自己組織化をおこすには?①
私は2019年7月からSLFです。
SLFは田原真人さんを中心に、与贈工房(現トオラス)の仲間達が提唱して社会に生みだそうとしている「自己組織化ラーニングファシリテーター」の略称です。
ここでいうラーニングファシリテーターとは、「適切な問いを立て、学習者の主体的な学びを促進する人」のことです。自己組織化ラーニングファシリテーターは、学びのプロセスをメタ視点で理解し、状況に応じた関わり方をしながら、学習者が自ら学び、周りの学びを促進する力を獲得することを支援します。
「自己組織化」は元々物理用語で、1977年にノーベル化学賞を受賞したイリヤ・プリゴジンが、ある研究のなかで静的な自発的秩序化のことを自己集合(self-assemble)、対流や化学振動のような動的な自発的秩序化のことを自己組織化(self-organization)と呼び、区別したそうです。(SLF講座資料より)
インターネットで「自己組織化」を検索していると、下記のホームページのなかではこのように説明されています。
簡単な要素から、自発的に複雑なシステムが組み上がることを、「自己組織化」と呼びます。種から植物が成長することや、人間社会における秩序の形成なども、広い意味での自己組織化とみなすことができ、多くのジャンルで注目を集めている概念です。文:佐藤健太郎(サイエンスライター)
トオラス(元与贈工房)が提供している「オンライン講座のひらき方」は0期・1期・2期(私はこれを2019年5月に受講した)までは田原真人さんがファシリテーターを務めていました。この講座をSLF卒業生の実践の場として取り組みはじめた3期では、私を含めた4人のSLFがファシリテーターに挑戦させていただきました。田原さんのファシリテーター技術に近づくために、必死で挑戦した日々を思い出しています。
講座中に何を学び、何を実践していたのかを振り返る会を開きながら、かなりの時間を割いてこの講座のファシリテーターとして実践しました。この貴重な体験を他の講座中にも役立てるために「講座中にSLFとしてどのようにふるまうのか」を中心に次回から言語化してみようと思っています。