娘、小学校卒業
12月、娘が小学校を卒業しました。
卒業の数日前には、お世話になった老人ホームの方々へ挨拶に行く事もできたそうです。
小学校の近所にある老人ホーム(ヴィレッジ)のお年寄りが、子供達の本読みのお手伝いをする為に定期的に通ってくださっていたのです。
ここ数年は、コロナや学校の工事の影響もあり、会う事ができなかったようなのですが、最後にみんなで挨拶に行き、歌を披露する事ができたそうです。
娘の本読みを手伝ってくれていたおじいさんは、娘の事を覚えてくださっていて、楽しくお話できたと喜んでいました。
また、帰りにはお菓子やジュースなどのお土産をいただきました。
きっと子供たちが喜ぶように、選んでくれたんだろうなと思うと、心が和みます。普段、自分の祖父母が気軽に会える距離にいないので、こういった交流が持てる事はとても良いなと思います。
明るい卒業式
卒業式は、卒業生が今年入学の新入生か、きょうだいがいる場合はきょうだいを連れて入場します。在校生を席に着かせたら、卒業生は壇上に上がり着席。
卒業生が思い出を語るシーンは、卒業生数人がユニークなエピソードを披露するというものでした。こういうスピーチのシーンは、「面白い話をする」というのが定番っぽいです。基本的にかしこまった雰囲気ではなく、明るい雰囲気なのが特徴的だなと思いました。
校長先生からの言葉で印象的だったのは「これから先の学生生活で、常に正当な評価を得られるとは限らない」という、なかなか現実的なお話。
それでも、小学校で評価された事や、自信を失わずに歩んでいって欲しいというような内容でした。
まさかのメダル授与
卒業生の思い出の写真を見た後は、卒業生へのピンバッジの授与。日本だと卒業証書授与ですが、証書というか小さな表彰状のようなものと、ピンバッジを授与されます。その後は、卒業生の中から、各部門での優秀者へメダルが授与されます。
部門は算数、読み書き、スポーツ、リーダーシップなど数種類ありますが、これは卒業生全員がもらえるわけではなく、全体で言うと1/3ぐらいかな。娘には関係ないなと完全に気を抜いていましたが、なんとビジュアルアート(美術)部門でメダルをいただきました。優秀者と言ってもコンペティションなどで賞を取ったという事ではなく、単に学内で頑張ってたという事なんですが・・。お勉強的分野だと、全国模試の結果が反映されていると思います。全国模試自体、希望者しか受けないので、結果的に成績が良い子しか受けていないんですが。
とにかく、メダルもらうと思っていなかったので、思わず「えっ!」と私が声を上げてしまいました。娘も驚いたようですが、落ち着いてメダルを授与されていました。メダルは名前も彫り込まれたまぁまぁ立派なもの。
とても良い記念になったし、本人も自信がついたと思います。
退場も全く静かな雰囲気ではなく、友達と一緒に楽しく退場です。この日の為に練習したようで、各々ユニークなスタイルでの退場となります。腕を組んでスキップしたり、側転しながら退場したり。娘は友達をおんぶして走り抜けました。めっちゃかわいかった!
卒業式の後は、ポットラックでのシェアランチ。水遊びなど、とにかく明るいムードなのが印象的でした。
卒業式の後、2日ほど学校がまだあったんですが、学校最終日には、卒業生が友人や先生から制服にサインペンで名前をもらうという恒例行事があります。日本ならサイン帳や卒業アルバムに書いてもらうところですが、卒アルないしね。娘も制服にたくさん名前を書いてもらっていました。
私にとっても初めての卒業式だったけど、明るくて楽しくて、本当に良い卒業式だったなーと思いました。