【ポッドキャスト台本紹介】科学系ポッドキャストの日 「あつあつ」
2024年9月の科学系ポッドキャストの日
テーマ「あつあつ」
ホスト 英語でサイエンスしナイト
ちーさんがサーフィンの話できるかもということで、2人で海について話すことにしました。
以下、台本です。
＃63 ”熱”く海の話をするゼ！
ちー：Sante! 大きい動物の研究しているちーと、
はち：小さい動物の研究しているはちです。
ちー：この番組では、研究者として、ひよっこ教員として、はたまた普通の？アラサー女として、日々奮闘中の２人のリアルな会話をお届けします。
はち：恒例の科学系ポッドキャストの日〜。
科学系ポッドキャストの日は、毎月10日。科学系ポッドキャスターがホストとなり、共通テーマを決め。その共通テーマについて、各番組視点で語るというマンスリー企画です。
ちー：今月のホストは、英語でサイエンスしナイト さんです、
ありがとうございます。英サイナイトのアサミさんとレンさんが考えてくれたテーマは 「熱・圧（あつ・あつ）」
はち：熱のあつと、圧力のあつ。
アサミさんは、物理化学分野で博士号を取られた
ひよっこ研究者、女性研究者、お仲間さん。
ちー：アサミさんからは現象としての熱や圧力の話はもちろん、思わず熱くなっちゃうことや周りから圧力を感じることとかもアリだよ〜って、ことでした
はち：今回ひよけんでは、我々的「ホットなこと」として1つずつトピックを持ち寄りました！
（はちメモ）
私は、温度によって性が決まる動物の話をもってきました！
ちーちゃんが、海の話するっていうので。
温度関連って何個か面白い現象浮かんだんだけど、1個目に浮かんだのは、性が温度によってきまる、爬虫類の現象。
論文
https://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(22)01825-5
Evidence of adult male scarcity associated with female-skewed offspring sex ratios in sea turtles (2023). Current Biology, 33(1), R14-R15. (2023).
"climate change may drive the creation of sex-ratio biases leading to population extinctions"
予想されていたけど、いつから？どこで？
温度だけで予測は難しい
→産まれた数少ないオスの成長、性成熟の時期、寿命が絡む。
→個体群が絶滅するような危ない状況になる前に対処を！
メス：複数回交尾
産卵時には浜辺にくるから個体数が観察できるけど、オスは来ない
→父系解析で推定できるのでは？
性決定について
1. 受精の時点で性が遺伝的に決定
2. 遺伝子の型に従い 雄では精巣、雌では卵巣が形成 （ここが変化する）
ある酵素 （ワニ：アロマターゼ）
温度が高い時に”雄”ホルモン → ”雌”ホルモン 変換してしまう
参考資料
https://www.brh.co.jp/publication/journal/024/ss_1
地球温暖化の影響って単純じゃない。
生息はできているけど、オスがいなくなる
（ちーメモ） 熱く話せること：波に乗る
波を物理的に説明すると「水面(海面)の高低運動」
津波：
津波は海底の上下動や隕石などで水が押されて発生する波
潮汐波：
月・太陽の引力（起潮力）によって発生する潮の干満（かんまん）
一般的な波：
私たちが普段海で見ている波は、風によって発生する波
風浪; 海上で吹いている風によって生じている波
うねり;「風浪」が風の吹かない領域まで進んだり、海上の風が弱まったり風向きが急に変化するなどして、風による発達がなくなった後に残される波
サーフィンの物理学
外洋からやってきたうねりは、水深の浅い所(浅海域)に達すると、海底の影響を受けて波高、波速、波長が変化します。
この現象を浅水変形と言います。浅水変形が進むと、波の頭(トップ)から崩れ始めます。この砕波がサーフィン用語でいうブレイクとなります。
ブレイクは一様ではなく、サーフポイントやそれぞれの波の波高・周期によって変わることになります。我々サーファーが乗る波は、その一本一本が、その場限りなものとなり、二度と同じ波には出会えないのです！
★なぜ波に乗れるのか、どんな波が良い波なのか・・・
うねりの上に乗っているだけでは、サーフボードは上下動をするだけで、水平方向には移動しない。
ただし、浅水変形が生じるとうねりの角度が急角度に変形する。例えると海水の坂！が生じます。なんだろう、スケートパークの壁の感じ。
このようになるとサーフボードは重力の力によって坂(海面)を下るようになります。さらに浅水変形が生じると波のトップが崩れ、ついに水は水平方向(陸)に向かって動き出すようになります。この陸によって動き始める水の力により、サーフボードも陸に向かって動くようになる、滑りだす。
このようにサーフボードが下方と前方に向かって動き出すと、ボードと波の間に揚力という力が生じ、サーフボードは盛り上がり続ける波の坂を滑り出します。この揚力(スピード)を上手に使って、数々の技(アクション)をすることができます。
この揚力を適切に掴むことが超超超大変！
実はこんなに科学的なことを楽しんでいる💛🏄波に合わせてみんな自分の理想のサーフィンをするために、板もフィンも変えているよ～♬
(挨拶省略)