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NFT界隈の人へ-ヒヨコロの失敗体験談

おはようございます。🐤

タイトル、「NFT界隈の人へ」ってうざくないですか? 大丈夫ですか? 小馬鹿にした分類すなって声が聞こえて来そうですが…わかりやすさのためにつけています。

このシリーズは大好きな人たちをターゲットに書いていますので、小馬鹿にしているわけではないことをわかっていただけたらと思います。1ミリでも不快に思われたらこのタイトルはやめます。中身は継続します。

というわけで、NFTを始めようと暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンの世界に入ってきた、ついでにDeFiやってみようかしら、という人に前もって言っておきたいことがあります。それは必ず一度は大損するということです。

どういうことか? 僕のやっちゃった経験を交えて1つずつ説明していきます。

前提:DeFi投資と暗号資産投資の違い

と、その前にDeFiとは何なのか?

ウォレットにETHを持っているだけではDeFi投資をしているとは言いにくいです。

まず、暗号資産投資とは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を買って保有してその値上がり益を期待することです。日本の暗号資産取引所で買ったり売ったりするのが一般的です。

ここでは、暗号資産=仮想通貨と考えてください。要するに暗号資産取引所で買えるBTCとかETHとかXRPとかのことです。

つぎに、DeFi投資とは、イーサリアムやPolygon、Solanaなどのブロックチェーン上にある金融機関(DeFiプロジェクト)で、暗号資産投資と同じようにトークンを買ったり売ったりするだけでなく、暗号資産(トークン)を預けたり貸したりして、運用益を得る投資方法です。

今日はDeFi投資についてお話していきます。

1. トークンの値動きで資金を失う

DeFiの魅力の1番はなんでしょう。高利率です。間違いありません。

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こちらはSolana版のPancakeSwapと言われているRaydiumというプロジェクトのアプリ画面の一部です。APRとは年間の利回り(単利)を表していて、なんと565%!

100万円あずけていたら、1年後に665万円になる数字です。
この瞬間、この数字は本当です。嘘ではありません。
でも、もちろんそんなことはあり得ません。

もう一つ、Solanaのアルパカファイナンスと言われている(?)Franciumです。こちらはAPY(複利を計算に入れた年間利回り)10,144,840%!

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100万円預けていたら、1年後に1000億円になる数字です。
この瞬間、この数字は本当です。嘘ではありません。
でも、僕もあなたも絶対に1000億円を手にすることはありません。

なぜか?

まず1つ目はトークンの値動きです。上の図の例ではGENEトークンの値動きが損益に関わってくるのですが、GENEが現在の価格を維持できる保証はありません。(※計算に間違いがあったため修正しました)

「でも、CompoundのCOMPとか、PancakeSwapのCAKEとかすごい値上がりしたんですよね? ちゃんと調べて見定めたら値上がりする銘柄もあるんじゃないの?」

いえ、無理です。残念ながらこれから発行されるトークンと、COMPやCAKEとは違います。

COMPやCAKEの発行当時は、独自トークン(ガバナンストークンとも言います)が値上がりすることは無いだろうと考えられていました。

現在は、COMPやCAKEの成功を見て、後追いするプロジェクトがたくさんあります。独自トークンの発行は無料で簡単にできるので、いろんなプロジェクトがたくさん独自トークンを発行しましたが、それらの99%には価値がつきませんでした。

残りの1%も価格が維持できているところは少ないです。(感覚)

ほんとはデータで客観的に説明したかったのですが…、言いたかったのは、トークン価格は値動きが読めない、そして乱発される独自トークンの価格を維持することはとても難しいということでした。

プロジェクトの中身をよく調べて見極めてください。

訂正前の記事を読んでいただいたみなさん、ごめんなさい。勇み足、反省…。

2. 利率の高さにつられて資金を失う

次に利率の高さです。

こんな高利率は嘘じゃないか、詐欺じゃないか、と思いますが、さきほどまでに書いたように「この瞬間は本当」なんです。

でも1年間は続きません。

なぜかというと、まずその高報酬が今だけだからです。利率は独自トークンの報酬も計算に入っていますが、ユーザーの興味を引くため期間限定の配布率になっています。つまり、一定期間の経過後はトークンの配布量が減ります。

そして、独自トークンの報酬による利率は、現在の価格で計算されています。現在は$25の価値があっても、さきほど説明したようにこの価格は下がります。例えば$12.5に価値が下がると、利回りも半分になります。

