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北海道は、絶対に存在しない女神だ。~北海道の魅力を札幌市民に聞いてみた~

10月、北海道は「都道府県魅力度ランキング2023」で全国一位に輝いた。それも15年連続だ。強すぎである。あの朝青龍と白鵬でさえ、連続優勝記録は7回だ。強すぎると嫌われてしまうことが多いけれど、北海道は長く愛されている。

北海道の魅力はいったい何なのだろうか?餅は餅屋に、北海道の事は北海道民に聞こう!ということで、私と同じ札幌市にお住まいの方にインタビューをさせていただいた。

私は北海道大学3年の山下で「Hokkaido Innovation Week(以下、HIW)」の広報活動をさせていただいている。HIWは、世界中から起業家や投資家が北海道に集まる5日間のイベントで、HIWの目標は「起業家のクレイジーな挑戦を応援すること」、「そのためのコミュニティ(人との繋がり)をつくること」だ。だからブログ記事の内容も、「クレイジー」で「人との繋がりを生み出す」ものにしていきたい。

それでは、札幌市民に聞いた北海道の魅力を見ていこう。

北海道の魅力①自然

インタビュイーの声
・広々とした風景
手を付けられていない自然が見られる
・自然というより、大自然
・四季がはっきりとしている
雪はうっとうしいけど、ないとさみしい

北海道の魅力を尋ねると、自然と答えた方が一番多かった。この結果は納得できるが、私は驚きもした。なぜなら、住んでいる人は自然を魅力だと感じにくいと思っていたからだ。私の祖父は緑に囲まれて暮らしていたが、「ここには何もない」と言っていた。

北海道の自然は、そこ住んでいる人が魅力に挙げるほど晴らしいものなのだ。ただ、インタビューイーの皆様は大都会札幌の市民であるから、常に自然と共にある訳ではない。なので北海道で自然が豊かな所に住んでいる方に伺えば、また意見は異なってくるかもしれない。

そうは言っても、北海道はとにかく大きい。その横幅は東京から京都よりも長く、面積はオーストリア一国とほぼ同じだ。加えて、山や海や湖もある。さらに、はっきりした四季のお陰で、行くたびに異なる景色を見られる。北海道の大自然は、長年住んでいても味わい尽くすのは難しいだろう。夫婦がお互いの新しい一面を知って惚れ直すような、そんな関係が北海道民と北海道にはあると思った。

北海道の魅力②道も心にもゆとりがある

札幌市中央区にある大通公園

インタビュイーの声
・札幌は便利だけど、人がゴミゴミしていない
・公園などの公共施設もゆとりがある
・土地柄のせいか、のんびりしている人が多い気がする
東京に行った時は、駅のホームで2回くらい舌打ちされた。北海道でそんな経験はない

私は神奈川で中高を過ごし、大学で北海道に来た。大学の友人は穏やかな人が多いが、それは受験を終えた全国の大学生に当てはまると思う。それでも「舌打ち」の証言は衝撃的だ。北海道に来てから舌打ちをされた記憶は私にもない。

2023年の人口から人口密度を計算すると、札幌市の人口密度は17.6人/ha、東京23区では101人/haで、約6倍も違う。やはり環境が人間に与える影響は大きいのだろう。

今回のインタビューでは、バスを待っている方やお散歩中の方、公園で遊んでいたご家族など、たくさんの方に声を掛けさせてもらった。断れて当たり前だと思っていたが、2回に1回くらいの割合でお話を聞かせてもらえたような気がする。これも北海道民の皆様の暖かさのお陰である。

北海道の魅力③ご飯がおいしい

インタビュイーの声
スーパーの食材がおいしい
どこに行ってもおいしい
・(おいしいものが)ありすぎて困る

レストランでもスーパーでも、北海道の食材のポテンシャルは非常に高い。「道外から来る友達をいい寿司屋に連れていくなら、回転寿司に連れていく」と教えてくれた方もいた。

北海道民にとって、舌は打つためでなく、おいしさを感じるためにあるのだ。

この見出しだけ明らかに文章量が少ないが、うまいことを言えたと思うので許していただきたい。

まとめ

美人で性格も良くて料理もできる女は 存在しない 存在しない 絶対いない いる訳がない

どぶろっく「な女」(作詞・作曲:江口直人)より

いや、存在する。北海道という女神だ。北海道は美人(自然が美しい)で、性格も良くて(人がおおらか)、料理ができる(食材がおいしい)、三拍子揃った都道府県なのだ。

最後に

私がインタビューを行ったのは、祝日(11月3日、文化の日)であった。穏やかなひとときを、私が「すいませ~ん、ちょっといいですか?」と言って破壊してしまった可能性は否めない。私のことを、オンラインショップ化が加速する中でも現場主義を貫くセールスマンと勘違いされた方もいらっしゃるだろう。ご協力いただいた全ての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

記事は後編「札幌市民に聞いた『道外の友人を一番連れて行きたい場所は?』」に続きます。

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