読み上げが楽しくなった事の覚え書き
最近、台本読み上げ、読み合わせ、楽しくて楽しくてしょうがない。
なんで楽しいのか、何故楽しくなったのか、それを振り返りたいなと思いました。
あくまで覚え書きです、読んでも面白くないかも。
因みに、まだ書き始めですが、おそらく思ったことの羅列になると思います。
結論はきっと出ません。ご了承ください。
また、一部マダミスのネタバレが軽微に含まれる可能性があります。(ほしのおと、焼き信長、ウルイの血族、等々)
主眼はネタバレではありませんので配慮してますが、意図しないところで出てしまう可能性があります、ご注意ください。
また、なりきりとRPについては、ここではあくまで声についてを扱う物とします。
この記事ではなりきりとRPは類似の概念として扱い、区別していないということも付け加えます。
振り返りの始まり
FPSの話と嫌いな声(マダミス以前)
僕は僕の声が明確に嫌いでした。
僕はFPSプレイヤー(シューター)です。
このジャンルの解説ではないので詳しくは書きませんが、味方との連携・情報共有の為にボイスチャットがとても重要です。
僕は後から見返すために、録画をしていました。
そのボイスチャットも録っておくと、後で状態が分かるために一緒に録ると良いです。
……僕は見返すのが苦痛でした、僕の声が嫌いだったので。
時に録音対象から外すほどでした。
嫌いな理由は分かりません。
聞きたくなかった、ただそれだけです。
(自分の声が嫌いな人って結構居るイメージです)
強いて言えば、マイク越しの声は高く聞こえるのがいやだったのでしょうか。
まあ、わかりません。
歌が好きだったこと(これも過去)
もう一つ、僕の過去を書く必要があります。
それは、歌うことが好きだったことです。
自分の声が嫌いなのに?と思うかも知れませんが、それはマイクを通した声"だけ"聞く場合の話で、歌っている最中は自分の声が聞こえてますから、それは良かったんです。
それと……歌っているときの声は……そこまで嫌いじゃなかったんです、録音を聞いても。
もちろん、嫌悪しなかった訳ではありません。
声の出し方、歌い方で「うわ!うわ!うわあぁ!!!」って聞けなくなることも多々でした。
その好きが高じて、我が家には録音用のマイク(AKG D5)と配信用の機材(YAMAHA AG06)がありました。
楽器も好きだったので、揃ってたんですが……。
(楽器は下手です、でも楽しい。音が出ないーってやるのも、音を奏でるのも楽しい)
この、機材があったというのが後に繋がります。
マダミスを初めてやった日
僕の初マダミスは狂気山脈でした。
これは、ほぼほぼみんな素でやるシナリオでして、RPはほぼありません。
ですのであまり関係ないかも知れません……。
強いて言うなら、「『マダミスをやったから楽しくなった』訳では無い」と言う根拠になるかもしれません。
僕は……狂気山脈のアーカイブは……自分の声が嫌いだったので見れませんでした。
次のマダミス(ほしのおと)
その次にやったのは……多分、ほしのおとでした。
ほしのおとは……特徴的なRPを要求されるシナリオです。
RPの実質初体験はコレでしょうかね。
前述の通り、声が嫌いというのは声調の話もありますが、単純に自信がない(変な声だと思う)というのもあります。
故に、こんななりきりなんてやったら聞かせられたもんではないのでは……と思いつつ、プレイヤーはそれを強制されるため、周りのプレイヤーもそのをします。
それに乗らないほど、ノリが悪いわけではありません、寧ろそういう「面白いこと」には積極的に乗るたちです。
楽しくやらせて頂いて、RP恥ずかしかったーと思いつつ「出来たんだ」という達成感もありました。
相方にも恵まれたと思います。
やれて良かったと、今でも思います。
焼き信長GM
なんやらあって、GMをやり始めます。
初GMは焼き信長
シナリオ冒頭、GMによるあらすじの語りが入ります。
これから始まる読み上げなのですが、僕は
この読み、雰囲気出したい!
