ひやむぎ辞めたい日記4日目
出勤途上、ある人の顔が浮かんだ。
業務でよくやり取りをしていろんなことを教えてくれるAさん。たまに電話をかけてきては業界の状況やら最近のニュースやらを教えてくれて、ひやむぎの好きそうなイベントのスケジュールも教えてくれる。
仕事上の付き合いではかなり信頼しているほうの人物だ。ただまだ2回くらいしかあったことがない。
そして今、Aさんに会いたい。一緒に仕事をしてみたくなったのだ。
バス好きのひやむぎはいつかバス関係の仕事をしてみたいと思っていた。そして今、ある種関係のある仕事ができていた。路線の開通に関わったり、バス会社に出入りして広報写真を撮ったり、普通のバス好きにはちょっと手が届かない仕事ができていた。
人事異動でちょっと距離ができちゃったけど。
だけど路線の期限が間もなくになっちゃったし、それが来るともうその仕事はできなくなってしまう。
寂しい。すごく寂しい。たぶん路線最後の日の最後の一便なんて泣いちゃうと思う。あれだけの気持ちを込めて開通させた路線だから。
その開通を一緒にしたのがAさんだ。