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未婚シングルマザーの子どものアイデンティティに対する不安をリヴァイくんで考える

あけましておめでとうございます!
ついに1月!あと少しです

あと少しで『進撃の巨人』ファイナルシーズンの
後期が始まります
すっかり『進撃の巨人』に傾倒した親子としては
楽しみすぎますw
私はどうあのストーリーをアニメ化するかが
息子さんは始祖エレンが楽しみ

という事で
最近気になって書いている
未婚シングルマザー✖️進撃の巨人のコラボですw

『進撃の巨人』といえばリヴァイ兵長
大好きなリヴァイくんです💖

実はリヴァイくんも
未婚シングルマザーの息子です

リヴァイくんは娼館で働いていた
母・クシェルが客の子供を身篭り生まれました

もともと貧乏でしたが
母が病気になり死亡
リヴァイくんもガリガリになって
餓死しかけのところを
妹を探しにきたケニー・アッカーマンに
発見され保護されます

たぶん設定では4歳
訪ねてきたケニーに
『死んでる…』とだけ伝えます

ケニーに『名前は?』と尋ねられ
リヴァイくんはこう答えます
『リヴァイ……ただのリヴァイ』

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『進撃の巨人』では、多くの人が
氏と姓を持っています
主人公のエレン・イェーガーや
ミカサ・アッカーマン、アルミン・アルレルト
エルヴィン・スミス、ハンジ・ゾエ

ペトラ・ラルやエルド・ジンなどなど
モブキャラにも名字があります

しかし、リヴァイくんは登場から暫くは
〝リヴァイ〟という名前のみでした

ケニーはリヴァイくんの叔父さんなのですが
アッカーマン家は王政から迫害を受けています

ケニー・アッカーマンは
別名〝切り裂きケニー〟と呼ばれて
有名な憲兵殺しの殺人鬼でした

ケニーはずっと
なぜ自分がアッカーマンであるというだけで
迫害を受けているのか
その謎に非常に興味を持っていました

どういう経緯でリヴァイくんのお母さんが
家を出て地下街と呼ばれるスラム街の
娼館で働いていたかはわかりませんが

幼いリヴァイくんの発した
〝ただのリヴァイ〟という言葉に
ケニーはショックを受けます
妹は自分がアッカーマンである事を
息子にも隠していたからです

『(アッカーマンは)名乗る価値もねぇよな』
と呟きリヴァイくんにこう告げます

『俺はケニー』
ただのケニーだ』
クシェルとは…知り合いだった』

母親の生家への拒絶?断絶?から
〝アッカーマン〟という
一つのアイデンティティが伏せられたまま
リヴァイくんは大人になります

もちろん未婚シングルマザーで娼婦だった
母から父親の話など聞いてないでしょう

とてもアイデンティティが不安定なまま
育ったのがリヴァイくんです

リヴァイくんを保護して
数年一緒に暮らしていたケニーですが
ある日、リヴァイくんの前から
突然姿を消してしまいます

そして、時は流れて
調査兵団の兵士長と中央憲兵の隊長として
敵同士として再会します

リヴァイくんは30代前半ということなので
約20年ぶりの再会でしょうか。。。

で、なんだかんだあって(←超雑w)

死に際のケニーとリヴァイくんは対話をします

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リヴァイくんはケニーに

『本当は…母さんの何だ?』

リヴァイくんはケニーを
自分の父親と思っていたのかもしれません

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ケニーが自分はクシェルの兄貴であると
告げた時のリヴァイくんの表情からも
ずっと父親だと思っていたように感じられます
『父親ではなかったんだ…』って表情に見えませんか?

まぁ、リヴァイくんは身長160センチ
ケニーは190センチ

黒髪と茶髪だし

ケニーの目はリヴァイくんの
特徴的な三白眼と違うし

外見的には生物的な父親要素ないですが。。。

因にケニーの若い頃はこんな感じ

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20年ぶりに会って
目の前で死にかけている人間に
そう問うということは

それだけ〝自分の父親は誰か?〟
〝自分は何者なのか?〟と言う疑問が
強くリヴァイくんの中にあったと。。。

当然のように父親がそばにいれば
そこまでの執着を持たなくて済んだはずです

未婚シングルマザーで
子供を産んで育てるの上で
例え未婚シングルマザーでも
父親の存在は無視できないし
例え聞かれなくても、時を見て
ちゃんと子どもが理解し納得できるように
説明すべきだと私は思っています

例え、子どもが普段気にしていないように
見えたとしても
子どもの心のどこかに痼としてあるかも
優しい子ほど母親に気を遣い
父親の話題を口にしないかも知れない

しかし、殆どの人は大人になるまでに
生物学上の男性と女性がいなければ
自分は生まれてこなかった事
自分には母親父親両方の遺伝子を持っている事を
知ることになります

父親という子どものアイデンティティの半分を
母親というだけで抹殺することは
許されないと思うのです

ケニーは最期に

『みんな何かに酔っ払ってねぇと
 やってられなかったんだな。。。。』
『酒だったり…女だったり…夢…子供…力…』

と言います

クシェルはケニーに
こんな世界に生まれてきて幸せななれるのか?
どんな夢が見れるのか?と
産む事を反対されたのに産むと言って聞かなかった

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〝自分の子ども〟が拠り所であっても
〝自分の子ども〟にも人格や人権があり
所有物ではない事を自覚して

どうすれば、
子どもが幸せになるかを考えれば
本当に自分は未婚シングルマザーになるべきか 
自ずとわかると思います

母親と父親の不仲や
母親が父親どちらかとの断絶
どちらも子どもにとっては嬉しくない話です

確かに女性には妊娠出産のリミットがあります
子供を望む女性が子供を産める事は
素晴らしい事ではありますが
産まれてくるのは〝モノ〟ではないのです
ちゃんと人格を持った人間です

子供を産む事が自分の人生にいかに影響するかを
考えるのと同じ重さで
自分の元に産まれてくる事になる子供の人生に
その選択がどのような影響を及ぼすか
真剣に考えて欲しいです