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【分かりやすく】アフィリエイトの歴史から今後を考えよう

インフルエンサーと呼ばれる人が台頭し、YouTubeだけでなく、Instagram、TikTokなど様々なメディアで情報が溢れています。

そんな中ChatGPTが出てきて、貴重な機会だから副業として何かやりたいと思うけれど、何をやるのが正しいのか分からない方は多いはずです。

そこで今日はアフィリエイトの歴史を紐解いて、現代がどういう状況になっているのか、今後はどうなるのかを考えていきます。


テレビ・新聞が影響力を持っていた時代

デジタル技術が現在ほど発達する前、情報を発信できる人は物凄く限られていました。

人々が情報を手に入れられるのは出版社から出された活字か、テレビくらいでした。毎日学校に行けばみんなが見ていたバラエティー番組や、ドラマの話でみんなで盛り上がれたものです。

だからこそ広告主もテレビのCMに莫大なお金を投資し、その分テレビ番組をお金をかけて視聴者を釘付けにする番組を放映していました。これまでは企業で多くの人が関わって情報を届ける、という時代でした。

そこからインターネットが普及し、AmazonのようなECサイトが出現し出し、ウェブサイトを作って商品を紹介したりする人が増えてきます。Amazonの商品を紹介することで紹介料をもらうシステムも出来上がってきました。

当時はインターネットで広告を出している企業は少なかったですが、健康や美容など、人の興味を多く惹きつける商品がインターネットを通して流行りだし、脱毛クリームや青汁等の商品のウェブページを見かけることが多くなってきます。

こうして少しずつ個人でもコーディングの知識さえあればウェブサイトを作って商品を売ることができる様になってきました。しかしコーディングはまだまだ世間には取りかかりにくかったため、そこまでやっている人も多くありませんでした。

はてなブログ、Wordpressの登場で誰でもサイトを作れるように

そして時代は進み、はてなブログやWordpressといったサービスが登場したことによって、誰でも「記事を見たままの形で書ける」様になったのです。

面倒なコーディングをする必要も全く無かったため、多くの人が参入し始めます。

最初はまとめブログの様な、売れるコンテンツに関する情報を集めて記事を書く雑記タイプのブログが注目され始め、ブログだけで生活をするような多くの有名なブロガーが出現してきました。

その時にはAmazonをはじめ、広告の表示回数で収益するモデル、銀行や証券会社のインターネット申し込みも始まり、アフィリエイトという言葉も定着をしてきました。

ブログが流行り出した最初の頃は世の中に記事の数も少なかったため、薄い情報でも情報さえ書けば簡単に見てもらうことができました。そのためGoogleの検索のアルゴリズムも記事にどれくらいキーワードが含まれているか、そういうことが重要な時代でした。

しかし、次第に情報も増えてきて「信頼感」のある情報が求められるようになってきました。そこで特化ブログという、特定のジャンルの商品を売るために専門サイトを作り、その専門の情報を発信することが流行り出します。

こうしてテレビから少しずつですが、個人でも情報を発信してお金を稼ぐことができる、という流れができてきたのです。

次第にGoogleも良質な記事を判断するようになり、まとめサイトの様な単純な記事はヒットしにくくなるようなことも起こりはじめました。

そしてこのまま記事が増えたらどうなっていくのか、というところに出てきたのが新星YouTuberたちです。

YouTube、多くの個人が影響力を持つ時代

ブロガーの時代から少しずつテクノロジーの進化によって回線速度が高まり、データを保存する料金も安くなったことで動画の市場も流行り出します。

この頃からはYouTuberが台頭し、一人でテレビ局のようなものを持てるようになったことで、ヒカキンを始め多くのYouTuberが出現して、俳優と同じような知名度と人気度を得ていきます。

この頃からテレビから少しずつYouTubeなどに人が流れていき、影響力も個人が持ち始めたことによって、影響力に対してお金が発生することになっていきます。個人でも広告の表示回数で生活ができるくらいを稼げるような変化が起きました。

この頃にはとにかく試聴回数を稼いで、動画の間に挿入される広告で稼ぐ間接的な広告のタイプと、これまでの特定の商品やスポンサーをつけることで収益を持つ二つのモデルは共存し続けています。

