【エスホリマガジン】#エストニアの気になるサービス〜土曜日担当 いちご編〜
Estonia Holic(通称エスホリ)メンバーが、毎週テーマを変えてマガジンを更新!エストニアやエスホリについて配信します。今週のテーマは『 #エストニアの気になるサービス 』です!
こんにちは!土曜日担当 上山美樹(いちご)です。
エスホリマガジン、今週のテーマは「 #エストニアの気になるサービス 」
仕事の関連から、やっぱり気になるのはHR系サービス!
そんなわけで、私は、エストニア発・転職支援サービス「Jobbatical」を取り上げます ※読みはジョバティカルと読むようです。
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Jobbatical=転職サイト?!
さて、Jobbatical基本のサービス内容としては「転職サイト」です。
なのですが、Topからおしゃれ感満載。
どこかのメディアみたいなデザインです。
WORK WHERE YOU'RE HAPPY「あなたが幸せになれる仕事」
なんだこれかっこいい。
転職サイトならば、何が特徴なのか見極めるに、自分で登録してみることにしました!
右上の「JOIN」から、Google、Facebook、LinkedINのいずれかをアカウント連携。その後、必要事項として職種やLinkedinのプロフィールURL、現在の転職意向を入力します。
そして出てくる仕事のページがまたおしゃれ・・・!(絶句)
街の写真だ・・・!
検索ウインドウを見ていると、エストニアを中心にしつつも、他国の求人も検索できるみたいですね。
※Alexの所属している「Veriff」を検索した所、現在求人クローズ中でした。
とりあえず、私の本職である「HR」(ざっくりすぎる)で検索。
50件の求人がでてきました。ざっと見る限り、HRだけってわけでもなさそうです。Web Developerなんかもちらほら。
ちょっと気になった、求人の内容を覗いてみると、ポジションに関する情報がずらずらと。ここは結構日本と同じ感じ。でも日本よりは詳細にかかれている印象はあります。
ROLE SUMMARY :求人のサマリー
RESPONSIBILITIES :ポジションの責任範囲
REQUIREMENTS :求職者に求める要件
COMPENSATION :報酬
JOB DESCRIPTION :仕事内容
ABOUT 〇〇 :会社について(事業内容・沿革など)
ABOUT ○○ : 会社のある都市について
日本と比較してみると、仕事内容などは、ポジションに求められる責任範囲など、かなり細かく書かれている印象です。ここはさすが「ジョブディスクリプション」文化というところです。
逆に、報酬の書き方は「とりあえず話してみましょう!」ってニュアンス。
日本においては、求人募集をする場合は、雇用均等法により、報酬金額を含む労働条件等、最低限書くべき事項が定められているので、仕事内容よりも条件面が重視されている側面が強いです。
この辺も「働いて報酬を得る」ということに対する価値観が違うなあ、と実感します。
(ただ何がどう違うのか、まだ言語化できない。)
国境を超えた移住前提の転職サイト?!
そして、特筆すべきJobbaticalの特徴「会社のある都市についての情報!」
こちら、例えばエストニア、タリンにある会社の情報をみると
これまたエストニア発のサービス「TELEPORT」の情報があります。
「TELEPORT」は海外移住を助けるサービスで、都市の生活コストや住みやすさなんかをスコアリング、他の都市との比較なんかもできるサービスです。
つまり、Jobbaticalは「海外移住も視野に入れた転職サイト」なんですね!
ヨーロッパにおいては、国境を超えて働くことは、地理的、EU等の社会政治的な要因から考えても、日本よりずっとハードルが低いのは間違いありません。このサービスも違和感はないように感じます。
とはいえ、日本ではこのようなサービスは生まれにくい印象ですよね。
日本の転職サービスと比べてみると。
試しに「Apply(応募)」を押してみました。
企業のRecruitページに飛んだり、エントリーフォームが出てきたり。応募にはいくつかルートがあるようです。
あれ、これ採用決まったらどうなるんだろう…?
ってかどうやって求職者あつまるの…?
実は、日本において、人事担当やっているとどうしても気になってくるのが「企業側の機能」です。日本においては、最近ダイレクト・リクルーティングツールを始めとした、さまざまな求人サービスが増えてきているのですが、基本はサービスを提供する会社が
1.転職したい人を集めて
2.求人を出す企業を集めて
3.あの手この手でマッチングを試み
4.求人広告費 or 採用が決まったら料金発生
というのが主流になっています。
このため、企業側は、
・取りたいターゲット(年代や職種、属性等)
・ターゲットへのアプローチ方法(スカウト機能とか)
・コスト
などを軸にどこに求人を出すかということにすごく頭を悩ませますし
求職者側は、
色んな所からやってくる鬼の量のメール
に悩まされる、という状況が生まれているのが日本です。
こんな日本の状況から見ると、Jobbaticalというのはどんな位置づけのサービスなのか、ほかにはどんなサービスがあるのか、そもそも、エストニアにおける転職市場や転職の常識、なんかの調査が必要そうです!
と書いて、自分のエスホリHRプロジェクトのプレッシャーをかけておきたいと思います。笑
日曜日は、たかのぶのターン!
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