【涙止まらない】映画「日日是好日」
日日是好日観てきました。
もともとの原作はこちら。エッセイです。
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お茶やっててよかった。の一言に付きました。
黒木華ちゃんと多部未華子ちゃんが、近所の武田さんがお茶の先生をやっていると聞いて、入門するところからお話は始まります。
前半は、「茶道あるある」が盛りだくさん。
イミフな点前の手順に、「なんでこうなんですか?」って聞いても先生役の樹木希林さんが
「聞かれても困るわぁ、そういうものなのよ」
「頭で覚えちゃダメ。体が覚えるのよ」
「それで何するの?(ニコニコ)」
これら全部、本当に、先生に言われたことがあります笑
あと、お茶会のかしましい感じや、
「バーゲンみたい」
「みんなまぁまぁって言ってる(笑)」
正客(いわゆる招待客の代表の人)譲り合いとか笑
(お茶会行くと、これが面倒で、いつもお茶が少し嫌いになります・・・)
お茶やってる人は全力で「あるあるあるある」と頷いていた事でしょう。
そして、後半。
人生の山谷ぜーーーーーーーんぶ受け止めて、こっくり(寝てるのではなく、なんかこんな形容しかできない)と、釜の前に座っている樹木希林さんをみていたら、
「あ〜、もうこの人を見ることはできないんだなぁ・・・」
と思ったところから涙腺が緩みっぱなしで。
そこから、最後の30分、ずーっと泣きっぱなしでした。
(ネタバレになるので理由は言えない。そして今も思い出して泣ける。)
ほんとうに茶道って不思議。
茶室でお茶と向き合っていると、すぅっと心に風が通る。
自分の人生の全てを、全部受け止めてくれる存在なのです。
ここまでのものを成立させた千利休って本当何者だったのでしょう。
茶道の道を歩んでいる人は、当然観てほしいし、やっていない人でも、茶の道を志してみたくなる。そんな映画なのです。