Alpaca Academy ~増えるレバレッジペアの研究~
※無料で最後まで読めます
おはようございます。😊
前回はAlpaca特集としてAlpaca Financeの特集をしました。
今日はAlpacaニキのもとでDeFiのお勉強です。
レバレッジファーミングはうまく使えば下げ相場でも利益が出せるというお話がAlpaca Academyでありましたので紹介します。
レバレッジかけた場合、ペアの選択しだいで、LPの価値は上がっているのに、なぜか思ったように利益出てない…あるいは損した、なんてことはありませんか?
つまり、ペアの特性、どちらを借りているのか、どちらが上げれば利益がでるかなど理解していないと、思わぬ損をすることがあるので、今日のnoteは必見です。
初の有料化してみました。
内容はほぼ全て無料で見ることができるので、ぜひ最後まで読んでいただいて、役にたったなと思ったらポチッとしていただけたらうれしいです。😊
きっかけ
きっかけはめだかさんのツイートです。(感謝!)
興味持ったので、Mediumの元記事全文を読みました。
すごい、めちゃためになりましたので、みなさんにざくっと概要を紹介します。できるだけ概要と細かい部分を分けて、興味ない人は概要だけでもわかるように、より詳しく知りたい人は細かい部分も楽しんでいただけるように構成しました。
1-(1) ショートとは
「安く買って、高く売る」というのが商売の基本であるのと同様に、
「安い時に買って、高くなってから売る」というのが取引で利益を出す基本で、これをロングと呼んでいます。
ショートとは、「高い時に売り、安くなってから買い戻す」その差額で利益を出す手法です。順序が逆なだけで、取引の基本どおりともいえます。
ショートはトレーダー(投機家)の間では一般的なことで、例えばFX(外国為替証拠金取引)は対象の資産を「まず借りる」ことでショートを実現しています。
BSC DeFiではVenus Protocolで主要なコインを借りることができます。
これを利用して、次のようにショートを実現することができます。
・まず1BNBを借りて
・その1BNBを500BUSDに両替する(BNBを売る)
・BNBの価値が400BUSDに下がったら両替する(BNBを買い戻す)
・1BNBを返す
・100BUSDが余る、これがショートの利益
もちろんこれでも良いんですが、VenusではBNBを借りるためにその倍程度の担保が必要となります。つまり$10,000分のBNBを借りたければ$20,000分の担保が必要で、ロングに比べて投資効率は低くなります。
1-(2) Alpacaのレバレッジファーミング
Alpacaのレバレッジファーミングは、ショートにも活用できます。
つまり、BNBが下げ相場の時には、BNBを借りることでショートを実現します。そのしくみは次のとおりです。
レバレッジ取引を始めるときは、プロトコルから資産(BNB / BUSD / ETH)を借り、終わるときにそれを返済することになります。
AlpacaのLPプールでは、コインのペア(ETH-BNB、BNB-BUSDなど)を50:50の比率で作成しているため、選択したレバレッジレベルが2倍を超えると、投入した金額よりも多くの資産を借りていることになります。
そうなると、何を預けたかに関わらず、50:50の比率でLPトークンを作成するために、その借りた資産の一部をもう一方のペアの資産に両替する必要があります。以下に簡単な例を示します。
1-(3) 具体例1(簡単バージョン)
・ETH-BNBのペアでレバ取引を始めます、1BNBを資金に投入しました。
・x3のレバレッジの場合、プロトコルは2BNB借りて資金に加えます。
・合計3BNBの資金で50:50、つまり「1.5BNB」と「1.5BNB分のETH」のLPを作る必要があるので、プロトコルは1.5BNBをETHに両替(BNBを売却)します。
・後日、取引を終わるために、借りている2BNBを返す必要があります。現在「1.5BNB」しか保有していないため、「0.5BNB分のETH」をBNBに両替(BNBを買い戻す)し、合計2BNBを返します。
先に売って、後で買い戻す…さっきやったやつですよね。取引で利益を得る基本の逆順、これがショートです。
このショートの金額は0.5BNB分です。
1-(4) 資金はペアのどちらで始めるのが良いか
資金にBNBではなくETHを投入した場合はどうなるのでしょうか?
