「コーチ」のスタイルと「クライアント」の揺らぎ・・
本間正人さんの「エッセンシャルコーチング講座」を受講したみなさんと一緒に「卒業生の会」のグループをつくり、練習会をしています。今朝も7時から1時間半の練習会がありました。
参加者の居住地・職業・年齢・性別はばらばらで、オンラインだからこそ多様な方々に出逢うことができます。リアルな場所ではこんなに多様な方々と出逢うことは難しいのではないでしょうか。特に私自身の仕事は看護師なので、自分の勤務している職場以外の人と学び合える経験はとてもありがたいことだと感じています。講座受講後から、今日で7回目の練習会がありました。その日に集った方々によって、練習会で得られることには違いがあります。何が得られるかは参加してみないとわかりません。でも、毎回毎回違った経験ができるのでとっても貴重な機会になっています。今日は、これまでの練習会を通して見えてきたことを書いてみたいと思います。
【目次】
1.「コーチ」のスタイルの違い
2.「クライアント」の揺らぎ
3.私は「コーチング」のスキルをどのように活かしていきたいのか
4.コーチングを学び続けるために・・
1.「コーチ」のスタイルの違い
コーチングってなんだろう?
ICF国際コーチ連盟によると、
コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くことです。対話を重ね、クライアントに柔軟な思考と行動を促し、ゴールに向けて支援するコーチとクライアントとのパートナーシップを意味します。
と書かれてあります。また、本間正人さんの著書『コーチング入門〈第2版〉』では
コーチングのエッセンスは
「信」「認」「任」という3つの漢字に集約される。
と書かれてあります。
私は、これまでの人生で「コーチング」をしている方にお逢いしたことはありませんでした。「コーチ」と言ってもいろんな分野にいろんなスタイルのコーチがいるのだと「コーチバンク」のホームページで知りました。このコーチバンクでは、無料のコーチング体験や、自分に合ったコーチを探すことができるようになっています。コーチングを学びたい方には学ぶ場所や、勉強会への参加も準備されています。
私は、エッセンシャルコーチングの卒業生の方々と一緒に練習会をするなかで、「コーチ体験」と「クライアント体験」、「オブザーバー的な体験」の3つの体験ができています。前述したように多様な方々が集っているので、それぞれの人生経験の幅や深さの中から繰り出される質問には個性があることに気づきます。
コーチングに必要な「傾聴」「質問」「承認」のスキルや、そのアプローチの方法は同じように見える部分もありますが、誰がコーチ役をするかによって、まったく違うように感じています。どんな経験のある方にコーチングしてもらうかは相性があるかもしれませんし、同じ人にコーチングしてもらっても、その時の双方の空気感や場の持つエネルギーによってさまざまな形があるんだなぁ・・と感じます。
2.「クライアント」の揺らぎ
自分ひとりでは解決できないことを誰かに話すと、自分の頭と心が整理されて「すっきりした~!!」という体験をしたことがない人はいないかもしれません。でも、日常生活や職場で感じるもやもやは大抵「愚痴」として消費されてしまうことが多く、逆に「自分自身の不甲斐なさや相手への怒りを増幅させて終了!」ということになるのではないでしょうか・・。
すくなくとも私自身の体験ではそうでした。
オンラインで学ぶようになってから、もやもやすることや気持ちが揺らぐことは、自分自身へのギフトになるのだとわかってからは随分生きるのが楽になりました。成長したいからもやもやするんですよね。成長したいから心がぐらぐら揺れるんですよね。
オンライン対話に出逢ってからは、リアルで居酒屋に行って愚痴をこぼす時間がなくなりました。信頼できるコミュニティのなかで話すと、それを話すことで自分自身への成長につながっている感覚がとってもよくわかるようになったからです。
「コーチング」のスキルを学んでいる方々との間柄では、毎回素敵な体験ができます。「雑談」も楽しいですが、「スキルアップ」を兼ねているのでとってもお得なコミュニティに出逢えたことに感謝しています。
3.私は「コーチング」のスキルをどのように活かしていきたいのか
本間正人さんが講座中にみせてくださった艶やかなデモセッションで、すっかりコーチングの魅力に引き込まれました。コーチという役割が、クライアント自身の引き出しを自分の力で開いていく様子はとても迫力がありました。自分自身の内側にあるもやもやを自分の力で「なんとかする」「なんとかしようとする」ことをコーチの力で支援する・助ける役割なんですよね。
オンライン対話の素晴らしさを体験しつづけているので、対話の場の素晴らしさを体験してもらえるような場を創っていきたいと夢みています。昨年から場の名前だけは決めているのです。
「対話のNukadoko」・・多様な方々がありのままの姿で対話し合うことで、予測不可能な化学反応を起こしていく場を創りたいのです。
実際にそんな場づくりをされている方々が開いてくださるところに出逢い続けています。参加させていただくだけではなくて、自分自身もそんな場づくりを体現したいなぁ・・と夢見ながら学んでいます。
まだスタートラインにも立っていないのですが、夢見ながら学ぶことで毎日が楽しく張り合いがあります。このnoteもその一貫ではじめました。たいしたことは書いていないのですが、今回で連続57日目になりました。
4.コーチングを学び続けるために・・
講座中の宿題で「ヒーローインタビュー」をしたのです。現在は10名で止まってます。やっぱり、それを継続しよう!!それから、ここの卒業生の会のみなさんと一緒に、継続的に練習会を体験したい。
学び始めてから、看護師として勤務しているときにも「患者さん自身がありたい姿とはなんだろう?」と立ち止まるようになりました。まずは治療が優先ですが、同時進行でその方自身のありたい姿を想像したり聴いてみたりしています。
本間正人さんの本の中に、「コーチングはすべての人に大切な基本スキルである。」「基本的なことだからこそ、奥が深いという面もあります。「聴く」のはコーチングスキルの基本中の基本ですが、言葉を聞くのか、声を聞くのか、心を聴くのか、音を聞くのか、本音を聴くのか、深めていけばいくほど、奥義がある世界と言えるでしょう。」と書かれてあります。
コーチングに出逢えたことに感謝しながら今日の投稿を締めくくります。