キャプテンと客車
お疲れ様です。ひやむぎです。
突然ですが「キャプテン」と聞いてどんな人物を想像しますか?
翼くん?ルフィ?ルーキーズのキャプテン…は誰だったかな?
仕事にも部活にもサークルにも呼び方は違えど「キャプテン」はいて、配下のメンバーを導いたり、一緒の目標に向かったりするでしょう。
ひやむぎのかつての上司もそんな方でした。 いつもワイワイ、話の6割が雑談。若手を笑わせたり元気づけたり、たくさん教えてくれて、僕らが働きやすいように常に考えてくれた。
でも緊急の対応なんかは誰よりも先に動いて状況を掴み、的確な指示を出してくれる。そのキリっとした表情もかっこよかった。みんなが不安になる状況、誰よりも不安なはずなのにそんな素振りを一切見せない。不安そうにしたら僕らまで不安になってしまうことを知っているから。だからずっとついて行ける。この人なら大丈夫だと思える。
理想の上司であり、みんなの憧れであり、父のような存在であり、頼れる兄貴分のような存在。50歳だと知った時にはかなり驚いた。40歳くらいかと思ってた。めっちゃ若いやん。
そんな人が10月末で退職になった。事務所は不安に駆られた。そして今、キャプテンを欠いた事務所は方向性を見失っている。推進力のない、ただ川を流れる葉っぱのように流されている。
もちろん後任はいるがエンジンのついていないただの客車のような人。導くどころか引っ張ってもらおうと考えている節さえ見受けられる。まだ着任して2週間である。
落差が激しすぎてついていけていない。
キャプテンになるには。なりたいわけではないがか、少なくとも今のトップにその才覚は、ない。