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経理部からバスドラに転職しようとする話

こんにちは、ひやむぎです。経理部の出先機関としてとある企業で働き始めて幾年、とある職種に転職をしようと思うようになりました。

それがバスの運転士さん。

幼少のころからバスが大好き。小学生にして音と車体を見ればどんな特徴の車両かが一目で見分けられ、乗り放題定期券で乗れる路線を乗り尽くし、関連する仕事がしたいと思い立ってバスを作る企業の営業マンになったこともありました。

そしてそこから転職して今に至ります。バスとは無関係の仕事。車とは無関係な仕事。とにかくパワハラのデパートだった前職から逃げたくて就いた今の仕事。

だけどもう、自分に嘘が付けなくなってきました。やりたいのは伝票とにらめっこすることじゃなくて、経理書類を作りながら視力が落ちていく日々じゃなくて、会社の業績を見ることでもない。

本当にしたいのは、プライドを持って働けるのは、死に際に「あぁ、あれやっとけばよかった」と後悔しそうなのは、ほかでもないバスの運転士だと思う。

もちろん今まで経験した比じゃない、きつい勤務体系がある。輪番制と言って早番、遅番、中休シフトを5日かけてぐるぐる回す。公休出勤も当然のようにある。なにより朝は早いし夜も遅い。どう考えたって生活リズムを立て直すまではきついと思う。

それでもやりたいのは、あの日乗ったバスの運転士さんがとてもかっこよかったから。

いつ止まったかわからないほど柔らかなブレーキ。体が揺れないほどゆるやか、なのにスムーズな加速。安心して乗っていられる車内。晴れの日、雨の日、通勤、通学、就活、入試、成人式、お見舞い。日常の様々なシーンの一部にそっと寄り添うような仕事だと思う。

今度こそ、嘘のない転職をしよう。応援していただけると嬉しい。

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