見出し画像

【AI副業】コンテンツが溢れる時代の生存戦略

ChatGPTの出現から、AIであらゆるコンテンツが作れるようになって来ました。

近い将来にはAIがさらに進化して、その日バズった動画が、次の日には上手く模倣された動画で溢れかえることになっていくでしょう。

最初はAIの発展に仕事が増えると喜んでいましたが、いつの間にかAIによる未来も見えてきてしまいました。

もちろんAIによって、作業が短縮されて、コンテンツを作り切るまでの時間が大幅に削減されたことによって、収益を増やすこともできるでしょう。

ただし「AIでほぼ完結する」コンテンツに力を入れてしまうと、このまま行くとAIが全て賄ったり、文字通り誰でもできる時代が予想できます。

そうなるとどうなるかは簡単に予測できます。AIによってコンテンツが溢れ帰り、そのコンテンツの中に自分のコンテンツが埋もれていく。

この中で勝負をすることは非常に大変で、体力がいるものになります。目先のことでは無くて、将来も踏まえてAI時代をどう生きるのかを考えていきましょう。

コンテンツが多すぎて、何を見て良いか解らない

コンテンツが多様化した現代

昔はみんなが見るのはテレビでした。学校に行ってもみんなでドラマの話をしていたのを鮮明に思い出せます。

しかし今では、YouTube、Instagram、Tiktok、さまざまなプラットフォームで、誰がどのメディアを見ているかが細分化してきました。

そうすると、友達が見ているコンテンツは異なることが当たり前の社会になりました。

好きなものをどう見つけるか

コンテンツが溢れている中で、どうやって好みのコンテンツに辿りつくのでしょうか。

リールのようなランダムで出て来る動画は、ひたすら脳を刺激して見飽きたら、次の流行りが出てきて、「今」みんなの関心を惹くコンテンツが計算され尽くされています。

それが通知やレコメンドにより、どんどん簡単に習慣化して数時間動画を見ていたら経っている、ということも当たり前になってきました。

しかし通常の動画や記事になると、ある程度自分で選択をして動画を見ていることになります。

自分で選んでいく動画には、昔であればヒカキンや東海オンエアなど主要なチャンネルに一極集中していましたが、現在数多くの動画で溢れています。

そんな中からいくつか動画を見ていると、関連した似た動画が次から表示されるようになり、興味があるジャンルを自分でどんどん深掘りできます。

昔はそれが個人のチャンネルでしたが、今はレコメンドにより「好きそう」という一種のカテゴリ内のジャンルが見る対象になっています。

例えば、ラップの動画を見ている現代の人は、昔のように生い立ちからヒップホップを聞いて育った環境でなくても、偶然表示された動画から周辺情報を理解していき、ラップバトル全体が好きになったりします。

また、その好きなものは複数に跨っていて、複数のジャンルがおり混ぜられながら楽しむことができる様になっています。

例えばラップバトルを見る一方で、可愛いK-POPのダンスにハマっていたり、Netflixの特定のドラマにハマったり。

コンテンツの量産とレコメンドの特徴によって、コンテンツは自分に気持ちが良い動画で溢れかえっていっているのです。

深さを知ることが「好き」になる

コンテンツが溢れる世界では、好きになるものがあるかどうかでは無くて、なぜそれを好きになるか、が重要視されます。

ジャンルで言えば、既にあらゆるジャンルがありますし、調べられない情報はほぼ無くなってきているでしょう。

逆に何でも好きになれるからこそ、見続けるものを好きになる理由を欲しています。

動画は溢れかえっているのに、どこかコンテンツに飽きてしまって動画をいつまでも探していたりします。選択肢があるのも考えものですね。

そこでするのが全く知らない新しいジャンルの開拓をしていくこと、そして好きなものの深掘りです。

動画で溢れた中で新しい刺激がある動画を探すのももちろんですが、解像度を高く動画を見ることが楽しい、と感じる動画もあるはずです。

例えば化粧の動画を見ていると、アイメイクによる小さな違いが理解できて、アイメイクの動画見る中で、どんな動画を見ても解像度高く、どうやって塗っているのか、どのブランドなのか、いくらでも深掘りして考えることができる様になります。

ある種感情で楽しんでいた動画を、思考を使いながら動画を楽しむことで、より好きなジャンルを深掘りしていくことができるのです。

サーファーが波に乗れるようになり、波が見えるようになり、細かい動きに気を払えるようになるように、少しずつ見える世界が広がってくる感じです。

そのためには少しずつ理解をして、より細かいところを考えられるようにしていく必要があります。

現代はそれに加えて動画がたくさんあるからこそ、何故その動画を見るのかを自分にも納得させる必要があるんです。

コンテンツの言語化、紐付けが鍵になる

前頭分野で考える様な思考、というのは誰でもできる訳ではありませんが、人が深掘りした思考を理解できる人は多いです。

そこで好きなものについて発信され、好きな理由や楽しいところを言語化してくれることによって、それを更に好きになっていきます。

古着屋に行くと、可愛い服がたくさんありますが、店員さんの1960年代のヨーロッパの〇〇で、という拘り、その背景を知るということでそれを自分が説明できる様になるから古着が好きな人もたくさんいます。

