トビタテと業務スーパー奨学金合格者による奨学金選考をパスするための戦略と戦術(2021-22年交換留学)
留学をする上で切っても切れないのが、お金の話。今日は、留学費用を賄う上で必須だった奨学金獲選考を通過するためのTipsについてお話しします。留学先や留学で得たものについては以下の記事をご参照ください。
奨学金が必要となった背景
私は経済的理由から、元々大学受験において塾には通わず(短期的な体験みたいなものはしましたが)私立ではなく国立大学を狙っていたが私立大学に進んだこともあり学費以外に追加で費用のかかる留学に行きたい場合は自己負担ということを親と合意。幸いなことに、お金は貸してもらい働いた後に返す事後返済という形を取れました。ただ、結局自分で払うなら自己負担を少なくしたい、また卒業旅行として海外にも行きたいと思っており当時行っていたバイト3個よりも増やすことは時間的に厳しく少しでも外部からお金を調達したいと思ったことが背景となる。
奨学金選考の結果
交換留学に関する奨学金は、トビタテ奨学金(12期、トップレベル大学コース)と業務スーパー奨学金の双方に申し込み、幸いなことに双方から合格通知をいただいた。だが奨学金として、双方ともに使うことはできなかったため給与金額が大きい業務スーパー奨学金(各月15万円)をいただくことにし、トビタテはお断りさせていただいた。ふたつの奨学金については以下の通りである。
トビタテ奨学金
トビタテ奨学金は、文部科学省が実施する、海外留学を希望する大学生を対象とした給付型奨学金である。
目的
海外留学を通じて、グローバル人材を育成すること
日本の大学の国際化を推進すること
選考
書類選考、面接選考
業務スーパージャパンドリーム財団奨学金
業務スーパージャパンドリーム財団奨学金は、公益財団法人業務スーパージャパンドリーム財団が実施する、海外交換留学を希望する学生を対象とした給付型奨学金。
目的
海外で活躍しようとする学生を通して、日本の文化を海外へ広めること
日本の文化及び芸術の振興に寄与すること
選考
書類選考、面接選考(私が申し込んだ年はコロナの関係で面接は無く、小論文に変更)
奨学金の種別
ご存知の方は飛ばしていただきたいが、奨学金には給付型と非給付型の二つの主要なタイプがある。非給付型奨学金は、学生が将来的に返済する必要がある形式の援助。私が申し込みの対象としたのは、給付型奨学金である。
奨学金の基本分類:
給付型奨学金: 学生が将来的に返済する必要がない形式の奨学金で、主に学業成績や経済的状況に基づいて授与される
非給付型奨学金: 学生が返済しなければならない形式の奨学金でり、返済期間や金利は奨学金プログラムによって異なる。
奨学金を探す際の前提条件
各奨学金に概ね奨学金を授与する対象への条件があるので、申し込む際は必ず募集要項を確認し対象となる奨学金に応募するべきだ。基本的には、a. 家庭の経済的要件(両親の給与がOO円未満)やb.留学の種別、c.学業成績、d.英語能力(IELTS等)等、e.留学先の大学についての指定(世界ランキング等)等がある。どんなに魅力的な人材が申し込んでも、指定条件に外れていれば対象外となって時間が無駄になってしまうので。。
費用の想定と実際の費用
私はカナダへの交換留学であり、約9ヶ月間(大学所属期間8ヶ月+前後1ヶ月)での想定費用と実際の費用は以下の通り。
想定留学費用、及び費用内訳
想定費用:200万円弱
学生寮費:80万円(月10万円✖️8ヶ月)
食費:28万円(月3.5万円✖️8ヶ月)
交際費、交通費:32万円(月4万円✖️8ヶ月)
航空費:15万円
医療費:5万円
テキスト等クラス関連費:5万円
その他:20万円実際の費用
実際の費用としては、200万円強であった。1との違いとしては、旅行を挟んだため旅行費と買い物費用など娯楽関連が予想より増えたことによる。ただ概ねは1と変わらなかったため詳細は割愛
奨学金選考を通過するために取った4つの戦略と戦術:奨学金=自分に投資したいといかに思わせるか
さて、奨学金に関する結果、及び奨学金についての前提をお話ししたところでついにいかに奨学金選考を通過するためのtipsについてお話ししたい。まず、奨学金は審査員が申込者の未来に投資してでも海外に行って欲しいと思ってくれた賜物と私は思っている。だからこそ、審査員は奨学金に申し込む人の過去、現在、未来の3時点全てについて知りたがる傾向があると思う。
ただ、審査員の人に投資したいと思ってもらえるために申し込みにおいて過去現在未来について上手くまとめる以外にも奨学金を選考を通過するために取れる対策はある。しかもそれは知っていれば誰でも行動できると思う。そこで、奨学金に申し込み合格する上で私が特に大事にした以下4つの戦略と伴う4つの戦術について自分の経験を踏まえて厳選した。
ここで言う戦略は長期的に求めるべき内容で達成するべきことに対し、戦術は短期的に戦略を実現するために具体的にどうすればいいかということであるので、ただ戦略として抽象的にAをするべき、だけではなくAをするためにB、Cをするべきと具体的にも述べている。自分がビジネスコンサルタントとして教育されてきた物事の因数分解や物事をわかりやすく伝えることを意識してまとめているものとなる。
奨学金選考は、おそらく多くの人が一回一回の応募が本当に重要であるにも関わらず、倍率が高いことが多い。であれば、過去の合格者から参考にすることで奨学金選考に通るためにできることをゼロから模索するのではなく実際に通じた方法を真似する方が効率的である。もちろん、以下の戦略と戦術を踏まえても合格を保証するものでは無いが、知らない場合と知っている場合では奨学金の獲得率は変わると願って参考になれば幸いです。
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