ALPACAトークンの価値
おはようございます。🐤
暗号資産、DeFi界隈の下げ局面を迎えています。ALPACAは$0.6台に突入しました、ALPACAホルダーのみなさまいかがお過ごしでしょうか。
今日は、ALPACAのトークノミクスと、アルパカファイナンスの運用実績から、僕の考えるALPACAトークンの未来を予想していきます。
トークノミクス
トークン設計のことをトークノミクスといいます。ALPACAトークンの配布スケジュールは次の図のとおりとなっています。
Tokens / block というのは、1ブロックあたりに発行される枚数のことです。2021年の11月は1ブロックあたり2.75枚のトークンが発行されます。
1ブロックは約3秒なので、60秒で20ブロック、60分で1200ブロック、24時間で28,800ブロック、つまり1日あたり28800*2.75=79,200 ALPACA、1週間あたり554,400 ALPACAが発行されます。
1週間のALPACAの発行量=約55万ALPACA、これちょっと覚えておきましょう、あとで出てきます。
上の表を見ると、毎月ALPACAトークンの報酬の量が減っていくのがわかります。最初にたくさん報酬をばらまいて人気を得るというのがDeFiの流行です。
トークンの発行枚数が減るとともに、希少価値が上がり、配布する枚数が減ってもドル換算すると金額が維持できるというのが理想です。
Buyback & Burn
トークン設計に欠かせないのがもうひとつ、Buyback & Burn。
レンディングなどで得たプロジェクトの収益の一部を使って市場でALPACAを買い戻して、それを焼却して二度と使えなくすることです。
これにはどういう意味があるかというと、市場でALPACAを買い戻すことでトークンの価格を上げます。そして、それを二度と使えなくすることで希少価値を保証し、ALPACA価格を維持もしくは向上しようとするものです。
ALPACAの Buyback & Burnの量は毎週公表されていて、11月に入ってからは平均で約84万ALPACA($67.7万)です。10月に比べて倍以上になっているのは、Alpies NFTの売上からのBuyback & Burnも含んでいるからです。
・11月7日…501,888($444,250)
・11月14日…695,888($625,300)
・11月21日…984,888($806,000)
・11月28日…1,178,888($832,600)
今週は55万ALPACAが発行された一方で、118万のALPACAが買い戻されているので、仮に発行された分が全て売られたとしても、買い戻される量の方が多く、その分だけ価格は上がる計算になります。
※現実はこの1週間で価格は下がり続けています。これは既存のALPACAホルダーが手持ちのALPACAを売っていると考えられます。
ALPACAの価値は?
レンディングやレバレッジファーミングを利用するとALPACA報酬がもらえます。
今は、週あたり55万ALPACAが発行されるという計算でしたね。
一方、11月のALPACA 買い戻し&焼却の枚数は週あたり平均84万ALPACAでした。
つまり発行枚数よりも焼却枚数の方が多いという現状です。
あと1年3ヶ月後、新規ALPACA発行がゼロになった未来を想像しますと、ALPACA報酬ができなくなるのですが、もし報酬を継続する場合はALPACAを買い戻して焼却をする代わりに、買い戻したALPACAトークンを配布するということができます。
そして、その時はALPACAの価格がいくらになっていようが、ドル建ての配布金額は変わらないという世界になっています。つまり配布されるALPACAの原資はその週のプロジェクトの利益です。
1年後、ALPACAの発行量が110,880枚(0.55/block)になった時に、プロジェクト運営の利益(Alpies収益を除いて約$20万/週と仮定する)が現在のままだとしたら、週あたりの発行枚数(11万枚)と買い戻し金額(約$20万)の均衡から試算すると、1 ALPACA=約$2 という価値が最低限の価格となります。
この仮定はかなり厳しめの仮定です、なぜなら、つぎのように将来を見積もっているからです。
・配布されたALPACAが全て売られる
・運営以外誰もALPACAを買わない
・計画されているプロトコル収益の増加などを考慮に入れない
・Alpiesの収益をゼロとする
これだけ厳しく見積もっても、現在のALPACA価格($0.69)の3倍は固いという試算です。1年で3倍です。何度も言いますが、これは最低価格で、これよりは上がると僕は考えています。
これはあくまで僕の試算なので、みなさんはそれぞれ考えて判断してください。これは投資的助言ではありません。客観的なデータに基づくALPACA価格の予想です。
よく「DeFiは独自トークンの配布で成り立っている、でも独自トークンは本来無価値だ、それにみんなが気づいた時に破綻する」と言われます。「DeFiはババ抜きで、最後に残されたものが負けるゲームだ」とも言われます。
しかし、少なくともアルパカファイナンスはきっちり利益を上げていて、将来的にも独自トークンの配布を継続できる、あるいは独自トークンなしでもユーザーと運営が利益を継続できる道がはっきり見えています。
ALPACAトークンは無から生み出されたものではありますが、プロジェクトの利益で買い支えることができるという担保があるので、無価値ではありません。
Grazing Range
ALPACAトークンには確かな価値があることはわかりました。
そしてそのALPACAの使い道、Grazing Rangeです。
これはPancakeSwapのSyrup Poolと同じで、ALPACAトークンの預り証であるibALPACAをステーキングすることで得られる他プロジェクトの独自トークンです。APR換算すると平均で80%程度の利回りが得られます。
ALPACAに$0.69以上の価値があることが保証される限り、このプールはノーリスクと言っても過言ではないほど低リスクで利回りを得られる打ち出の小槌のような存在です。しかもその小槌自体がどんどん膨れ上がるというおまけつきです。
まとめ
・ALPACAトークノミクス
・現在の利益の実績値
・将来のプロジェクトの収益の予想(かなり厳しい予想)
これらから考えて、アルパカファイナンス運営の収益が現状維持と仮定すると、週あたりのトークン配布量(11万枚)と買い戻し金額($20万ドル)という数字が浮かんできます。これによると1 ALPACA=$2 となります。
これは運営の実益でALPACAを買い戻しているので、仮に誰も市場でALPACAを買わない、配布されたALPACAは全て売られる、運営以外は誰もALPACAを買わない、将来計画されているサービスからの収益はゼロと、かなり厳しめに想定した場合の試算額です。
実際はこれよりも上がると僕は考えています。
もちろん、この想定よりもさらに悪くなるケースもあり得ます。アルパカファイナンスのレバレッジファーミングの利用者がいなくなって、収益がどんどん減っていくというケースです。
さて、この試算はあたるのかどうか、歴史の判定を待ちましょう。たった1年先の未来です。
繰り返しになりますが、これは投資的助言ではありません。市場は計算通りには動きません。投資はご自分の判断でお願いします。
それではまた、DeFi〜(@^^)/~~~