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19.人の書類に安易な”赤入れ”をしない

仕事の中で、自分が作った資料を上司に見せて確認をすることや、人が作った資料について相談を受けることはあると思います。今日この中で話す内容は、会議で配られる完成した資料のことではなく、作成中の資料についてどうしようか相談を受けたり、赤入れを求められた時に私が気を付けるべきと思っていることです。

今日の内容を一口に言ってしまうと“相談を受けた時ですら、相手のことを考えた赤入れをするべき”という、僕の経験からきた考えです。全く書き込むなという意味ではなく、安易に書き込まないように心がけるということです。
学生の頃に所属していた大学生協学資員会でも企画書の作成があり、同期や先輩からの赤入れがありました。私も書いたことがあるのですが、考え方の提示やWHYの深堀を意図するものを記入し、ある程度書き手の気持ちを考えて記入していたつもりでしたが今ほどではありませんでした。その後新卒で入社した会社の初めての上司が、書類を上げるとぐちゃぐちゃに赤くなって返してくる、もしくは話しながらもどんどん赤ペンを入れていくタイプの人でした。会社の風土として、稟議などを作成する際上司がペンで真っ赤にして返すことが美徳(?)的な雰囲気だったのでその上司だけが特別というわけではなかったのですが、正直私はいい気がしませんでした。

書類にも作り手の魂が宿っている

その次の上司は前の上司に比べれば赤の入れ方も、その後の私への伝え方も含め、不愉快に感じることはなかったため、安易な一元論として今日のテーマを話すつもりはありませんが、どんなものであれその人の創作物(書類・PPT資料など)にはその人の意思や見えない思いが過分に詰まっているものだと思っています。そのため人の書類には敬意を払うことが必要だなと感じています。今の会社では、上司先輩後輩問わず私に対して書類や資料の赤入れを依頼されるのですが、極力書き込まず、芯を出していないボールペンを使って説明し、書き込みが必要な場合は確認して書き込む、もしくは相手に書いてもらうようにしています。

自分がされて嫌だったことは人にはしないということの1つですが、最近何度かあったので話題にしてみました。人の書類を赤入れする機会がある人は、参考にしていただければ幸いです。

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