見出し画像

4月10日は女性参政権記念日でした

わたしの前提のなかには、「女性の・・」とか「男性の・・」とか「戦争は絶対にだめ」とか「環境破壊は悪」だとかなにかを一方的な視点から論じたり、片側だけ、どちらかだけ、誰かだけをどうにかしようという話には違和感があります。なので、これまでそのような活動には距離を置いていました。でも実際に社会構造のなかで困っているのは、その枠のなかでは少数である人達だということもわかってはいます。

対話の場づくりをしていこうと思っているのに、こういう片側からの活動自体(私が勝手に思っている)も知らなければならないことは感じていました。そこで今日は、「女性参政権行使75周年記念  オンライン・トークフェス 増やそう、女性議員! つなげよう、女性のチカラ!」というオンラインイベントに参加しました。参加したと言ってもオンラインで流れているイベントを視聴していただけですが、実際に生放送で流れているので臨場感がありました。

1946年に戦後初めて女性が参政権を行使した日である4月10日を記念して、「パリテ・キャンペーン実行委員会」が2016年から毎年イベントを企画実施してきたそうです。2021年は、75周年という節目の年なので「ウィメンズネットワーク・アクション(WAN)」と共催していました。


《セッション1:政党の党首や幹事長と、女性議員からの祝賀ビデオ・メッセージの放映》では、届け出順に社民党・日本維新の会・日本共産党・国民民主党・立件民主党・自民党のメッセージが流れました。政党によって色合いが違うことがはっきり感じ取れらました。社民党だけが党首も副党首も女性だったのですね。

《セッション2:女性議員と語る「どうやって女性を増やすか?」》では、
司会の安藤優子さんが6人の国会議員や区議会議員さんにいろんな質問をしながら進行していきました。この時間そのものを楽しんで参加している人、議論そのものよりも別のことに気を取られている人がいるんだなぁってリアルタイム配信の面白さを実感しました。オンライン議員の後方で子どもの泣き声のBGMが入るなどほんわかムードの時もあったり、議員同士が常に情報交換をしている様子が垣間見えたり、お互いを「○○先生」と呼び合う間柄の関係性や「○○さん」と呼び合う関係性があるんだなぁということもわかりました。 

《セッション3:「各党幹事長への署名キャンペーン:どこの政党が本気だった?」》では、「幹事長、女性議員を本気で増やしてください」という署名キャンペーンをしたときの各政党の様子が語られていました。この方々のぶっちゃけトークをもっと聴きたい感じがしました。

《セッション4:クオータはなぜ必要か?候補者男女均等法の改正を目指して》では、 「ガラスの下駄」の話がありました。「ガラスの天井」っていう言葉は聞いたことありましたが、「ガラスの下駄」というワードははじめてでした。人は生まれながらにしてガラスの下駄を履ける人とそうでない人がいて、それが格差を生んでいるのかもしれないぁって聞いていて感じました。 

《セッション5:女性関連政策ロビー団体「やはり女性議員が必要!」》では、様々な課題に対して、実際にロビー活動をしている方々の紹介がありました。オンラインでこういう方々の存在を知ることができるのって最高にわくわくします。困りごとに対して丁寧に取り組んでいる方々が社会を支えているんですね。この方々の活動は大きく取り上げられることはないけれど、確実に助かっている方が目の前にいらっしゃるんですよね。どの方も熱い想いで溢れていらっしゃいました。

《セッション6:女性の声をつなぐ》でも、女性の声をちゃんと聴き続けている方々の紹介でした。歴史上の女性の行動、地域での女性の行動、いろんな女性の声を聴いてつなげようと言っていました。そのためにも、今日のような「活動を知らせる」イベントはとっても有難いです。



https://twitter.com/parite50

今日のイベント、参加してみて希望が感じられました。政党を超えて、枠組みを超えてつながっていこうとしている方々がたくさん参加していたからです。女性議員の壁というよりも、政治と一般市民との壁が取り払われなければ物事は進んでいかないと思っていましたが、今日ご参加の方々はみんなでつながりあっていこうとしています。

コロナ禍で困っている問題、直面している課題・・・
それを解決するのは政治を変える必要があるのですよね。
政治とまっすぐ向き合ってみることもそろそろ必要です。いま生きていることに何の痛みも感じていない人も、いつなんどき困りごとに直面するかは予測不可能です。そのときになって慌ててもどうすることもできないことが多いのではないでしょうか。

多くの方が諦めているのではないかと思うのですが、目を離さずにいたいなぁって改めて感じました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?