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持病が悪化した為、気がついたら球体関節人形を作り始めていた。

 僕は一昨年と去年、どちらがその時期と引っ越してからの期間を表すのに相応しいか悩ましい真冬に、奈良の山中に中古の一軒家をキャッシュ一括で購入し、半世捨て人くらいになり、友人とねずみやらとかげやらを家族とし、救急車に三回乗ったりハッピーに暮らしていた矢先の夏、通院の為愛知の実家に帰省していたらめっっっちゃ持病が悪化して今の今まで家に帰れず実家で療養していた。
 毎日毎日溢れんばかりの三叉神経痛などという普通救急車を呼ぶべきである規模の痛みに襲われるものの、救急車を呼んだら「一応MRを取りボルタレンの点滴をされ全く治ってないが頭痛如きで救急車を呼ぶ迷惑な奴」として終電がない上にMRの料金で財布を空にされた状態で三月の寒空に追い出されたり、年末はなんか医者に「痛そうな顔してないですけどね笑」と言われなんかやや怒られて追い出される等され、普通に救急車を呼ぶとなんの改善もされないまま外に放逐され普通にもっと具合が悪くなると理解した為、痛みを紛らわす為に思いつく限り主に全ての創作行為を行っていた。己がコダックの近縁種である事を今では疑っていない。

 ペインクリニックに頼り、出た薬の中身がシンプルに毒で大ウケしたり(めちゃくちゃ効く)などなんだかんだ陽気に痛みにのたうちまわりながら創作活動をし療養生活をしている。薬の中身は麦角菌アルカロイドであり、現代に生きていて違法薬物に手を出さずに麦角菌アルカロイドを接種できるというのはかなりお🉐‼️な体験な気がする。
 その中でかなりハマったのかセリアのドール素体の改造である。なんか思いついた独自の技法により邪道どころか、不可能である水彩画材によるソフビドールへのメイクを行ったり、ヒートガンやら有機溶剤やら、もはやなんでもありのメチャクチャを行って楽しんでいた。
 あと洋裁を専攻していた祖母に教わり、ドール服を作れるようになり、気がついたらミシンを購入したりもしていた。

かわいらしい

小学生の頃に触ったミシンを全部壊したという容疑(多分元から壊れていたのばかり引いてしまっただけだが、家庭科教師がヒステリー持ちの上に何故か僕を目の敵にしていた狂人だったので)で、なんか、裁縫系の授業中はずっとロッカーの前に立たされていたが、天才だったのでできた。
しかしミシンが鬱病になりかねないので裁ほう上手はナーフをかけた方がよろしい。

と、何体ものドールを作っているうちに、ほんまもんのゴム引きの球体関節人形ってどんな構造なんや?と気になり、一昨日球体関節人形制作の本を購入して読んでみたが、思ってたよりなんか作れそうだなあ。と感じた。
そして、なんか材料がほぼ全部手元にあったので、制作を始めた。
 前置きが長いが、まずこのnote自体が前置きで、今粘土を乾かしており暇しているので書いています……
 どこのご家庭にもある、石粉粘土のラドールを使い、どこのご家庭にもあるスパチュラ等で加工し、どこのご家庭にもある胡粉ジェッソや透明水彩、ソフトパステル等を使用してメイクをするとのことで、もちろんどこのご家庭にもあるものなので、足りない材料や道具の購入資金は1000円ちょいだった。

まあ、今こんな感じで乾かしており、次はなんか、細かい部分の造形をし、その後、関節部分をぶった斬ったりなどし、球体関節をつけたりなどするらしいです。
完成すると、いいですね〜

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