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親子で施設見学

次男は特別支援学校高等部3年生で、卒業後の進路についていろいろ動き出さなくてはいけない時期にきている。
先週と今週、次男の卒業後の居場所候補の施設を見学に行った。
先週のところも、今週のところも、それぞれ感染症り患者が出たために見学が延期になっていた。

先週の施設は、着くなり次男が「とーいーれー!」と言い出し、本当は担任の先生の到着を待って一緒に施設内に入る予定だったのだが、一足先に中に入らせてもらった。

施設内は、近日行われる施設祭の準備で利用者さんたちが玄関を飾り付けしていたり、なんとなくせわしない感じがした。
行事がなければ、普段はゆったりのんびりした雰囲気なのだそうだ。
明るくて開放的な施設内をぐるっと見学している間に、次男は2回もトイレに行き、2回とも用を足した。
出かける前にお茶をがぶ飲みしていたせいかな?
現時点では、入所の空きがなく、待機リストに登録して待っていてほしいと言われた。
詳しい説明を聞いたり、質問をしたりして、1時間ほどで見学終了。
ところが、次男の行動切り替えスイッチが作動しなかったのか、帰りたがらずその場で座りこみ…からの、床に額を打ち付ける自傷行為。
次男についての困りポイントを見せることができたのはよかったが、次男には長時間の緊張を強いてしまった。
帰りの車の中で、徐々に機嫌が直って鼻歌を歌ったりしていた。

今週行ったところは、子どもの利用者も受け入れているところで、ちょうど下校時間と重なったためにちょっとざわざわしていた。
詳しい説明の前に、「とりあえず、中の様子を実際に見てみてください」と施設内一周。
利用者さんの生活している居室の前もどんどん進み、次男は泣き声はあげなかったものの、苦手なざわざわ音を聞いて耳をふさいでいた。
古くからある施設で、先週行ったところのような明るさや開放感はなかったが、案内や説明をしてくれたスタッフの方々は優しくて雰囲気が良かった。
ここも入所するには順番待ちで、ショートステイもなかなか空きがない状態だという。

まあ、そもそも入所施設にしろ生活介護の通所施設にしろ、障害者を受け入れるところが圧倒的に少ないのだからしょうがない。
…とはいえ、卒業後の次男の居場所は用意しなくてはいけない。

今私ができることは、学校の先生と連携してあちこちの施設を見学したり情報を得たりして、よさそうなところは待機リストに登録したりと動き回ること。
福祉相談員さんと連携して次男の情報を施設に共有してもらうこと。

あと、次男が私に固執・依存するのを、徐々に緩めること。
なかなか難しいことではあるけれど。


※ 次男をはじめ、我が家のことを書いたブログが本になりました。
読んでいただけると嬉しいです。



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ひやみん
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