心のなかに余白がうまれた
6月から「プロセスワーク」を学んでいます。
先日は、人間関係における「ついつい言いたいこといっちゃう人」と、「言わないことに決めている」人とに分かれて対話してみる。という取り組みをしました。
【目次】
1.日頃のわたし
2.「言うロール」「言わないロール」
3.パートナーとの関係性とこれから
1.日頃のわたし
パートナーとの関係性、子どもとの関係性、職場でのこと・・・
それぞれのその時々において「言うロール」になったり「言わないロール」になったりしながら生きています。場面や関係性によって自分の感情をどのように表すのかは違っています。咄嗟に出ることばもあれば、熟考して出すことばもあります。
私は、そのことを思えば思うほど言いすぎてしまいます。
子ども達の将来を考えて「こう育って欲しい」と思ったときや、職場でみんなが気持ちよく働けるように決められている「ルールを守っていないことを見つけたとき」などに咄嗟のことばを発してしまう自分自身が嫌いです。
2.「言うロール」「言わないロール」
プロセスワークには「ワールドワーク」というメソッドがあります。1つの物事について考える時、両極の考え方があることに気づきます。そこに集った人々が表向きに話すことばと、心の中で考えていることが違ったりします。無意識的に感じていることもあります。それをロール(役)になりきって演じてみて、自分の深い部分とつながりながら言葉にしてみるのです。
今回は「言うロール」を演じるグループと「言わないロール」を演じるグループに分かれて本当の自分を探ってみました。
「言うロール」が話しているときには「言わないロール」の人達はそれを黙って聴いています。それが終わって逆に「言わないロール」の人達が話していることを「言うロール」の人達が聴きます。
自分自身の奥深くとつながって言葉にしてみることと、他のメンバーが奥深くとつながって表に出す言葉たちを聴いていると、いろんな場面が想い浮かびました。あぁ。。あのとき私はこんな風に感じていたんだ。私はこんな気持ちで伝えたつもりだけど相手の受け取り方は違ったのかもしれない・・
ワールドワークで、両極のロールを演じたり、対極の言葉を聴いたりしただけなのにこれまでずっとひっかかっていたもやが晴れたような気がしました。参加しているメンバーを信頼しながら、安心して奥深くで感じていたものを言葉に出してみる体験は、こころのなかに大きな余白を作ってくれました。
3.パートナーとの関係性とこれから
結婚して31年目になります。3人の子ども達が自分で道を進み始めると、ふたりの関係性があきらかになってきます。これまでは子育てに紛れて忘れていられたのだけど、改めて向き合う生活に戻ります。
「言うロール」「言わないロール」のワールドワーク体験の翌日、夫からなにか言われたことがきっかけになって、自分がいまどうして学んでいるのか、どんな対話をオンラインでしているのか、何を目指しているのかについて話すことができました。これまでなんとなく伝えていたけれど、きっと興味がないだろうと感じて詳細を話したことはありませんでした。
でも「言うロール」「言わないロール」のワールドワーク体験をして受け取った私の感情を伝えることで、これまで夫に感じていたけど言えなかったことも言葉にすることができました。
31年間もやもやしていたことを伝えることができたのです。
すると、私のこころの余白がさらに広がりました。
パートナーとのふたりの生活に潤滑油がさされたような気がします。
これまで好き勝手なことをさせてくれたことに感謝しながら、ふたりの時間を大切に紡いでいけそうです。ワークに感謝!!