海外のスクールキャンプ、気になる持ち物は?
3月上旬、娘は中学校に入学して初めてのスクールキャンプがありました。
2泊3日のキャンプ自体は小学校でも経験していますが、中学入学直後で、まだクラスメイトとの仲も深まっていない中、おそらく子供同士の交流を主としたものなのだと思います。
日本で学校行事での泊りというと、私の時代は登山用みたいな大きめリュックやボストンバッグが主流でしたが、NZの場合は大型スーツケースが基本です。学校からもスーツケースで来るように言われます。
うちは日本に帰省する時用に一番大きいスーツケースがあるのでそれを使いますが、大抵はMサイズを持ってくる家庭が多いかな(うちはMサイズがない)。Sサイズのスーツケースだと、どうしても他に荷物を詰めるバッグが必要になります。
2泊3日なのに?と思いますが、学校から渡される持ち物リストを見てみると、その理由がわかります。
寝袋、枕、シーツも持っていく
まずリストは
・Sleeping bag(寝袋)
・Pillow+Pillowcase(枕+枕カバー)
・Fitted sheet(マットレス用シーツ)
・Top sheets and blankets (optinal)(かけ布団用シーツと毛布。必要な人のみ)
で始まります。
キャンプと言っても、泊まる場所はテントではなく合宿所のようなところ。二段ベッドが4個並ぶ1部屋8人のドミトリーみたいな部屋です。日本でもこういう場所はあって、大抵は枕、布団はもちろんシーツも付いていると思いますが、海外の場合はシーツがない場所が主流のようです。
その為、マットレスに敷くシーツ、枕は持参。掛け布団もないので、寝袋の中に入って寝る人はTop sheetsいらないと思うけど、寝袋のジップを開けて掛け布団のようにして使う人は、シーツが必要な場合があります。(でも個人の好みの問題)
夏だしって事で、うちは毛布は小さいひざ掛け程度のものを持たせただけでしたが、ちゃんとした毛布持たせた人はもっと嵩張ったやろなぁ・・・。
2泊3日とは思えない膨大な量の服
キャンプの場所は、クライストチャーチから車で1時間ほどの山の中。
そもそも、夏でも朝夕と昼間で温度差が激しく、長袖を着たり脱いだりする事が多い上に、山の中はもっと気温が不透明な為か、持参する服の量が多い。
・4-5 tops (at least two long-sleeved)(トップス4-5枚、うち2枚は長袖)
・2-3 pairs of trousers / track pants (not jeans)(長ズボン2-3枚。デニム不可)
・2-3 jerseys/bush shirts/polar fleece (it may be very cold)(ジャージやフリースの上着2-3枚)
・Changes of underwear (At lest 4 changes)(下着セット4組以上)
・6 pairs of socks (1 woolen pair would be good)(靴下6組。うち1組はウール製だとなおよし)
・Warm pyjamas(暖かいパジャマ)
・Raincoat or parka (must be waterproof)(レインコートか雨合羽)
・3 pairs of shorts - need to be able to tramp in(半ズボン3枚。ハイキングできるやつ)
・2 thermal tops(保温性が高いトップス2枚)
2泊3日ですよね?と思うほど量が多い。基本的には夏で暑いから半袖+寒い時用の長袖を同じ量だけ持っていく為です。
bush shirtsって言うのは、アウトドアとかキャンプ用の上着で、多分燃えにく素材とかなのかな。track pantsはスウェットのズボンですね。
夜は寒いのでパジャマは長袖推奨。うちは上に着るガウンも持たせました。
上着はアウトドア派じゃないからそんなにバリエーション持ってないので、ウォータープルーフの冬用ジャケット1枚、ジャージ1枚、大きめのウィンドブレーカー1枚、薄手のUVカットパーカー1枚を持たせました。そのうち実際に使ったのは、ウィンドブレーカー、UVカットパーカーとパジャマ用ガウンだけだったようです。
半ズボンも使ったのは2枚かな。持たせたやつが気に入らなくて、初日に履いてたやつを最終日にも着まわしてました。長ズボンは一切使わず。長袖Tシャツ、サーマルシャツも不使用でした。
・Handkerchiefs/tissues
・Sunhat
・Sunglasses
・Beanie or woolen hat