利率は「現在の報酬量が維持される」「現在のトークン価格が維持できる」と仮定した場合の数字であることに注意です。

🐤の失敗話

僕がDeFiを始めたばかりの頃、ValueDeFiというプロジェクトに投資しました。APY、つまり複利を計算に入れた1年間の利回りは17万%でした。(17%じゃありません)

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17万%÷365日=465%/日ですから、「10万円投資したら明日の朝には50万円に…🤤ジュルリ」と当時の僕は考えました。

ところがここには二重のワナがありました、これに気づいたらすごいです。

◆まずAPY(複利)のワナ
複利(APY)で年17万%を単利(APR)に換算すると年750%です。(マジです、これが複利の力です)
つまり1日あたり2.1%。だから10万円投資しても明日の朝は10.2万円にしかなりません。

なお、APR(単利)とAPY(複利)の換算には次のサイトが使えます。

◆次にトークンの値下がりのワナ
それだけではなく、1で説明したようにトークンの価格が下がります。ValueDeFiの時は1日で半額になりました。つまり10万円が1日で5.1万円になってしまいました。

このように、独自トークンに投資するなら、常にトークンの値動きに注意をする必要があります。

それができるなら、賭けでやってみるのも楽しいと思います。その際はAPYは無視して、独自トークンの値動きだけに注意しましょう。そして値下がりする前に逃げるのです。

3. お祭りで資金を失う

この世界には定期的にお祭りがあります。

また僕の失敗談ですが、HAZEというプロジェクトがありました。ある日、そのプロジェクトですごい枚数のHAZEトークンを買い戻し&Burn(焼却)することになりました。市場で買い戻しをする時にトークン価格が上がるのです、いわゆるHAZE祭りです。

このお祭りでHAZEトークンの価格は数倍になるだろうと見られていました。だからトークン保有者がみなその瞬間を見計らって、売りボタンを持って待ち構えています。

こういう時は経験の差が出ます。通常は0.5%であるスリッページを50%に設定するとか、整数で売りに出すとか、少しずつ売りに出すなどして売れやすくするとか、ノウハウをたくさん持っている方が勝ちです。

もちろん僕は負けました、その結果150万円の損失を出しました。泣きました。

以降、お祭りとか早押しは「無くなってもしょうがないと思える額で」「負けてもともと」という精神でのぞんでいます。

もちろん、お祭りや早押しが大好きで、コツコツ経験を積み、勝率を上げている人もいらっしゃると思うので、それを否定するわけではありません。

4. 考え抜いて計算しつくして資金を失う

僕みたいな計算好きがおちいりやすいのがこのタイプです。

客観的なデータによると、このトークンは値上がりするはずと判断できるので買い込む、あるいは理論的には値下がりするはずと考えてカラ売りする。

しかし、特に短期的には値動きは思ったようにはなりません、判断基準を冷静に見極めながらガチホ、あるいは損切りすることが大事です。

と、簡単に言いますけど、それがうまくできることは稀です。

僕も、一定の客観的な事実の積み重ねによりALPACAトークンをガチホしていますが、なかなか思うようには値動きはしてくれません。トークン価格は僕の考えなんて1ミリも関係なくて、全ては市場の動きで決まってきます。市場がどう動くかを予想することが大事です。

5. セルフで資金を失う

これは僕はまだやったことがないですが、いつかやると思っています。自分の操作ミスや親切な詐欺師に気をつけましょう。

・超親切なサポートに注意
・勝手に謎のNFTやトークンが送られてくる
・偽のプレゼントキャンペーン
・偽アプリ、偽サイト
・謎のプロモーター
・セルフGOX

特に間違いが起こりやすい送金時、特に初めて送金する場合は、手数料を支払ってでもまず少額でテストすることが大事です。

まとめ

・高利率にはつられちゃダメ!
・新興プロジェクトは短期で売り抜ける
・ちゃんと調べたプロジェクトに長期投資するのはOK

APYとかAPRの高利率で判断してしまいがちですが、そこは見てはいけません。そのトークンの継続性をしっかりと調査して、それなりの動きをしましょう。

というわけで今日の内容は以上です、何かの役にたてたらうれしいです。

明日は、流動性提供のお話をしようかな、誰も興味ない気がする……

それではまた、DeFi~(@^^)/~~~


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