特定の商品もデジタルでの販売はどこの会社でも力を入れるようになったこともあり、販売できる商品も限りなく増え、自分個人でも商材を作れるような時代になっているため、より自然な広告を作ることができるようになりました。

そしてTikTokやInstagramなど様々なプラットフォームが人気を集め、あらゆるところで色んなインフルエンサーが現れる、という現象が起き始めています。

そして現代、AIで加速するコンテンツの飽和

そして現代になります。AIの凄まじい進化により、ブログ記事やYouTube動画の作成コストがかなり下がり、コンテンツが誰でも作れるようになりつつあります。

これまでコンテンツが少なかった、作るのに割の合わないニッチなジャンルにも注目が集まり、より細かい部分まで情報が集まりつつあります。

このニッチなジャンルの取り合いは、動画でも同様に起きていて、毎日のように新しいリール動画の流行りが出てきては消えていく、まるで一発屋のようにコンテンツの消費が激しくなっています。

これはどこか悲観的に見えますが、そうでは無く、自然と情報技術が発達し、それに比例してコンテンツが増えるという自然な法則に乗っているだけ、と考えるのが整理しやすいです。

そんな中で何かやりたい、と考える人はこれからの時代をどう捉えるのが良いのでしょうか。

マルチメディア、趣味のようにお金を使う時代

マルチメディアで生きる

これから先、YouTubeだけで無く多くのプラットフォームが出現し、一つのところだけで有名、ということにはならないようになってきます。

個人が使うサービスすら自分で選択する様な時代であり、それぞれのフォーマットで適切な情報が配信されていくのです。

またサービス自体がまるっと別のサービスに移行することもブログからYouTubeに変わった流れを見ていると明らかなように考えられます。

なのでこれから先はメディアは一つに絞るでも無く、様々なサービスを使ってその総合点、のような形で評価をされるような形に変化をしていくでしょう。

不自然さが全く無い課金体系

そして現代、商品を買う、という時代から「デジタル世界を楽しむため」にお金を使う流れに切り替わっていくように感じます。

販売するものが個人が作成できるようになり、それをファンが購入する、といったごく自然なことは現代も起きていますが、そうでは無く、カラオケに行くのと近い感覚でお金をデジタルに使う、ということが起き始めているのです。

例えばホリエモンや西野さんといった人は商品を販売するでも無く、彼の特定のところでしか発信されないコンテンツを楽しむため、そこのグループに参加したいがためにお金を集めるようなシステムを作り上げています。

だからこそ、チャンネル登録者数でも無く、濃いファンとしてお金を払ってでも応援したい、と思ってくれるような信頼が強い価値を持つようになっていきます。

その時々でニッチなものが盛り上がる

そしてマイノリティの声もこれから大きくなっていくでしょう。

これまではテレビによって情報が制限されていたのが、石丸さんのようにメディアを使った政治家が現れたり、テレビでは発言されない様な意見を主張する人の声に注目が集まり、いつの間にか政治家と対談をしていたりします。

これから先はその時々により、強い発言力がある人が台頭してはそちらにコミュニティが流れていく様な、コミュニティ同士の移り変わりが激しくなります。

ただしここは自然法則として、強いコミュニティが勝ち、弱いコミュニティは弱まっていくだけです。そうした自然現象がデジタルの世界でも強く起き、世代交代を繰り返しては新しい方向に向かっていきます。

ここから学べることは一つの意見や考えに固着し、キャラクターとしてコミュニティの存在感を強めることも大事ですが、新しい考えを取り入れて考え方を変えていかなければすぐに取り替えられてしまいます。

無理することなく、自然と興味が移り変わりやすい現代のように、変化をしながらデジタル上の自分も変化をしていくことで、コミュニティの変化の流れを検知でき、適切なアプローチができるようになるでしょう。

今回はアフィリエイト、という観点から今後のコンテンツ市場がどうなるかの予想を立ててみました。時代軸で整理することで大きい流れを整理することができて新しい発見がぼく自身ありました。

みなさんの参考になると幸いです。

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