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FRENZというイベントについて
まえおき
わたくし、ひわいさんが毎年参加している
映像上映イベント「FRENZ」について
簡単な説明と、どういうこと考えて自分が映像をつくっているのか
簡単にまとめました。
甘いほう:イベント概要
新作映像上映&トークイベント
→新宿歌舞伎町の「ロフトプラスワン」ってとこが会場
→短編映画祭ってよりは「欽ちゃんの仮装大賞」
→上映して、作者と司会者のトークショーをまじえてワンセット
→どういう映像が出て来るの?
→FlashやAEのアニメ作品・BGA作品が多いぞ
→2chのFlash板のノリ
→実写勢もいるぞ!
→旅動画、やってみた動画、短編映画、架空ニュースなど
→お色気(意味深)もあり
→おいしいごはん&のみもの
→飲食しながら楽しむイベントです
→エナジードリンクと鴨ロースは定番メニュー
詳しくは「赤卵の考え方」のあまいほうを読んでね。
辛いほう:作品ごとの解説
※基本的には赤卵の「からいほう」と同意見
毎年決めている目標:新しいことにチャレンジする
毎年困ること:オチをどうするか
2014:言い訳動画
目標:もっともコストパフォーマンスのいい動画を目指す
→画面に向かって話す動画を加工&素材の挿入
→Youtuberっぽい動画つくる)という作り方へのチャレンジ
オチ:これを映像にしちゃえばいいじゃん
2015:原付の旅
目標:車載実況動画をバイクでやる
→録音方法、ビデオカメラの固定方法の実験
→録音はあまりうまくできなかった
→音割れ発生&疲れてしゃべれなくなった
→その為、別撮りしたトークをかぶせるという手法にチャレンジ
→うまくいってうれしい
→デブが原付で旅に出ても大丈夫なのか、という面白実験
オチ:偶然、通行止めになってて助かった
2016:右翼ヒュンダイ
目標:2人で旅する&ひわいが「いやいや」付き合わされるというスタイルの挑戦
→水曜どうでしょう・Topgearと同じやり方でやってみて、どう作ってるか調べてみたい。
→出演者とディレクターという構図
→台本と演技の境目があやふやになる感じが実際に把握できて良かった。
→台本をきっちりつくって、スケジュールどおりに作ってみる。
→まぁまぁうまくいってなにより
オチ:本物の右翼との遭遇
→この部分だけガチの偶然
→ここ以外はおおむね全部台本通り
2017:モータースポーツ
目標:ネット上のクルマ好き界隈でバズる動画を狙う
→クルマに興味ない人でも楽しめる動画づくりにチャレンジ
オチ:ビリから総合三番目
→3万円で買った軽に150kgのデブが乗っているにもかかわらず。
毎年FRENZに出展するときに考えていること
FRENZで「一番」を目指す
→会場でお客さんを一番楽しませる(映像×壇上で)
→「映像だけ」で勝負しない(できない)
→コンテンツ力(タレント性)×企画力×編集力の3つセットで勝負
→映像だけじゃどうひっくり返っても勝負にならない=視聴に耐えうるモノを作れない
→これに機動性&更新頻度という武器が加わるとプロYoutuberになる(と思われる)
ターゲットユーザーの設定
→ユーザーのクラスタ(レイヤー)の数
→複数のほうが、せっかく作った動画が「ペイできる」
→FRENZの会場
→普通の参加者
→中卒のデブニートが面白いことして楽しませる
→細かいネタを(分かる人に)伝えて楽しませる
→映像作ってる勢
→コストパフォーマンスの良さを見せつける
→編集力を見せつける
→オンライン
→普通の人
→中高生
→映像作ってる勢
簡単な台本を作る
→だいたい作るのがおっくうで、メモ程度書ければ書くけどだいたい脳内で考えて終了
→ユーザーのジャーニーマップを作る
→起承転結、でどう観客の感情をコントロールするか
→例:2017年のモタスポ動画の場合
→起:中卒のデブニートに何が出来るんだよwww
→承:なるほどそういう事情でモータースポーツやるのね
