ディア マイフレンド

糸井重里の文章は短い。しかし読み応えがある。
文章が上手いというのはすなわちそういうことなのだと思うのだが、無駄が極限まで省かれているのだ。糸井重里は、自分が道草を食って歩いた道を、読者にはルンルンでスキップさせながら追体験させてくれている。

2024年8月3日、しばらくぶりに読んだほぼ日の今日のダーリンは「おもしろい」ってなんだろう。という内容だった。
それは口語のような語り口で、文章はまるで思考の散歩なのだが全く読み手を退屈させることはない。

糸井重里さんのお友達、田中のぶひろさんは著書で「読みたいことを書けばいい」と言っているが、全くその通りで。
ただ自分の頭の中から、自分が読みたいこと綴り出すのはかなり難しいのだと身をもって気づくのは、僕自身、24歳も後半に差し掛かった頃になってしまった。

思ったことを書き、言いたいことを言っている間、普通の人間は大抵つまらないことをしゃべっている。

この文章も、読み返したときに恥ずかしくなるんだろうな。表現、上手になりたいな。
今日のダーリン、明日もダーリン。明後日もダーリン。

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