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STEPN〜ガチャ記事の復活
おはようございます。🐤
この記事は1週間前に書いていました、Twitterで思いっきり靴箱開けるのにはまってる人を見て、あ……Unommon靴箱開けちゃだめ……そんなに得しないし……Rareが出ないと負けなゲームで、流動性もそこまで大きくないから資金力がたんまりあっても負ける可能性がでかい、と思いながら何も言えずに眺めていました。
記事書いてはみたものの、その人の批判になると思うし、一番傷ついているのはその人だし……と戸惑って結局出せなかった記事を今出します。表の数字とかは古いですけど、参考までに見てください。
ちょっとガチャするのが嫌になる内容です。
2月17日
とつぜんですが、STEPNのガチャで一発あてたろう! というのはやめておいたほうが得策です。なぜかというと単純に損だからです。また、こちらのVoicyもぜひお聞きください。Windows95の開発に関わられたスーパーエンジニアである中島聡さんがガチャの依存性、危険性を熱く語っておられます。
この中島聡さんのVoicyを繰り返し聞いています。中島さんのお友達がガチャにはまったというお話でした。人間はガチャの魅力には勝てないんでしょうか。僕の持論は「Uncommon靴箱は開けるな、生め」です。
Mintをするにあたって大事な2つの表
Mintしたら靴が生まれると思ってませんでしたか、僕は思っていました。でもそれは間違いで、ほんとうは「靴箱」が生まれます。それでその靴箱を開けたら靴がでてきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1645788026589-aPQUjWyDhu.png)
つまり、靴の生まれる時には2つのガチャをします。1つ目はMintした時に生まれる靴箱の品質の表です。
![](https://assets.st-note.com/img/1645784851759-jSxOnJv38q.png?width=1200)
注目は、Mintするときは損する方向にはいかないということです。
どういうことかというと、CommonとCommonをかけ合わせると、靴箱が生まれないということはなく、必ずCommonが生まれますし、UncommonとUncommonをかけ合わせると、Common以下が生まれるということはなく、必ずUncommon以上が生まれるということです。
異なる品質を組み合わせた時もそうです。CommonとUncommonをかけ合わせたときに生まれる靴箱は、Common50%、Uncommon48%、Rare2%で、期待値はかかるコスト以上が約束されています。
※期待値とは、すべての確率の加重平均をとったものです。例えば宝くじの期待値は約45%、つまり30億円で宝くじを買い占めたら約13.5億円が当選金として返ってくるので、300円の宝くじの期待値は135円ということができます。宝くじを買う人は135円の価値のものを300円で買っているのです。なんで買うの?
Uncommon靴箱は開けるな、生め
対して靴箱を開けるときは損をする可能性があります。2つ目の表は靴箱を開けたときに出てくる靴の品質の表です。
![](https://assets.st-note.com/img/1645786090379-5oq27GXc74.png)
25 SOLでUncommonの靴箱を買ったら、7 SOLのCommon靴が出てくる可能性が20%もあります。5回に1回、結構な割合です。
しかしこれだけでは不利とは言えません、冷静に計算してみましょう。
開けるシミュレーション
2月17日現在の次のレートを元にUncommon靴箱の期待値を計算してみました。
Comon靴=7.25 SOL
Uncommon靴=25.0 SOL
Rare靴=210 SOL
7.25 * 20% + 25 * 76% + 210 * 4% = 28.85 SOL
これを売る場合 -6% =27.12 SOL
現在のUncommon靴箱の市場価格は25.89 SOLなので、靴箱を開ける数が多くなればなるほどこの期待値に近づき、1足あたり約 1.2 SOLほどの利益になる計算です。
もちろん、市場は計算どおりにはいかないので、この利益はもっと小さくなります。なぜなら、靴箱を売ろうと市場に出せば市場の靴箱の価格は下がり、靴を買い続けると靴の価格は上がるので利益は縮まります。
しかも、ここが重要なのですが、この期待値はRareの価格によるところが結構大きいです。28.85 SOLのうち8.4 SOLをRareで支えています。
![](https://assets.st-note.com/img/1645105024985-vGiHAc7CyY.png)
つまり、Rareを引かない限りは緩く赤字が続きます。
4%の当たりを狙って25回くじを引くと必ず当たるか?
よくある計算ですが、Rareの出現確率が4%のとき、25回ガチャをひくと必ず当たるでしょうか? 4% * 25回=100%?
