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NZで家を買うー娘の進路希望により、学区の雁字搦めになる
春が過ぎ、夏が始まる頃になってもまだ家は買えていませんでした。
何度かDeadline saleにオファーしたものの、他の購入者に負けてしまって購入までたどり着けないでいました。
そこで当初の希望範囲から少しずつ範囲を広げて探していたのですが、ここに来て娘が高校の進学希望を、どうしても今の学区内の高校が良いと言い始めました。
理由は簡単、今の中学校の友達のほとんどが、学区内の高校に進学するからです。
人気校への進学
学区内の高校はマンモス校で設備も充実しており、留学生も多く受け入れています。留学生が多い学校は、おのずとESOL(母国語が英語ではない子の為の、英語補修授業)が充実しています。
娘はNZ生まれではあるものの、両親が日本語を使い、家庭内で使用する言語が日本語なので、母国語は日本語という事になります。
そしてYear8の現在もESOLクラスを受講していて、英語が同年齢の子より遅れているのは確かです。
学区内の学校は人気校でもあるので、わざわざ避ける必要もないように思いますが、私はそれほど強い思い入れはありませんでした。
娘はどちらかというと、お勉強がすごくできるタイプではなく、かといってスポーツや音楽に秀でているタイプでもありません。真面目でコツコツタイプで、工作は上手だけど、絵も特出した上手さはありません。
私は、才能の有無にかかわらず、娘がやりたいと思う事はやらせてやりたいと思っています。
高校は選択授業の数が多く、なんとなくですが、人気があるジャンルは、過去の成績から優先度が決まっていくんじゃないかと考えています。
例えば選択授業や部活でサッカーがあったとして、定員が30名だとすると、やはりサッカー歴がある子や、能力が高そうな子を優先して選ぶんじゃないかと思うんです。
そうなると、勉強、スポーツ、アートいずれも飛びぬけてできるわけではない娘は、常に第一希望の選択を逃す事になります。
もしかするとそうなるんじゃないかなという危惧から、マンモス校より学区外の小規模校に行くか、引っ越しを機に小規模校の学区内に移動する事を考えていました。
動機は「友達と一緒がいい」という軽いものながら、何度話し合っても娘の意思が固かった事から、夫は「高校の学区内」を最優先事項とする事にしました。
高校の学区範囲は広いものの、いずれも不動産価格が高いエリアなので、なかなか厳しい道のりです。
NZの高校は5年間
NZは5歳から小学校が始まり、小学校6年、中学2年(小中一貫の場合は8年)、高校には5年間通います。小学校の次に長く通う学校になるわけなので、子供が行きたいところに入れてやるのが一番なのかもしれません。
ところで、NZの高校5年間のうち、後半の3年間で大学入学に必要なNCEAを取得します。高校卒業資格と大学入学資格になるそうで、仮に高校を卒業してもNCEAを取得していなければ、高校を出た事にはなりません。NCEAはレベル1から始まり、レベル3までの取得が必要です。1レベルごとに、必要単位を授業への出席(内申)とテストで取得していくそうです。
このNCEA、各校の取得率をネットで確認する事ができるのですが、NZ全土での取得率は大体50%程度。約半分ってマジかよって思いますよね。
近隣の学校を見ても、平均よりやや下とか、平均よりやや上のところばかり。しかし娘が進学を希望しているマンモス校は80%という高取得率。おそらくですが、人種の偏りが影響しているのではないかと思います。マンモス校はアジア人率が高いんですよね。
マンモス校、私はあまり乗り気ではなかったけど、NCEAの数字を見ると考えてしまいます。
娘は現状の進路希望(ケーキ職人)だと大学には行かないと思うんですが、それでもNCEAの取得そのものは必要になりますし。
夏になって売り上げ減。どうするどうなる
ただでさえ豊富とは言えない予算と学区内という縛りに四苦八苦しているところに、夏に夫の仕事の方で問題が発生し、売り上げが大幅減。なんとかやっていけていたものの、夫は当初の予算よりぐっと価格を下げたいと考えるようになりました。
ちょうど最初に申請したホームローンの期限が切れて、再申請していたのですが、これまた最初より組めるローン額を下げられてしまったのも影響していました。
ローンの方は、不動産屋さんの紹介でローンブローカ―を紹介してもらい、他銀行でのローンも検討する事になりました。
売上の方は、その後トラブルを解消した事で徐々に回復し、ホッとしています。