Project Galaxy
おはようございます。🐤
今日は知ってるようで知らない、でもちょっと知っている「Project Galaxy」についてヤホーで調べてきましたのでみなさんにお話していきたいと思います。
まず、今僕が知っている使い方
GalaxyはBSCからスタートしたNFT配布のサービスです。今はEthereumやPolygon、Solanaなど6つのチェーンでサービスを展開しています。
OpenSeaやTreasurelandのようにNFTの売り買いはできません。
どういうふうにNFTを配布するかというと、配布されるユーザー側はとても簡単で、アルパカのNFTスペースにアクセスして「Claim」ボタンをクリックするだけです。
配布する側は、アドレスのリストと「各ユーザーにいくつ配布するか」のCSVデータ、そしてNFTのための画像データを用意してそれをアップロードするようです。するとNFTの発行と配布がプラットフォームで可能になります。
例えばALPACAを一定期間ステーキングするとNFTがもらえるGrazing Rangeというプログラムがあったのですが、利用者はステーキングするだけでNFTをもらえる権利が発生します。
アルパカさんはALPACAを一定期間ステーキングしているアドレスのリストを作ります。そしてのそのリストを使って、Project GalaxyでNFTを配布します。
もうちょっと具体的にいきます。
対象となるユーザーはAlpacaのスペースのウェブサイトにアクセスしてメタマスクなどのWeb3ウォレットをつなぎます。すると「Claim」ボタンが現れて、NFTをゲットすることができます。
ユーザーはいくらかの利用料とガス代を支払ってNFTを受け取ります。あまり記憶に残らないほどの少額です。BSCの場合でおそらく$0.2程度。
ちなみに、配布する側になるには、Galaxyに登録し、審査を受ける必要があります。現在Galaxyには87のスペースがあります。Yearn FinanceやCoinGeckoなど誰でも知っているプロジェクトから、誰も知らないようなプロジェクトまで様々ですが、人の目が入った審査があるようなので、詐欺プロジェクトなどはしっかりはじかれているのだと期待します。
いまのところ、配布する側にも、受け取る側にもガス代以上の手数料がかかっていないようです。
ではGalaxyは何を目的として、どこで利益を得ているのでしょうか。それを探る旅にでることにいたしましょう。
Into The Galaxy(Credentialとは?)
Galaxyのdocsです、「クレデンシャル」って何じゃ? いきなり…
なんのことか全然わからん……例として次のようなものがあげられていました。
AAVEとCompoundからお金を借りて、清算されていない記録
プロトコルがサービスを開始した時、流動性プールに貢献した
チェーン上で投票した
いわく、GoogleやFacebookのような企業はあなたの買い物履歴や投稿の内容などから「クレデンシャルデータ」、つまり「行動履歴」のようなものを集めて、ターゲットを絞った広告を出しているということです。
「Credential」を直訳すると、「(大使・公使などに授ける)信任状、資格証明書、成績証明書」ということで、おそらくここでは身分証明とかIDとかの意味ですね。つまりログインが必要なサービスでのすべての行動記録なのでしょう、きっと。
しかし、僕はGalaxyにそこまでデータを預けていませんが……、と思ったら「Galaxy ID」なるサービスがあって、僕のクレデンシャル(行動履歴)がめちゃたくさんありました、その数なんと67!
