#医療従事者の声を聴いてください
我慢しているのは医療従事者だけではないことはわかっているけれど、私が看護師であるため医療従事者に対する偏見や差別は時々耳にしていました。
面会制限されている入院中の患者さんも、そのご家族も我慢しています。
そのつらいお気持ちがよくわかるので、さらに医療従事者は自分達が「なんとかしなきゃ」と思って頑張っています。
コロナ感染者が増加して、通常の医療体制を崩壊させている状態・・・
医療従事者の心も崩壊しているというニュースが飛び込んできます。
医療従事者に対して偏見や差別の気持ちはきっと「不安」からくるのだということも理解できます。でも・・・
「あなたがもし、コロナ対応の医療従事者になったとしたら?」
家族はどうしますか?同居している高齢の親はどうしますか?
子どもの世話はだれがしますか?
あなたと同じように医療従事者にも普通の生活があります。
医療従事者もあなたと同じように「不安」です。
「鬼ちゃん」が「#医療従事者の声を聞いてください」というハッシュタグ投稿を呼び掛けていたようです。どれくらいの方が書き込みしたのかわからないのですが、医療従事者自身のもやもやを吐き出すことができる場所を創ってくださっているので、楽になった方もいたと思います。
ただ・・SNSには両極の考えをする方々もいらっしゃるので、逆に攻撃されてしまってはかえって危険ですね。安心して吐き出すことが出来る場があると「ありのまま」吐き出すことが出来そうですが・・
安心して吐き出すことが出来る場とは、心理的安全性の高い場だということですよね。それはオープンな場ではなくて、クローズドの場の方が調整しやすいのかもしれません。でもクローズドだと広くたくさんの方に吐き出してもらうことは難しいですねぇ。そして、たくさんの方に「聴いてもらうことは難しい」ということになります。
どんな仕組みがあったらいいのでしょう?
医療従事者の心を癒し、そうでない方の「不安」を減らす。
どんな仕組みがあるとお互いが「チーム」になることができるのでしょう?
国が「こうしなさい!」と言うからそうするのではなくて、ひとりひとりが「こうした方がよさそうだと思うから、自分から進んで「こうしているのだ」っていう形になった方がよさそうです。
場を創って⇒みんなで共感しあって⇒出した言葉が肯定されて⇒お互いの言葉に耳を傾けあう⇒それがしかるべきところに届けられる・・
考えてみたいテーマです。
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