不思議に感じるかもしれませんが、始めに投入する自己資金の種類をETHにしてもBNBにしても違いはありません。どっちにしても投入時に両替して、同じLPとしてスタートするから、と考えると納得がいくでしょうか。
ただし両替手数料には違いがあります、ETHを投入した方が両替する数量が減る分わずかに手数料がお得です。(ほぼ無視できる程度)
後でポジションをクローズする時も、どちらで返却されても価値は同じで、手数料だけの違いです。ETH-BNB Pool x3レバレッジの場合を例に、図で説明します。
1-(5) 具体例2(詳細バージョン)
少し具体的に検証してみます。
・ETH-BNBのペアでレバ取引を始めます、0.166ETH(1BNB分のETH)を資金に投入しました。
・x3のレバレッジに設定します。
・プロトコルは2BNB借りて資金に加えます。
・合計3BNBの資金で50:50、つまり「1.5BNB」と「0.249ETH(1.5BNB分のETH)」のLPを作る必要があるので、プロトコルは0.5BNBをETHに両替(BNBを売却)します。
・後日、取引を終わるためには、借りている2BNBを返す必要があります。現在「1.5BNB」しか保有していないため、「0.5BNB分のETH」をBNBに両替(BNBを買い戻す)し、合計2BNBを返します。
1-(6) ロングとショートの比率
では、LPポジションのうち、どれだけがロングでどれだけがショートかも見ていきましょう。
・資金の合計額は開始時点で3BNBです。その内訳は0.249ETH+1.5BNBです。
・自己資金の1BNB分+借りたお金0.5BNB分で買った合計1.5BNB分のETHについては、ETHが値上がりすれば利益、値下がりすれば損失がでます。この部分はロングです。
・借り入れたBNBを売却(先に売る)して作った0.5BNB分のETHは、最終的にはBNBに両替(買い戻す)して返さないといけません。BNBの値上がりで損失、値下げで利益がでる、この部分がショートになります。
・1.5BNBは、1.5BNBとして返します。借りたものをそのまま何も両替せずに返すので、ETHやBNBの価値が上がっても下がっても影響はありません。この部分はニュートラルになります。
1-(7) 比較:レバレッジをかけない場合
1-(8) 結論~弱いコインを借りる方向で!
アルパカで借りることができるコインは現在のところ3種類(BNB、BUSD、ETH)です。これらがベースとなって17のプールがあります。⇒参考
・PancakeSwap BNB pools ⇒BNBを借りる
CAKE-BNB pool
BTCB-BNB pool
ETH-BNB pool
……etc
・PancakeSwap BUSD pools ⇒BUSDを借りる
BNB-BUSD pool
VAI-BUSD pool……etc
・PancakeSwap ETH pools ⇒ETHを借りる
BETH-ETH pool…etc
通常のLPペア選びの基準に加えて、ペアの組み合わせで、後にくる方が、先にくる方よりも弱いと思うペアに賭けるべきだということですね。
例えば、CAKEとBNBでは、CAKEの方が強い(値上がり率が大きい)と思う場合は賭けてOKです。
逆に、CAKEとBNBを比べてBNBの方が強いと思っている場合は、これに賭けてしまうと損をしてしまう可能性があるので、どうしてもCAKE-BNBペアに賭けたい場合はレバレッジをかけずに、LPペアかそれぞれ単独で保有するのが良い、ということです。
以上、Alpaca Academy Lesson1の解説でした。
明日はもう少し突っ込んで具体例をやっていきます。
今日のnoteが参考になりましたらうれしいです。
今日は有料の追加情報として、今の状況で僕が思う「(2021年4月25日現在)レバレッジをかける場合の一番お得なペア」を書いています。
あくまで素人考えとして参考にしていただくか、
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それではまた、DeFi~(@^^)/~~~
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