お菓子好きじゃない何者かになりたい。
誰しもが何者かになりたいと思います。
かくいう私も日頃こんな人になりたい、あんな人になりたいって試行錯誤してます。悪く言えば周りにすぐ影響されて中途半端に何かにハマって三日坊主を繰り返しています。
ただ、やっぱりどこかで人物像は形成されるもので、よく第三者に紹介される時は
「お菓子作るのが上手な子」になってます。
実際お菓子作るのが大好きで、日本じゃない国に住んでるものですから、日本のお菓子に憧れて色々作っています。
ショートケーキに始まり、シフォンケーキ、饅頭、大福、餡子と作れるものはなんでも。
自分から言わせてみたら食い意地張ってるだけです。買えないものは作ってしまえばいいじゃない、と心のマリーアントワネットが言っているのです。
そして自分のために作るものではあっても、身についた技術で友だちに共有することはあって。なんならお家に集まって皆でお菓子を作ることも少なくありません。
結果お菓子はなんでも自分で作る人、という印象に繋がることも容易に分かりますね。
なんなら自分でも食べ物の話だけは饒舌になるなって、分かってるんです。食べ物の話だーいすき。
だけど心のどこかがそんな印象に留まりたくない、
と呟いているんです。
もちろん何かしらの好印象を抱いてもらえることは嬉しいし、お菓子作れることは人受けがいいので誇ってはいます。
だけどなんかやっぱり、自分の食い意地のために作っているだけだし、お店に買いに行くよりも自分で作った方が早いし美味しいという打算的な考えの元だからうーーんって思ってしまうのか。
それかお菓子を趣味のひとつに留めておきたいのかな。性格のひとつになってしまったら、私の一部になってしまったら責任が伴うというか、プレッシャーに感じてしまうのか。
または私はもっと面白い、もっと特別な存在なんだって思いたいのかもしれません。
自分の心を探ると最後の考えが顔をひょっこり出してきます。
理想の人物に近づきたい。
もっと大人でミステリアスな人になりたいって想像だけはしています。
本読むのが好きで、博識で、隠れた努力家さんのミステリアスな可愛らしさも持ち合わせた女性。
アニメや漫画の作品でよく見るちゃんと性格が定まった何者かになりたい。
現状の私は可愛い頭お花畑のほんわか女の子、お菓子作りが得意と言ってもギャップも何もありません。
もっとお菓子好きとは違う、もう少し地に足のついた印象が着いて欲しいと思ってしまうのです。
そんな大雑把な想像しかできない時点で無理な気がしなくもないですが。
だからなんというか、どうか、どうかお菓子だけの人とは思わないであげると心の私が救われます。
またどうやったら理想像に近づけるのか分かる方がいらっしゃったら、どうかご教授頂きたいです。よろしくお願いします。