23歳で身長が伸び続けている!?ゼロケッツ注目の若手、フォファナ・ママドゥ選手に独占インタビュー!!
これまでの経歴と身長の秘密
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ーカイル選手に続いて、ママドゥ選手にお越しいただきました。
ママドゥ選手は八王子の5人制チームでもご活躍されながら、ゼロケッツでも若手のホープとして注目されています。
まずママドゥ選手の生い立ちは。
専門学校を卒業するまでは東京都町田市の相原というところにずっと住んでいました。専門学生の時に埼玉ブロンコスというチームのトライアウトを受けて、特別指定選手として入団しました。今は東京八王子ビートレインズというチームでプレーさせてもらっています。
ーそもそもバスケを始めたきっかけはなんだったんでしょう。
先にバスケを始めていた兄の影響でした。バスケを始めたのは中学生の時でしたね。
ー小学生の時は別の競技をされていたのでしょうか。
いえ、小学生の時はスポーツをしていませんでした。そこら中を走り回って遊んでました。周りにスポーツのクラブといった環境がなかったので。
ー中学生でバスケを始めて、小学生の頃からやっている人達とレベルの差は無かったですか。
最初はめちゃくちゃ差がありました。そこから徐々に差を埋めていった感じですね。
ーママドゥ選手の一日の過ごし方は。
今は午前中に仕事をして、午後は5人制バスケの練習に参加します。バスケのスクールにも通っているのでそれがある日は練習後に参加して、その後は休んでいます。半分バスケ、半分仕事という感じです。
ーママドゥさんは現在23歳とのことですが、まだ背が伸びているというのは本当ですか。
それめちゃくちゃ言われるんですよね(笑)でも本当です。年に1 cmは伸びています。人に会うたびに「デカくなったな」と言われます。
ーちなみに今の身長は。
187 cmです。3年後には190 cmになりたいです。
ーまだ伸び続けたいとのことですが、プレーのことを考えてもやはりそうですか。
そうですね、高身長でガードや外回りとして動ける選手というのは重要視されると思います。
ーママドゥ選手は運動量が多くて中にも切り込める選手というイメージがあります。理想としているプレイスタイルは。
欠点が無い選手を目指しています。オフェンスとしてはどの位置からでも点が取れるようになりたいですし、ディフェンスとしても運動量を活かしてキッチリ守れる選手になりたいです。
ーママドゥ選手のチーム内での役割は年々変わってきていますか。
そうですね、チームに入った当初はアウトサイドシュートはほとんど打っておらず、ほとんどドライブシュートでした。しかし3x3という競技では2Pシュートがとても重要です。それに気付いて入団2年目から2Pシュートをどんどん狙っていき、チームに貢献できるプレーを意識するようになりました。
ー今後プレミアリーグの中でも2Pシューターとしてトップを争うような選手に成長されるだろうなと期待しています。
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なぜ3人制バスケは5人制バスケにも活きてくるのか
ー5人制バスケと3人制バスケの違いはどんなところでしょうか。
5人制だとシューターやインサイドなど、それぞれの役割がしっかり分かれてきます。しかし3x3の場合、全ての役割をマルチにこなせる選手が活躍できます。そこが大きな違いですね。
ー5人制バスケと3x3ではボールの大きさも変わりますよね。並行して競技をしていると感覚は狂ってこないんでしょうか。
狂いますね。3x3をずっとやっていて5人制に切り替える時はボールが大きくなるので、結構大変です。逆の場合も3x3の方が一回りボールが小さいので、ドリブルしづらいと感じる時があります。シュートする時もボールが重く感じますね。
ー5人制のバスケをする上で、3x3をやっていて良かったことはありますか。
3x3は10分というプレー時間でスピーディに試合が進みますので、単純にスタミナがつきます。あとは状況を判断する力ですね。5人制バスケの練習でも3on3は取り入れていますが、そこで身に着ける状況判断力を競技から学んでいる感覚があります。
ー先ほど日影カイル選手とインタビューを入れ替わる時、ママドゥ選手はすごく可愛がられていると感じました。年長者も結構いるゼロケッツですが、年長者に可愛がられるコツは何かあるんでしょうか。