→転:おお、整備もできる&ちゃんと競技出てる
→結:こいつ面白いな&モタスポやってみよう&シェア
動画を撮る
→企画に合わせて新規で撮る場合
→予定にないところでも撮っておくと後で楽
→環境音、ちょっとしたワンカットが後でイキてくる
→基本iphoneで撮っているので、偶然そこにいた知り合いに(自前のiphoneで)撮影を頼むこともできちゃう=複数カット撮影が可能に
→予定になかったけどとりあえず撮ったものを使う場合
→旅行行ったり何かしたりする時に映像を回しておくと、あとで使える
→飯を食う時にビデオを回す(原付動画で使用)
→クルマ買う&いじる時に撮影(モータースポーツ編で使用)
編集する
→つらい
→逃げたくなる
→ドミノ倒しや編み物に近い。まさに「編集」
→2017では下記の下準備・進め方でとても楽になった
→使用する動画をフォルダ分けしてPCに保存
→いちいち探さなくて済む
→フォルダ分けすることで、それ自体が台本=マイルストーンになる
→使用するBGM・SEも同上
→ネットで探してると余計なものを見て時間がなくなる
→権利的にアウトなやつを間違って使わなくて済む
→モジュールに分けて編集
→モジュールごとにシーケンスを分けて編集
→オープニング
→モータースポーツ紹介
→クルマ修理
→ジムカーナの大会本番
→最後につなぎ合わせ、必要と思う「つなぎ」用の映像部分を作る
→テロップ
→移動中の映像&しゃべり
注意してるポイント
KPI・ターゲットユーザー
→きちんと設定しないと破綻する
→あなたは誰のために映像を作るのか
→あなたは映像で何を伝えたいのか
→あなたは映像を作って何を得たいのか
無意味なカットは絶対に入れない
→入れた瞬間にテンポが崩れておわる
→そもそもFRENZの規定(5分)に収まらない
→1秒以上のカット=ロングは危険
→理由がない、もしくは素材にパワーがないときはもたない
一部の人間にしかわからないネタ要素
→入れてもいいが、ネタがわからない人にも配慮する
→わからない人には気が付かないように入れる
→自分はわからない=疎外感を感じさせる
→わかる人だけが嬉しくなれば良い
→例:淫夢、なんJ、カラコロ、FRENZ内輪要素
→良い例
→フィンダーおじさんが入れる「NRF」要素
→ピクサーのA113的なやつ
→「映像制作を助けてくれ」のロフトプラスワン爆破・圧迫面接
観客の時間を無駄にしない
→人を殺すと犯罪=人の余命=時間を奪うから
→3日後に老衰で死ぬおばあちゃんを殺しても犯罪になる
→少しでも時間をムダに奪うこと=殺人と同じ
→例:5分の退屈で無価値な映像を観客に見せること
→強制的に5分人生奪う=殺人
→120人×5分=600分=10時間=1人日以上
→1人の1日分の労働時間に匹敵する
→自分本位の作品
→ただ自分の作品を見せたいだけ
→なんとなくお付き合い(という思いこみ)で例年参加してる
→宣伝目的
→こういう作品は観客の時間をムダにしがち
→FRENZの趣旨とも合致してないのではないか
→自分の作品が上映されたら途中で帰っちゃう、他の作者・観客との交流をしない人
→歓迎はされないと思う
→それすらネタにして楽しめるイベント=FRENZではあるけれど
トーク中の素材の加工
→えー、うー、といった部分はちまちま削る
→もやしのヒゲをとるようなかんじ
→もしくは大根の面取り
→何かが移動中の場合
→動いてる途中をカットすると冗長感が減る
ストーリー
- ただかっこいい、美しいだけの映像は飽きる
- 30秒が限界(ひわい感覚値)
- 何かしら、ストーリー性があって欲しい
- セリフがなくても、起承転結があって欲しい
- そもそも映像はストーリーやメッセージを伝える「手段」なのではないか。
おまけ:映像美×ストーリーで(ひわいが)脳汁出る作品
FRENZの作品
個人的に好き
- Rock it for me
- Lonely digger
- Rasputin
以上です。メモ書きなのでこの程度で勘弁してくれー。