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18切符で蓋旅 福井編

夏期間の青春18切符を使って、関西から福井への蓋旅(マンホールカードを求める旅)に行ってきました。

最初に目指すのは福井県大野市。特急を使わない18切符の旅だと、大阪近辺から5時間以上かかります。早朝5時台に出発し…といっても、さすが真夏。もうすっかり明るいし、駅までの徒歩だけで汗だくです。でも電車が長いので、問題なしですね。
京都を通過し琵琶湖をまわり、敦賀から「ハピラインふくい線」を利用します。この路線はJRから移管された鉄道会社の運行なのですが、敦賀〜越前花堂間を通過し乗降車ともJRの駅利用に限って18切符が使えます。この区間を経由し、JR越前大野駅へ。イトヨという魚がデザインされた大野市のマンホールカードを入手します。

さすがに空腹で、マンホールカード配付場所近くにあって、大野市名物の「醤油かつ丼」が食べられる食堂に入ります。が、満席で順番待ちとのこと。あきらめて駅方面へ戻ることに。
ひとり旅だと、食堂の順番待ちで名前を書くとき、少し気が引けるんですよね。家族連れの多い休日で、ひとり客をあまり想定していないボックス席の多い店だと特に。チェーンのファミレスやカフェだと気にならないですが、やっぱり名物も食べたいし。

駅まで戻りながら地図アプリをみていると、こちらもまた名物のそばを食べられる店が近くにあるのを発見。たどり着いてみたものの、こちらも順番待ち中。ですが空腹と暑さでもう歩きたくないし、何よりメニューがすごく美味しそうで、待つことに。順番待ちリストに「1人」のお仲間を見つけたことも、待つ後押しをしてくれました。待つスペースは外でしたが、テントや扇風機があり、メニューも選んで待てるよう工夫されていました。

名水手打そば お清水(しょうず)のお清水膳

これが正解!
冷たいそばと、先ほど食べそこねたと一度はあきらめた名物醤油かつ丼、九頭竜舞茸の天ぷらがセットになった豪華版。そばは、大野産のそば粉と大野の名水で打ったもので、写真の通り平たいのが特徴。冷たいのでコシもあって美味でした。醤油かつ丼は、季節限定バージョンに変更したので、シソやトマトが乗ってます。すでに味付けされていると説明があった通り、追い醤油なしでも十分、味が染みていてこちらも満足。舞茸天ぷらのサクッとしていて食べ応えありでした。真ん中の小皿にのっているのは、里芋です。これも味がよく染みていました。
カウンター席もあったので、気兼ねなく食事できたのも嬉しかったです。

越前大野城を横目に駅へ戻り、次の目的地、一乗谷へ。本数も車両数も少なくて、山や田んぼの中を走るローカル線、便利とは決して言えませんが、なんか良いですよね。
無人の一乗谷駅を降り、歩いてすぐのところにきれいな博物館が整備されています。カフェや土産物もあり、ひと休みできました。
一乗谷朝倉氏遺跡は、戦国時代の城下町全体が遺された大規模遺跡。城や寺院、庭園などの跡が点在しています。マンホールカードがもらえるのは、復原町並のチケット売り場です。歩くのにはちょっと大変な距離ですが、無料の周遊バスが走っているので便利。しかも車体や内部の装飾もきれいでした。

遺跡周遊バス 唐門号

遺跡をじっくり見学するのはまた今度となりますが、バスから眺めていただけでも当時の栄華が伝わってきました。青い山々に囲まれた遺跡です。

行きと同じルートで帰路につく。ややタイトスケジュールでしたが、18切符でカードを2枚ゲット、おいしい食事も素敵な景色も楽しめました。

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