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FP向けビットコイン講座

おはようございます🐤

今日はマネーリテラシーの高いFPのみなさん向けに、立ち飲み屋で世間話をするようにビットコイン講座をやっていきます。

広野りお - イラストAC

ビットコインをはじめとする暗号資産のこと、金融のプロであるあなたが遠巻きに見てること、まだ手を出していないこと、私は知ってますよ。

でも、そろそろ興味が湧いてきたのではないですか?

お客さんとの会話でもビットコインなどの暗号資産のことが話題に出ることも多くなったでしょう。そろそろ勉強しないとな、と思っていますよね。

そして、FPのあなたは技術うんぬんよりも、次のような事実が大事なのかもしれません。

  • 時価総額:1.3兆ドル(トヨタよりも大きい)

  • 米ブラックロック社など、大手資産運用会社が現物ETFを運用している

得体が知れないことに変わりはないが、世間の認知を得ていて、資産運用を語るうえでもはや無視することは不可能な存在になっています。

だから、めちゃくちゃ賢いFPのみなさんは次のようなことを知識として得ます。

  • 通貨としては使いにくい

  • ビットコインは詐欺やマネーロンダリングなどに使われる

  • ハッキング被害がとても大きくて危険

  • 税制が厳しく、利益に対して最大55%の税金がかかる

「だから特に日本においては"まだ"お勧めの投資とは言えません」

それで会話を乗り切ります、それが正解です。

だって本当のことだから、世間ではそう言われているから、自分やお客様の大事な資産がなくなる可能性が高いから。

ただのデータだから、いつただの紙くず…いや電子ゴミにならないとは限らないから。

きっと今ビットコイン投資なんてしている人は将来泣きを見ることでしょう。

……冗談じゃない

冗談じゃない!!

👨 ちょ、ちょっとどうしたんですかヒヨコロさん急に大きな声出したりして。

🐤 本当に怖いのは法定通貨だってなぜわからないんだ、民衆や国の欲望が際限なく大きく膨らんではじける時のバブルだよ。

👨 いや欲望が膨らんでいるのはビットコイン買っている人じゃ…

🐤 自分が正義だと信じて疑わず、国民全員が集まってNISAでオルカンを一斉に天井買いしてしまう、そんな善良な市民たちだ。

👨 確かに今はみんなNISA、NISAってちょっと怖いよね。ただ今のヒヨコロさんもちょっと怖いよ?

🐤 だが世の中には、オルカンではなく得体の知れない匿名の人物が気まぐれで作ったただの電子ゴミを平気で買うバカもいる。己の信念だけを頼りに、危険をかえりみないバカがね。

👨 いやバカじゃないでしょ、すごい天才が作ったって知ってるよ。

🐤 そのバカのおかげで、私は民意の濁流から抜け出して自分の意思でビットコインを買うことができました。私はそれを誇りに思います。

👨 いやそれはおめでとうございます、めちゃめちゃ儲かったじゃないですか、奢ってくださいよ~(笑)

🐤 冗談じゃない!!あなたは何もわかっていない!!儲かったとか損したとかじゃないんだ!!

👨 (なんだこのおっさん、めんどくさいな〜)

ひなちゃん登場

👩 ヒヨコロさんじゃないですか、大きな声でどうしたんですか?

🐤 あ、ひなちゃん。☺ ひなちゃんこそどうしたの居酒屋なんて。

👩 私は学校の帰り、ヒヨコロさんの大好きなビットコインのお話ですか?

ヒヨコロさんはビットコインの話をする時には感情があふれがちですよね、もっと優しく丁寧にお話したらもっと伝わると思うんだけどなぁ~…そうだ、感情が溢れそうになったら、心の中で6秒カウントしてみたらどうですか。それでは失礼しますね~(@^^)/~~~

🐤 あ、ま、またね~(なんか最後小バカにされた?)