こうした複数のコミュニティに跨り、そのコミュニティを移動する人が多くなるからこそ、それぞれのコミュニティに翻訳者、になる様な人が増えてくるかもしれません。

この動画はこうやって見ると楽しいよ、これはこういう部分が楽しいんだよ、と楽しめるポイントの色眼鏡を通した状態で人はコンテンツを楽しめるようになっています。

バラエティもお笑い芸人がコメントしながら、その人のセンスの色眼鏡をかけた状態でロケを見ていたり、中田敦彦の様に勉強の楽しみ方を解説してくれたり、と。

なのでこれから先はコンテンツを作らずとも、世の中にあるものをどう伝わりやすくするか、理解しやすくするか、といったことも求められるでしょう。

コミュニティの中で影響力を持つ

コミュニティが細かくなっていくのはこれまでも説明をしました。

複数のコミュニティに所属し、それぞれで自分らしさがある。

コミュニティに所属していると言うよりは、これまで1つしか無かったものが分散して、好きな特化したジャンルだけのところに所属ができる様になった、という方が理解しやすいでしょう。

これまではそれがテレビや新聞でしたが、そこの単位が限りなく小さくなってきています。

今ではあらゆる情報、人の生活が見えるようになったおかげで、その影響力を持つことが、評価、としても受け入れられる様になっています。

お金、ももちろん重要な指標ではありますが、これまで限りある人しか持つことができなかった「注目されている評価、信頼」を手にすることができる様になったお陰でそういう評価が金銭面よりも大事になってきています。

またこれまでの仕事か家庭、の価値観では無く、仕事以外でも自分の生きやすい環境がある、信頼できるコミュニティがある、といった様に仕事に生きがいを求める様な人も減ってきました。

こうした小さいコミュニティの中で、自分でも複数のコミュニティに所属しながら、そこのコミュニティを手助けをしたり、言語化をして理解しやすくすることで、参入する人や信頼する人が増え、AI時代にも生き残っていく術として使う方法も考えることができるかもしれません。

またはコンテンツ以外での勝負を考える

これまで記載したみたいにコンテンツ業界は、本当にそのコミュニティのトップを走るスペシャリストか、言語化で助けるような仲介者、つまり本質を見抜けるような能力がある人が重要になります。

もちろんヒカキンのように、面白い動画を作ることに特化した人もいるかと思いますが、AIで刺激的な動画が作り続けられる時代ではかなりきつい仕事だと言えるでしょう。

そこで一度冷静になり、AIが入れない箇所、に注目をしてみるのも良いでしょう。

副業になるとすぐにコンテンツが頭に思い浮かぶかもしれませんが、AIではできない現実のことに対して、AIによって効率化させる、というものです。

農業でも、一人でもデータ分析ができるようになったから、最適な温度や湿度を追い求めたり。世界中の最新の情報を自分がわかる形で要約してもらって農業の最新技術や手法を知るとか。

無意味に稼げそうだからコンテンツ作成をするよりは、こういう世の中に求められている問題を解く、ことが必要になります。

常にサービスの中心には課題がある

稼ぐことやAIの話になると、どう効率的になるとか、どういうクオリティになったか、ということが語られがちですが、最終的に使うのは人間なので世界をよくしていくために、どこの部分が今課題で、それをAIで潰せないか、とか。

小さい範囲でもコミュニティでも、何かしら問題があるから、それを解決できないか。

長い目線で稼ぐためにも、踊らされた副業をする前にも、一度どういう方向に向かって世の中が流れていくのか、その中で求められ続けることは何かを考えて行動をしていけるのが良いでしょう。

インスタグラム等で、AI動画の作り方を解説してるチャンネルはよくありますが、AI動画では稼げなくなる/または既に稼げていないから、その動画を作っているのです。

実際ぼくも本を作り始めて、売り上げも10万を超えたあたりから、本を作るコストはかかるけど、今だとそれを短時間で作れるようになった。しかもAIのクオリティでは無くて、遜色無いクオリティのものを作れるようになったからこそ、ニッチな業界の強い悩みに対して本を届けられる。

こういう経験をしましたが、その手法等はどこにも公開もしてませんし、またどこでも見かけていません。

そういうものがあるので、今後AI時代の稼ぎ方と同様に、生き方としても嘘の情報、考えの深掘りが浅いもの、本質では何を言っているのかを考えながら情報を見ていくスキルが必要になってきそうですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?