熱中症警戒アラート
2020年8月6日夕方、7日は熱中症の危険度が高くなると予想され、東京都、千葉県、茨城県に「熱中症警戒アラート」が運用されてから初めて出た。
熱中症警戒アラートは、2020年夏から始まった情報で、環境省と気象庁が共同で発表するもの。WBGT(暑さ指数)33℃以上になるときに発表される。
2020年の夏は、関東甲信(関東1都6県と山梨県、長野県)で運用。2021年夏は全国で運用する予定。
これまでは最高気温が35度以上(一部地域では35度以上ではない)が予想されると「高温注意情報」が発表された。WBGTは①気温②湿度③日射・輻射 で計算される。このため、これまでは気温だけが基準で暑さに注意を呼び掛ける情報が発表されていたが、今後は湿度や日差しの暑さも考慮に入れた指数をもとに発表する情報となる。より暑さの危険度の実態に合う情報となる。
ところが、近年は気象情報の種類が多く、次々と新しい情報の運用がスタートすることは、混乱を招く可能性もある。