落ち着いてビットコインの説明

さて、少し落ち着いてビットコインの説明にはいります。

ビットコインの歴史はとても面白いですが、これを語りだすと2時間では足りません。

また、ビットコインの技術はとても素晴らしいものですが、これを語ると平均7秒くらいで人は興味を失います。

なので、ビットコインの技術や歴史はここでは語らず、ビットコインの現状について事実を淡々と話し、未来を予想してみます。1000文字、5分で読めます。

まず、ビットコインはこれまでになかったタイプのデジタルデータで、参加者みんなで共有する資産台帳に、持ち主の名前を共有するものです。管理者が不特定多数であることもこれまでにない特徴です。

つまり、国や銀行でもコントロールできない資産です。
このパンク・ロックな精神が、反体制派の一部の人に刺さり、その自由と平等なしくみが徐々に世の中に理解され広まると、資本家に注目されて投資対象となって現在の金融の世界ではもはや押しも押されもせぬ実力者となっています。

現時点での時価総額は約1.3兆ドル、これはアマゾンの次、METAの前くらいの位置にいます。

ビットコインは通貨だと考えると、だいたいスイスフランの次、ロシアルーブルの前くらいの位置にあります。(FiatMarketCapを参考)

ビットコインの価値はいくらが適正か?

その前に、なぜただのデジタルデータに1000万円以上の価値がつくのかといいますと、みんなが欲しがるからです。それ以上でも以下でもありません。

ビットコインはたった15年前に開発された技術ですが、それ以降もっともっと高性能な暗号資産はいくつも世に出ています。が、人が欲しがるのはビットコインです。

なぜかというと世界最古の暗号資産だからであり、これまでの常識を大きく飛び越えた画期的な素晴らしい発明であり、かつ暗号資産に対する人の欲が無い時代に中心人物がいないまま広まったからです。

だから、第二のビットコインとか、次世代のビットコインというものは無いし、いくら待っても現れません。

私はビットコインは金ほど現物の魅力はないけど希少価値としては金みたいなもので金よりも便利なので、その価値は金程度にはなると考えていますが、それ以上という人もそれ以下という人もいます。そんな予想です。

また、金と違ってただのデータであることは間違いがないので、本当にみんなが興味を失ったら価値はゼロになります。そういうものです。

ビットコインの真価「インターネット上で希少価値を表現」

私はビットコインはただの骨とう品だと思っています。だから価値はまああるんでしょうけど、昔に作られた壺とか絵画みたいなものかと思っています。一部の人には価値があっても、それに価値を見出さない人の方が多くて当然です。

それよりも、ビットコインが発明した「ブロックチェーン」というしくみは、その後の暗号資産の基礎として使われています。そっちの技術的価値の方が重要です。

これにより、「インターネット上で希少価値を表現」することが可能となります。

どういうことかというと、これまでは価値は人が管理する必要がありました。銀行の通帳は銀行が管理し、ヨドバシゴールドポイントはヨドバシが管理します。

しかし、ブロックチェーンは管理者が不特定多数であり、誰か一人が悪意をもってそれを書き換えたり盗んだりすることができません。これは「台帳を公開する」という発想の転換があったことによる発明で、これにより、企業や商店街や自治会など、人が集まるいろんな場面で応用ができます。

ビットコインのブロックチェーンはすべて公開ですが、プライバシーを守りながら透明性を確保する技術も進化しており、2018年には選挙の投票システムに使われた事例もあります。

ブロックチェーンの未来

「インターネット上で希少価値を表現」することができたらどうなるのかというと、その表現されたもので価値の交換ができます。

平たくいうと、銀行やカード会社、PayPayなどを通さなくてもお金のやりとりができるようになるということです。

これは未来ではなく、もうすでに達成している現実なのですが、私は今すぐブラジルの人に1円を送ることができます。およそ2~3秒で、手数料は0.01円以下という限りなくゼロに近い値で。

また、もしあなたがこの記事を面白いと思ってくれたら、記事の中に広告を表示する代わりにワンクリックで私に1円を送金して記事を購入することが可能になります。

これにより「広告のないサービス」でも収益を得やすくなります。

これはビットコインとその派生の技術で可能となっています。現在最も便利で普及しているのはソラナ(Solana)というブロックチェーンだと私は考えていまして、私もその世界で便利に生活をしています。

ビットコインを使ったライトニング(Lightning)という技術もありますし、イーサリアムというブロックチェーンもあります。それぞれに良いところや欠点があったりするので、今はいろいろ便利に使っておくのがいいのかなと思います。

PayPayやLINEpayを使い分けたりクレジットカードを使いわけたりする感覚です。

そしてそのような手数料革命のおかげで、PayPayやことら送金で送金手数料が無料となる手数料革命が各所で起こっています。

気取ったり賢ぶったりする必要はありません、便利に使ってお得になりましょうという世界です。ブロックチェーンのある世界へようこそ。

それではまた〜(@^^)/~~~

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