完璧じゃなくていいよ
高校2年生の頃、クラスに馴染めなくて
電車に乗ろうとすると気持ち悪くなって
お腹が痛くなって一駅で降りたりしてた
最初はただの体調不良だと思って
頑張って行ったけどそれもできなくなって
遅刻したり学校を休むことが多くなった
当時のクラスメイトと少し前に飲む機会が
あってこのことを話したらびっくりしてた
「え!はぎそんなことあったけ?気づかなくてごめんな。」
ううん。全然ごめんじゃないよ。
きっとあの頃はみんな自分のことで
精一杯だったんだよ。
学校があまり行けなくなってた時期に
部屋の中でYouTubeを適当に流してたら
偶然流れてきたあるバンドの曲が
「完璧じゃなくていい。見なよ。僕もそうだよ。」って
そんなこと誰にも言われたことなくて
初めて誰かに言ってもらえて
それまでずっとあった心の重りみたいなのを
ぶっ壊してきて、痛くて苦しいはずなのにあったかくて涙があふれてきた
なんかまだ少し頑張れる気がした
その日は狂ったようにその曲ばっかり聴いた
次の日からはお守りのようにして毎日聴いた
そしたらだんだんまた電車乗れるようになって
それでだんだんこんなバンド自分でもやってみたいなと思うようになって、数年後にヒヨリノアメに入って今に至るんだけど。
きっとあの頃の自分に声をかけるなら「完璧な人なんてきっといないし、数年後の俺も全然完璧じゃないから、自分のこと嫌いでも、行けそうになったら行って行けない時は行けないで良いと思うんだ」って言ってあげたい
完璧じゃなくていいと思うんだ
だって逆になんでも完璧なやつなんていたらめちゃくちゃ怖い
ださくても、格好悪くても、意外と誰も気にしてないからさって。
PS
自分の中では苦しかった昔の話だけど少し話したくなったので。あの日の自分がいたから今があるなと最近本当に思う(話の中に出てくるMVよかったらみてみて)