・Togs
ハンカチ/ティッシュやレインコートはスーツケースではなく、手持ちのリュック(それも必要)に入れました。帽子は当日被りますが、それとは別に寒い時用のニット帽も持って行きます。過去一回も使った事なさそうなので、いらないんじゃないかという気はしています。
サングラスは、紫外線が強い国ならではの持ち物かも。逆に日本だと持ってきてはいけないものに入ってそう。
Togsというのは、水着の事です。
靴も3足必要
・2 pairs of sturdy footwear (1 pair suitable for tramping)(靴2足。そのうち1足はトランピングできるもの)
・1 pair for around the campsite(could be slides, flats etc)(キャンプサイト周辺で歩く用。サンダルなど)
トランピングって、ハイキングよりちょっとハードなんだったかな?差がわかりませんが、とりあえず娘は山の中を3時間歩いたらしいです。
昨年の小学校のキャンプでも同じ様な行事はあり、その時は泥水の中を歩いて渡ったので、使ったシューズはもちろん、履いていた靴下も泥水でめちゃ汚く臭くなってました。
普段全くハイキングの類をしないので、娘にはかなりしんどかったのではないかと思いますが、滝から流れる天然水を飲んだりできたそうです。(インストラクターの許可のもと)
あと、高さ8mの崖からハーネスを付けて降りる。アーチェリーをするなど、なかなか日常生活ではできない体験をいっぱいしたようで良かったです。(いやハードやな)
アメニティはお決まりの手法で
・Soap
・Deodorant
・2 towels
・Toothpaste and toothbrush
・Shampoo / Conditioner
・Sunscreen (Very important)
・Insect Repellent (Very important)
・Bandaids
・Personal medications
石鹸、シャンプー、リンスなどはホテルなどに置いてある小さいやつを持たせています。昔、友人が旅先でもらって、大量にうちに置いていったものを使っています。タオルは、バスタオルですね。日焼け止め、虫よけスプレーに加えて、娘は虫に刺されると酷く腫れるので、虫刺されの薬も持たせました。Personal medicationsはアレルギーの薬や常備薬などで、これを持たせる場合は、事前に担任の先生に申告しておく必要があります。
・Torch
・Daypack
・Biscuits / Baking
・Packed lunch (Day 1 only)
・Full drink bottle
Biscuits / Bakingっていうのは、2日目のモーニングティー用におやつを持ち寄るという事です。手作りお菓子でもOKなんですが、1日常温保存だろうし、あまり手作りのものは持たせたくなかったのですが、娘が卵アレルギーの友人の為に、卵ナシのチョコレートブラウニーを作って欲しいというので、今回はそれを作りました。ナッツアレルギー等にも一応配慮して、めちゃシンプルなブラウニーになってしまいましたが、友人には喜んでもらえたそうです。
その他持ってきて良いものとしては
・Camera
・Book
・Board games / playing cards
・Camp concert items
デジカメはOKだけど携帯はダメです。キャンプコンサートというのは、夜に全員参加のショーがあるので、それで使うもの。全員参加ってキツイですよね・・・。こういうのが苦手な娘ですが、同室の女の子達と事前にダンスの練習をしていたらしく、ショートコント仕立てのダンスを披露して、見事3位に選ばれたそうです。ダンスの動画見せてもらったけど、めっちゃかわいかったです。
そんなこんなの大荷物、まとめるとこうなります。
スーツケースLサイズ+リュックには余裕で入りますが、しかし大荷物だな。。。
おかげで楽しいキャンプになり、お友達ともより仲良くなれたようなので良かったです。
最近の長女お気に入りソング
https://open.spotify.com/track/2xBibqkmXJ4NQCe8lJeZco?si=0174b324f3c942b1
どういう気持ちでこれ聞いてんのかなって思ってます。
中学は、ライティング中など作業中にヘッドホンをつけてデバイスから音楽を流す事が許可されている(マジかよ)ので、作業用BGMになってるらしい。なのに、車でも流してほしいらしい。