「日本を3x3の地図に残したい。」ZEROCKETSの副主将、日影カイル選手に独占インタビュー!!プロバスケ選手と経営コンサルタントのデュアルキャリアを続ける秘訣とは!?
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カイル選手の肉体美の秘密
ー今日はお仕事帰りですか。
はい、そうです。
ーお仕事をされながらアフター5と週末でバスケットボールをされていると思いますが、平日のタイムスケジュールはどんな感じなのでしょう。
平日は日によって仕事が終わる時間も違うんですが、大体20-21時に仕事が終わって、筋トレを1時間ぐらいします。その後は自分でご飯を作って、1時間ぐらいドラマを観たり読書したりして寝るって感じですね。
ー筋トレはどこでされてるんですか。
家で全身を鍛えられるようにトレーニング設備を整えています。
ーカイルさんは肉体美がすごいというイメージがあります。
(笑)。そうですね、体を鍛える意味もありますし、バスケのパフォーマンスを上げるためにもやっています。
ー食生活の面でも食べたい物は我慢されているんですか?
実は食生活はあまり気を遣っていなくて、今日も昼ご飯はラーメン二郎を食べました(笑)。でも今年33歳になって、段々疲労が溜まるように感じるので、ビタミンとかは意識して摂るようにしています。
ーそういえば昨日の練習で脚を吊ってました(笑)
昨日は吊るまでやってしまいました(笑)
ー食のことでいうと、カイル選手は「ゲテモノ好き」って本当ですか。
そうですね、普通はあんまり食べられないようなホルモンとかが結構好きです。コブクロとか。焼肉屋に行って見たことないようなホルモンが並んでいたら必ず食べます。カエルとかも食べたことがありますね。
ーオフシーズンにカイル選手の「ゲテモノ選手権」みたいなYouTube番組をやろうかという話が出ましたね。
出ましたね(笑)
プロバスケ選手と経営コンサルタントを両立する秘訣とは
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ー国際色豊かなゼロケッツですが、カイル選手の生い立ちは。
父がアメリカ人、母が日本人で、私自身はずっと日本で生まれ育ってきました。家の中で父と話す時にはずっと英語で、子供の頃は日本語のテレビを観させてくれなくて、英語でやっているNHK教育テレビとかディズニーしか観れないという環境で育てられました。なので子供の頃から英語に触れる機会は多かったです。
高校までは日本の公立の学校に通って、その後はアメリカの大学で4年間学び、また日本に戻って就職しました。
ーそのままアメリカで働こうとは思わなかったんですか。
そうですね、日本に家族がいたので日本に戻るつもりでした。
ーカイル選手はバスケットボールをされながら、仕事の方もバリバリされているイメージがあります。現在はどういったお仕事をされているのでしょうか。
現在は経営コンサルタントとして、お客さんのDX(デジタルトランスフォーメーション)支援をさせていただいています。元々システムエンジニアでプログラムを書いたりするのが好きだったのですが、もう少し上流のフェーズに関われるような仕事をしたいと思い、2年前に今の会社に転職しました。
ーカイル選手のようなデュアルキャリアという働き方は世の中的にも関心の高いところだと思います。デュアルキャリアの良さってどんなところでしょうか。
好きなことを思い切り出来ることだと思います。食べるためにやっていかないといけない本業を軸に、バスケも手を抜かずに本気で楽しめているという感覚ですね。なかなかプライベートの時間は取れないのですが、今はバスケが楽しくて仕方がないし、あと何年かしか本気で取り組むことも出来ないと思うので、後悔がないように全力でやり切っておきたいです。
ー起業のビジョンも持っていらっしゃると伺いました。
そうですね。元々システムエンジニアになった経緯が、「ソーシャルネットワーク」という映画(Facebook創業者であるマーク・ザッカーバーグの自伝的映画)を観て感化されて、「自分でもああいうネットワークサービスを作りたい!」と思ったからなんです。なので起業も新しいものを生み出すためにいつかは起業という思いがあります。ただすぐにというわけではなく、今は勤めている会社でそのための力をつけたいです。
ーすごいですね。ゼロケッツのホームページ、カイルさんに作ってもらおうかな(笑)
出来るかな、それは(笑)
プロに入ったきっかけ
ーさて、それでは競技についても迫っていきます。そもそもカイル選手がバスケをはじめたきっかけは何だったのでしょうか。
元々スポーツが好きでサッカーだったり野球だったりやっていたんですが、テレビでNBAの試合を観て、「カッコいいな」と。そこから始まりましたね。
ーそこから徐々にバスケにハマっていったのですね。通常の5on5ではなくストリートバスケ寄りの競技を始めたきっかけは何かあったのでしょうか?
ちょっと経緯とかはあまり覚えていないのですが、より高いレベル、より多くのお客さんが観ている競技ということだったと思います。2012年にSunday Crewという5on5のストリートバスケチームに加入して、その後SOMECITY(3on3のストリートバスケリーグ)にも参加するようになりました。
ーSunday Crewでは今もキャプテンをされているんですよね。
はい、そうです。ゼロケッツのキャプテンは佐藤(マクファーレン優樹)選手がしていますが、Sunday Crewでは立場が入れ替わってますね。
ーカイル選手は昔からスター選手だったんですか。
いや、そんなことはないです。バスケを本格的に始めたのが中学生の頃だったんですけど、その時はまだ身長も小さくて、ポジションもシューターでしたね。高校にあがってから少しずつ実力もついてきた気がします。
ーどのあたりからプロとしてやってみたいと思うようになったんでしょうか。
実はプロになりたいという強い気持ちを持っていたわけではないんですが、社会人として働いている時に3x3のプロリーグが出来ました。当時仕事の方もしっかりやっていたので、仕事と両立できるならということで挑戦しようと思いました。
ーあと何年バスケを続けたいですか。
明確には決まっていませんが、自分のプレーがチームに貢献できる限りは続けたいです。
「日本を3x3の地図に残せるように」
ーカイル選手から見てゼロケッツの面白いところってどんなところですか。
個が強い、クセが強いですね(笑)。チームの4人の息がなかなか合わせられず、プレミアリーグの序盤ではそれが顕著でした。ただその我の強い4人がかっちりハマった時はすごく強くて、レッドブルの日本大会ではそのチームプレーを発揮できていたと思います。この状態を世界大会にも持っていければ良い成績が出ると思うので楽しみです。
ーカイル選手の世界大会への意気込みは。
一度だけ他の世界大会に出たことはありますが、その時は良い結果を残せませんでした。今回は日本代表として行かせてもらうので、日本を3x3の地図に残せるように結果を出したいと思います。
ー出発まであと1週間ですが、残りの期間をどう過ごされますか。
選手、関係者皆さん意識されていると思いますが、後悔ないように過ごせれば必ず結果はついてくると思うので、そこを意識したいですね。
ーこの後ママドゥ選手にインタビューをバトンタッチしますが、何か一言ありますか。
彼とは4, 5年の付き合いになりますが、昔の荒削りだった頃に比べて凄く上手くなっています。5人制バスケでもプロとして契約していますし、ゼロケッツの中でも主要な選手に育ってきています。将来性が高いので、ファンの皆様にもぜひ応援していただきたいです。
ー最後にファンの皆様へのメッセージをお願いします。
正直数年先のビジョンがあるわけではないのですが、今は目の前の仕事、バスケットボールなど、出来ることを全て全部盛りでやっていきたいです。世界大会でも全力を出して勝利を掴むので、皆様も応援どうぞ宜しくお願いします。
ーカイル選手、本日は本当にありがとうございました!
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