確率の考え方では、25回に少なくとも1回当たる確率を求めるのはたいへんですが、25回連続外れる確率は簡単に求めることができます。
(はずれの確率96%)^25≒36.0%
つまり、25回ガチャをひいても、約1/3の確率ですべて外れます。外れた時にはいくら損をするかというと、およそ次くらいの損失になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1645105024937-ecVanqKlvx.png)
支出:25 SOL * 25足=625 SOL
収入:21.3 SOL * 25足 * 0.94=501 SOL
損益:-124 SOL
最低一発でもあたった場合は、逆に+74 SOLくらいの利益になります。
生むシミュレーション
一方、Uncommonの親靴2足から靴箱を生む場合、Common靴箱は生まれません、Uncommon96%、Rare4%で生まれます。
![](https://assets.st-note.com/img/1645105027967-hPAguxt5g2.png?width=1200)
ごくごく単純に、Uncommon靴箱の最安値25.9 SOLと、Rare靴箱の最安値240 SOLで期待値を計算してみると、
0.96 * 25.9 + 0.04 * 240=34.46 SOL
という期待値になります。このMintにかかる支出はいくらかというと、Mint0とMint1の靴のかけ合わせの場合770 GST=20.18 SOLです。
これは外れても靴箱の最低価格25 SOLで売れて、24 SOLの収益があるのですから、外れても利益がでる計算です。外れてもちょい利益、一発でもあたれば爆益です。
外れてもちょい利益!?
これが「Uncommon靴箱は開けるな、生め」という理由です。ただし、時間はめちゃめちゃかかります。そのために48時間ロックのような状態になるので価格変動リスクをもろにくらいます。STEPNはクジラが暴れられないしくみなのです。
もし、より詳しく計算したい方は、僕が自分用に作成したスプレッドシートを公開しておきますので、参考にできる方はコピーしてご自由にお使いください。
2月25日
さて、ここからはまた今日、2月25日に書いています。
一昨日? くらいに、STEPNが賭博にあたるというtweetをみかけました。何気なしに調べていたらなんだかほんとうっぽい気がしてきました。
「なぜ? Axieのときそんなこと言われてた? 聞いたことないけど」
「でも……、心当たりある……中島さんも言ってたし、最近ガチャにはまってヤバい人みかけたし……」
「え……、STEPN本書き終わって表紙の発注も終わったこのタイミングでそれ知っちゃうの?」
と、めちゃくちゃ焦って、でも調べれば調べるほど法律的には真っ黒で、ただ現実に逮捕者がでたとか現実に有罪判決がでたとかの事例がないだけでした。
ということで、「もうSTEPN紹介するのやめよう」と思ったのです。
が、だんだん考えが変わってきました。
いいわけではないですが、僕はまったくSTEPNのことを賭博ゲームだと思ってないですし、上の記事のとおり、靴箱は開けるなという考えの持ち主なので、最初知らずに開けてから以降は靴箱を開けたこともないし、有料のミステリーボックスを開けたこともありません。まったく賭博という意識がなかったのは、僕が賭博は損だと思って近づかないからです。
上の記事でもわかるように、僕は「靴箱のまま」売ります、これだと安全だし、なにより法律的にも「損をしない」というところで違法にならない可能性が高いと考えています。(いや、そういう問題ではないか、ゲーム全体がアウトなのかもしれません)
うーん、例えば、「めちゃくちゃおいしいパスタのお店を見つけて、うれしかったので人に伝えたい」と思ってる時に「そのお店の栗パフェ頼んだけどめちゃ不味かったよ、やめた方がいいよ」とか言われたら萎えませんか。いや、そこ気にしてなかったしって。
ただ、知ってしまったからにはなんとかそこを打破したいと思ったのですが、なんとものれんに腕押しというか、答えがないんですよね。グレーだから「安全とはいえない」という答えしかありません。
それに、非合法であるDeFiをこれだけ大好きだって言っておいて、ブロックチェーンゲームのグレー性、しかも僕が全く興味のない賭博方面が理由であきらめるのはちょっと諦めがつかなすぎます。
というわけで、僕が知る限りのSTEPNの賭博面での危険性を啓発しながら、ただ「違法だからやめときなよ」と清く正しく行儀よく、正義の面でいうのではなく、「これこれこうで確実に損することは明らかだけど、どうする?」と人間の損得勘定に訴えかける方向で啓発をすることにしました。
ということで、Kindle本をお色直しして出版に進もうと思います。
僕と同じく賭博が嫌いな人は楽しみにしてください。
この度Kindle本を出版しましたのでご紹介します。(2月27日追記)
それではまた、DeFi~(@^^)/~~~