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対話実践の輪を拡げていく
はじめに
長崎市スタートアップ支援事業「コッコデショ!2023」エントリー中の看護師ひよこです。2023年8月17日のフィードバックを受けて、第2回8月24日までにピッチ(誰かに何かを決断してもらう短いプレゼン)資料をアップデートしている途中です。前回は、私が「自分がやりたいジャンルには何が欠けていてどこを目指すのですか?」の答えを探してみました。すると、対話を拡げたい。対話を開いている人達をつなげたい。参加者同士に橋をかけたい・・・。そんな思いがあることを再認識しました。
その記事をFacebookグループに投稿したところ、かんさんより下記のようなコメントを寄せていただきました。今回は、「結果・効果の違い」について考えながら書いてみたいと思います。
手段の違いは分かった「結果・効果の違いは何ですか?」と、次は聞かれそうな気がします。
オープンダイアローグ対話実践のガイドライン
オープンダイアローグはフィンランド西ラップランド地方で開発されてきた精神科医療の包括的なアプローチです。オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン(ODNJP)は日本におけるオープンダイアローグの普及や実践支援などの活動を行うことを目的としています。
オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン(ODNJP)のホームページに「対話実践のガイドライン」が掲載されています。だれでもダウンロードしてみることができるものです。
精神科医療は、薬物治療や入院が一般的ですが、それを「対話実践」に置き換えることで「なんとかできないか」ひたすら実践を繰り返しています。世界中でみてもなかなか拡がっていかない取り組みのようですが、「対話実践」を体験した関係者(クライアント・セラピスト)双方的に変化が起こることがわかっていると書いてあります。
私は、「学びの場」主催の「対話のきくはなすを学ぶ場」で1年位オープンダイアローグ的な対話の場に参加させていただいている体験から、これは私が目指している「自分らしさを問い続ける」ことと相性がいいことを実感しています。この「ガイドライン」に、
こつこつと対話実践の輪を拡げて行く
「短期間で成果が出せる」といった効率性の問題ではない
と書かれてあって・・・私がやっていきたいことはまさにそれだなぁ・・と思いながら読んでいます。そして、一度でも「良い対話」を経験すると、その記憶は深く刻印され、セラピストのあらゆる実践に対して影響を及ぼし始めます。「とりあえず実践してみること」を勧めたい。の部分・・・にも共鳴します。
誰かと対話することで救える命があるかもしれない(精神医療に辿り着く前に)
オープンダイアローグは、精神医療の現場で実践していくものなので、セラピストは専門的な知識を持ち合わせているのですが、一般社団法人FLATが行っている活動は、いろんな立場の人たちがごちゃまぜの状態でオープンダイアローグを学んだり実践したりしています。この場でも「良い対話」の経験をさせていただいています。そして、みんなで学び合うこと、実践することの大切さを毎回感じています。
24時間、対話実践の場が開かれることが目標
「いのちの電話」は最後の頼みの綱としての重要な役割を果たしていると思います。そのおかげで助かった命があるでしょう。「死にたいと思うほどの辛い気持ちを抱える」前にも、日常生活にあるさまざまな葛藤や違和感でストレスを抱えている人も多いように思えます。実際に学び続けたり対話実践している私だって日々反応的に対応する場面ばかりです。反応してから、自分はロボットじゃないんだなぁ・・と安心することにしてます。
いのちの電話にはどんな相談内容が多いのか?
日本いのちの電話には、死にたいと思うほど辛い気持ちを抱えている方が電話をかけてきます。2020年1月〜12月の520,754件の電話相談のうち、自殺傾向のあるものは11.4%にあたる59181件でした。これを多いと感じるか少ないと感じるかは人によるかと思いますが、年間6万人もの方が仕事や人間関係がうまくいかない、生活に困窮している、事業で失敗した、いじめにあったなど、命を絶つしかないといった考えに至りそうで、でもその前に助けを求めたいと最後の頼みの綱として、いのちの電話を使っているということです。
コミュニティカンパニーとして挑戦していきたいのは、この対話実践の場を24時間開けるところまでをひとまずの目標にしたいということです。「誰かに聴いてもらいたい」となった時に、「対話のNukadoko」で自分らしさを問い続ける方々がいるという安心感は世の中を癒すのではないかしら?私自身は癒されるのですが・・・。だって毎日毎日どうしていいかわからないくらいムカつくことがあるんですもの。
結果・効果の違い
前回の記事に対する「かんさん」のコメントにお答えしてみる形で考えてみました。そして・・・結果と効果は、
挑戦してみないとわかりません
ということになりました。でも、この部分を考えられたことはとてもよかったです。「挑戦してみる」「とりあえずやってみる」ことがもしかしたら精神医療の予防につながるかもしれない!!と大きな目標を立ててみることにします。かんさん、コメントありがとうございました。自分一人では到達できない部分に行き当たりました。
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