記憶と感情の蓋
びっくりした。
急に、過去のいろいろな記憶が蘇ってきた。
今まで記憶や感情に蓋をして、上手に自分と切り離してきたのだろう。
フラッシュバックと言えるのかわからないけど、突然その瞬間に戻ったみたいに1つ1つの感情が鮮明に思い出された。
どれも他人から見たら、え?そんなこと?というような些細なことばかりだ。
殺されそうになったとか、壮絶なイジメに遭ったとか、ひどい暴力を振るわれたとか、そんなのは1つもない。
でも、過去のその場面が呼び起こされた瞬間、体も心もそのときの私に戻ってしまった感覚がした。
子供の私は対処する術がなくて、ただ甘んじて受けるしかなくて、すごくしんどくなった。
その時に対処できないまま真空パックされて、今の私が開封してしまったみたいだ。
どうしよう。過去を思い出すのが苦しい。こんなことでスキーマ療法なんてできるのだろうか。
急に苦しくなった。このnoteを書いている今もまだ過去の光景から心が戻ってきていない感じがして、これを書きながらすごく動揺してる。
私はカウンセリングでここからさらに、蓋を開けていかなければならないのか。
できる気がしない。
カウンセリングが楽しいと思ってたのに、自分と向き合うなんて余裕だと思ってたのに、これはかなり、想像以上にしんどい、、、
でもこれは、私がひとりで勝手に過去を思い出してしまったからだと思う。
本来、プロである先生に付き添ってもらいながら一緒に過去を思い返したら、もうちょっとマシだったかも。
どちらにせよ、こんな風に自我が混乱するような体験は、こんなにも恐怖を感じるものだと思わなかった。
今ここに目を向ける。「ヘルシーアダルトモード」だ。
今の私は大人で、あの頃よりもちゃんと対処できる能力がある。違和感を感じたら言語化することもできる。尊厳を傷つけられたらちゃんと怒ることができる。善悪の判断もできる。今この瞬間に私を傷つけるものは何もなくて、私は何にも支配されてない。
私は今ベッドの上にいる。周りは誰もいないから大丈夫。
傷つける人はいない。大丈夫。
今の私は、大人になった私だ。
今の私なら、守ってあげられる。
次のカウンセリングで、先生にちゃんと言おう。しんどくなったこと、過去を思い返すのがすごく怖いと伝えよう。
私はひとりじゃなくて、助けを求められる。
先生に助けてって言える。
私がそう言ったら、先生は助けてくれる人だと思う。
だから混乱せずに、取り乱さずに、落ち着いて、先生に素直に頼ろう。ちゃんと弱みを開示して、怖いと言おう。頼っていいんだ。甘えていいんだ。それこそが先生がいてくれる理由だから。
まだ次のセッションまで一週間以上あるけど、なんとかそれまで頑張ろう。
今日は疲れたからもう寝よう。