コツですか(笑)。特に何かしているわけではないです。チームの中だと遠藤選手と僕が同じぐらいでその上の選手とは歳が離れていますが、よくいじられていますね(笑)
ー傍から見ていても結構大変そうだなと思います(笑)
そうですね、何かあったら必ず「どう?」と突っ込まれます。そこを上手く切り返さないといけないんです。
ープライベートでは結構いじられて愛されているなぁという感じですが、プレーになると人が変わってカッコいい感じで、そこが魅力だなと思います。
ありがとうございます。
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世界大会で勝つための秘訣とは
ー今回世界大会に参加するためにパスポートを取得されたと伺いました。
そうなんです。日本の外に出るのは今回が初めてです。これまで飛行機で最も長い距離移動したのが沖縄でしたが、今回はそれよりもずっと長い移動になります。機内食を食べるのも今回が初めてです。
ー意外と美味しいですよ。ママドゥ選手には少し足りないかもしれませんが(笑)
(笑)
ー世界大会への思いは。
オリンピックで世間の3x3の関心は高まっていると思います。その中でもRed Bullの大会は知名度も高いので、皆さんに3x3のことをもっと知ってもらうためのチャンスだと思っています。
ー例えばエジプトのチームはオリンピックの出場選手が参加するほど、Red Bullの世界大会は世界のトップレベルの選手達が集まります。その選手達とマッチアップするわけですが、今の心境は。
正直不安は結構ありますね。フィジカル面やプレースタイルなど、日本と世界では違うところがあると思います。ただチームの状態は今すごく良くなってきているので、相手がどうであれ自分達のやるべきことをしっかりやれば、良い結果を残せるんじゃないかと思っています。あとはシンプルに楽しみたいですね。
ーぜひ国際大会ならではの高揚感も楽しんでほしいなと思います。Red Bullの大会では通常の3x3と異なり、残り2分まではクロックが動き続けます(※通常のFIBAルールではデッドボールなどプレーが止まった時はクロックも止まる)この辺りはどうお考えですか。
3x3では21点取ればノックアウト(勝利が確定)できますが、クロックが止まらないとノックアウトするのは結構難しいと感じます。あとはディフェンスとオフェンスの切り替えなど、テンポ良く進めていくことが大事だなと思います。
ーなるほど、テンポが重要なんですね。
序盤で点を取られると逆転するのが難しくなります。なので最初の5分が凄く重要ですね。そこで点差をつけてしまいたいですね。
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バスケ以外でも挑戦したいこと
ーこれからバスケ選手としてどんなキャリアを歩んでいきたいですか。
今所属している5人制バスケのチームはB3ですが、チームとしては優勝を目指していますし、個人としてももっと上のリーグでプレーしてみたいという思いがあります。今後リーグの形も変わってくると思うので、それに合わせて自分もステップアップしていきたいです。僕は3x3も両立してやっていきたいので、両方で結果が残せるように頑張ります。
ーゼロケッツの選手は英語が話せる方が多いですが、ママドゥ選手は英語がお得意ですか。
バスケ用語であれば何となく分かりますが、基本何言っているか分かりません。でもオズ選手は英語で話し掛けてきます(笑)
ーアスリートとしても英語でコミュニケーションできると幅が広がりそうですが、今後学ばれる御予定は。
Bリーグでもチームメートやヘッドコーチが海外の方の場合もあるので、英語が話せるというのはとても重要だと思います。これから徐々に学んでいこうと思います。
ーそういう意味ではゼロケッツは英語を学ぶには良い場所ですね。
そうですね。毎回英会話スクールに通っているようなものです(笑)
ー最後に世界大会へ向けて、ファンの方へのメッセージをお願いします。
ただイタリアに行ってくるだけじゃなくて、チームとしてどれだけ世界と戦えるのかを示したいと思います。あとは僕自身も心の底から楽しんで、全力を尽くします。
ーママドゥ選手、本日は楽しい時間をありがとうございました!
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