Galaxyさんには、僕が「Alpie保有者」であって、「Grazingの緑ステーカー」だということなどが全て筒抜けということなんですね。
これのデータをどうするのでしょう、売るのか? というのはWeb2的な考えで…これは全世界に公開されている情報だから売れないですよね…。
…と思っていましたが、ここで「売る」以外のマネタイズ方法があるようですよ。
GalaxyでNFTを発行するには
Galaxyがもっている情報としては、このクレデンシャル(つまりNFT)は何のキャンペーンで得たものなのかという情報も集まっているので、「公開されているものの紐づけるのに一苦労」というような情報が得られるというのは強みです。
どういうことかというと、GalaxyでNFTを発行するには、そのキャンペーンの情報が必要になります。
例えばAlpiesであれば「Alpaca Financeが将来ゲームのプロジェクトに使うNFT、総数10,000体、価格は〇〇ETH」という情報。
Grazingの緑であれば、「ALPACAファンだけど500ALPACA程度しか持っていない、金や銀に比べると格下の貧乏人」(誰が格下の貧乏人やねん!)などという情報です。
つまり、このNFTを持っている人はPlay to Earnに興味があるなとか、Grazingには500ALPACAを30日間ステーキングすることが必要だとかいう、一歩踏み込んだ情報があるということなのでしょう、きっと。
まだ具体的には何にも利用はできていないと思いますが、ウォレット宛にDMを送ることができるようなサービスとか、広告が表示できるようなサービスがもっと普及すればとても有意義なサービスになる可能性はありますね。
既にCyberConnectやUnipassなどのプロジェクトがこのクレデンシャルデータを活用し始めているということです。
Web3的なのかWeb2的なのかわからないサービスですが…💦。いや、Web3も結局情報をうまく集めて、整理して、使うことができるプロジェクトが勝つのか。
今はβ版ということでプラットフォーム利用料は無料ですが、いずれ有料で利用されるようになると、「Curator」といわれる管理者にも利益が入るようなしくみを目標にしているようです。
Curatorとは?
「Curator」というのはなんなんでしょう、わからない言葉だらけなのは、僕が日本人で英語のニュアンスがよくわからないからなのか、Web3の世界が新しい用語を作りすぎなのか……。
直訳すると「(博物館などの)館長」ということで、収集した資料に関する研究を行い、学術的専門知識をもって業務の管理監督を行う人のことをいうそうです。
で、どうやったらProject GalaxyにおいてCuratorになれるかというと、ダッシュボードを作ればいいらしいです。
ダッシュボード…またDeFiの世界的な用語ですが、僕がこれまでに知った知識では、自分のもっている資産をわかりやすくまとめた情報のことです。
きっとここでは、自分が配布するNFTに関する情報のことなのでしょう。自分が配布する側になることがCuratorの条件であるようです。
となると、Curatorは将来的に利用料を支払う代わりに、報酬を受け取ることができるようになるということでしょうか? ちょっとここはよくわかりません。
CryptoNinja、Galaxyにひっそりと爆誕
というわけで、Galaxyのスペース(という商品陳列棚)にCryptoNinjaを登録してみました。
こちらで「クリプトリテラシー検定」の合格証NFTを発行していくのが目的です。
というのは、クリプトリテラシー検定の第1回は合格者が確か600人超え、ということで今後も継続して手動でポチポチ送付するのは現実的ではないということで、リストに自動で送付できるしくみがないのかと考えて、思い出したのがGalaxyだったのです。
応用
NFTをあるリストに配布したい利用者の立場から見ると、非常に便利なプラットフォームだと思います。NinjaDAOの他のプロジェクトでNFTを配布したい場合は使えますよ。(たぶん…使ってみてめちゃ使いにくかったりしたらごめんなさい)
メリット:
・リストに一度に配布できる
・画像データからNFTの発行(Mint)ができる
・現在はβ版のため配布側の利用料が無料
とても簡単です、まだ使ってないけど。
簡単な一方、つぎのようなデメリットもあります。
デメリット:
・すでに別の方法で発行(Mint)されたNFTを配布することはできない
・配布される側のユーザーはGalaxyにアクセスしてClaimしないといけない(配布される側にガス代がかかる)
まとめ
今日はProject Galaxyを簡単に紹介しました。
・Project Galaxyはクレデンシャル・データを扱うプロジェクト
・クレデンシャルとは買い物などの行動履歴のこと
・要するにアドレスと行動履歴を紐づけて、効果的な広告などが目的
・CyberConnectなど提携先も現れてきた
・利用者の具体的なメリットとしては、簡単にNFTを配布することができる
・配布側はGalaxyにプロジェクトの内容などを登録する必要がある
まだ実際に利用はしていませんが、使ってみての感想はまたお伝えしていきたいと思います。
というわけで今日の記事は以上です、何かのお役にたてましたらうれしいです。
それではまた、DeFi~(@^^)/~~~
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