初めての場所は強い風が吹いていたよ〜鹿児島ユナイテッドFC 2019シーズン総括 Part2 GK&DF編〜
2本目のシーズン総括記事です。今回は選手評形式でやっていきたいと思います。それではGKから順にいきます。なお、うちは余分に選手を多く抱えすぎており出場機会のなかった選手についてまで言及していると長くなってしまうので割愛しました。出場数の()内はスタメン出場数です。Gがゴール、Aがアシスト数です。
1.山岡哲也 1(1)試合
出場は1試合のみであったが、彼はプレーしなくてもベテランとしてチームのムードメーカーとしての役割を果たしてくれていたと思う。契約満了での退団が決まった後にちょっと気になるインスタでの暴露があったがまあいいや。今までありがとう、幸運を祈ってます。
13.アン・ジュンス 36(36)試合
C大阪からのレンタル2年目となった若手韓国人GK。今季から強く求められるようになった繋ぎの面で不安定なプレーを露呈したり、失点に直結するようなミスを犯したりもしたが、ポテンシャルはピカイチ。特に残留争い真っ只中の終盤戦でのビックセーバーっぷりは圧巻だった。足元も特別に下手というわけでもないと思うし、パントキックは時折直接チャンスに繋がるような素晴らしいボールを蹴れる。
来季も鹿児島にいる可能性は低いだろうから、セレッソに戻るにしても新たに移籍するにしても、今後の成長を応援していきたい。韓国の五輪世代の代表にコンスタントに招集されているので来年のオリンピックや将来的にはW杯とか出場したりする選手になって欲しい。とにかく2年間ありがとう!いつまでも鹿児島のことを心に残してくれたら嬉しいな!
31.大西勝吾 5(5)試合
沼津から加入した左利きのGK。序盤に1度正守護神の座をつかみかけたが、3試合続けてスタメン出場した所で長期離脱。しかし復帰後、代表遠征により不在のジュンスに代わってスタメン出場したホーム最終戦の水戸戦でMOM級の大活躍。そのまま最終節もゴールマウスに立った。足元の技術も安定しており、来季の正守護神を任せても良いと個人的には思っている。
2.ヨン・ジェミン 3(3)試合
夏に「待望の長身CB」という触れ込みで獲得した韓国人CB。アンダー世代では代表経験もあり、守備力アップへの切り札としてかなり期待値は高かったが、怪我の影響もあり僅か3試合の出場に終わった。元々怪我がちらしく、それがアンダー世代の代表に選ばれながらも大成できていない一因っぽい。来季どうなるかは分からないが、残留なら鹿児島でその大器が花開くことを祈るばかりだ。
5.平出涼 4(3)試合
2018シーズンはディフェンスラインの要として昇格に大いに貢献し、J3屈指のCBとの評価を受けていたが、今季のチームでは出場機会に恵まれず。だが少ない出場時間の中でも安定していたように思えるし、もっと起用されても良かったのではないかと思っている。堤の退団が決まっているので来季は彼の出番も増えそうだ。
15.藤澤典隆 32(24)試合 1G1A
両利き、左右問わずSBとSHでプレー可能という使い勝手が非常に良い器用な選手。開幕は左SHとしてスタメン出場し、印象的なミドルシュートを決めたが、シーズンの大半は右SBのレギュラーとして過ごした。高いテクニックでビルドアップの逃げ道になれる選手であったが、欲を言えば攻撃参加にもっと迫力が欲しかった。
19.堤俊輔 33(30)試合
福岡からきた経験豊富なCB。攻撃的なサッカーを目指す鹿児島に欠かせない足元の技術に長けたCBだった。特に対角線のロングフィードは大きな武器になっていた。たまにマークを外したりする不安定さがあったが、基本的にはレギュラーとして及第点のプレーはしていたと思う。それだけに契約満了で1年で退団になったのには驚いた。個人的には好きな選手だったし、サポーターとの繋がりをとても大事にしてくれる人でもあったと思う。今後の活躍を祈ってます。
23.水本勝成 35(35)試合 1G
J3を戦った2018シーズンでもあまり出場機会の多くなかった彼がJ2を戦うシーズンにレギュラーは奪取するとは思っていなかった。主に堤とコンビを組み、アグレッシブな姿勢と粘り強く体を張った対人守備で強みを見せた。改善の余地があるとすれば繋ぎの部分だろうか。シーズンを通じて少しずつ良くなってはいたがまだ物足りない。
24.砂森和也 42(42)試合 5A
チーム唯一の全試合スタメン出場。5アシストを記録するなど自慢の左足の精度を活かした攻撃参加が光った。守備も問題なくできるしシーズン通して怪我なく戦い抜き、計算のたつ選手であった。
今回はとりあえずここまでで次回の記事でMFとFWの評価をして完結です。