
あの『映像の世紀』が8月3日から再放送されると聞いて歓喜している。歴史好きやミリ好きでなくともぜひ一度見て下さい。20世紀の世界の歩みと人類の栄光と愚かさが全10集にまとめられた、NHKドキュメンタリーの金字塔的作品です。この作品の何が好きって当時の手記から引用された逸文の秀逸さですよ。 pic.twitter.com/SOImiFNvDu
— 道民の人@新刊ひなび・廃旅館本制作中 (@North_ern2) July 29, 2021
「映像」の文化そのものが近代と共にある。大量殺戮の兵器が開発されたのと、ビデオカメラが誕生したのは同じ世紀だった。カメラ、腕時計、映画、トラクター、缶詰、タクシー、飛行機、科学、ありとあらゆるものが生まれては戦争の道具になった。第一次世界大戦は、映像で記録された最初の大規模戦争である。
ここから先は
2,286字
とても頑張って生きているので、誰か愛してくれませんか?