「うつ病の生き残り」とサバイバーズ・ギルト
死に触れてきたひとはみんな同じなのだろうか。みんな同じような葛藤を抱えて生きているのだろうか?
わたしは今でもふとした瞬間にひどい罪悪感に襲われることがある。それはたとえば、今も精神疾患に苦しんでいる人に面と向かって「助けて」のサインを発されたとき。かつてのわたしと同じ病気、同じような境遇、同じような思考回路でその人は言う、生きているのが辛い。死んでしまいたい。こんな惨めなまま生きていたってしょうがない。
よくあることなのだ。類は友を呼ぶというのか、少なくともわたしの周囲にはそうしてSOSを発している人たちがほとんど常にいた。
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とても頑張って生きているので、誰か愛してくれませんか?