例えば、噺家のような
もしくは、まさに時代劇の冒頭のような
そんな、物語に入り込むような語りを!
こう思いました。
何度も練習しました。
この際、やはり
「自分で聞かないと分からない」
と思い、スマホで録音して聞き返します。
きっと、これがきっかけの一つ
"嫌い" が "やりたいこと"
で塗りつぶされた瞬間でした。
まだ声は嫌いです、でも一期一会のマーダーミステリーです
「演者には良い物を出したい。」
初マダミスGMで意気込んでいたのもあるでしょう。
その気持ちで練習しました。
イメージ出来ていたのもあって、それなりに早く形になりました。
その後、5回のGMをやらせて頂きましたが、この読み上げはまだ熱がこもります。
多分、最初に読み上げを褒められたマダミスでしょうか……
物語に入り込める読み上げめっちゃいいと言っていただけました。
Next GM is……(シャークマーダー)
さて、楽しくなってきた僕
次にやるシナリオを探します
……
…………
……!!!!!
見つけてしまいますシャークマーダー!
こちら完全なネタシナリオです、楽しそうじゃないか!とサメに手を出します。
が、中を見て絶句します、GMが圧倒的なテンションで読み上げをしなければならないのです。
僕は当然そんなキャラではありません。
その時、僕はこう言っています。
下の文章はまさしくこのシャークマーダーの語り口調です。いやコレよりも数段あげる必要があるか……?
これを、酒も入れずに、1時間前後やる
……
鍛えられましたし、コレでちょっと吹っ切れましたね多分。
とても楽しかったです。
最近もちょいちょいやらせていただきまして、まあ勢いで何とかする感じ。
最初こそ声もRPも自信がない状態でしたが、最近はこの記事のタイトル通り、楽しくなってます。
テンション上げるのだけがちょいと大変です。
さて、次のGMは…何にするかな?(箱庭GM)
この次にやるのは「箱庭の観測者様へ」でした。
厳密には、PLを通らせてもらってからGMを少しやらせていただいた感じです。
PLをやった段階から楽しい、それほどRPをしたわけではありませんが、GMの語りを聴いてるだけで楽しいのです。
そしてGM台本を読んで、さらに楽しいと思いました。
GMにはしゃべる内容は決まってますが、しゃべり方などなどは結構な自由度で、全く決まっていないのです。
自分の思いのままに話していいのです。
自分が思うGM像でやっていいのだ。
僕なりの読み上げで読み上げました、普段とは違う自分を演じるというのも面白い。
GMの回を重ねるほどにだんだん変わっていく自分の読み上げ、洗練されているような気がしました。
このあたりで、読み上げ・RPが少し楽しくなってきています。
次は冒険の時間(君石PL)
次はPLでの体験、ここからPL体験が主になります。
君石では、HOの内容を勘違いして、異なったRPをしてしまいましたが…ちょっとおどおどした感じのRPをしました。
僕自身も自信がないのでおどおどしてますが…それとは少し違う感じで、声は高め…
そんな感じでイメージを膨らませて、それを演じました。
イメージに重ねて演じられると面白いなと思いました。
そして時に”ここ”というところで芯を入れて演じたり、演じ分けをいていく感じも楽しくできました。
ここも転機の一つかなと思います。
そして山へ(ウルイの血族PL)
このマダミスはとても没入感が強く、読み上げもイメージしやすい感じでした。
ここらから楽しさがさらに上がってます。
そしてこのマダミスがさらに吹っ切れる一つの要因となりました。
このシナリオ、プレイ中の読み上げもユーモアを交えつつも真面目で演技しやすいので、しっかり演じられます。
演じていくとだんだん没入していき……あまり意識しなくても「こう!」という声が出ました。
そして、エンディング……
熱が入った私は、周りに迷惑かもしれないと思いつつかなり入れ込んだ演技をしました。
声を荒げ、怒号を入れ、がっつりと、自分のイメージで演じました。
正直……うるさいと他PLから文句が来ること、引かれることも覚悟でした。
それほど楽しかったのです。
結果……このシナリオのアーカイブは自分で聞きなおしました。
このRPがどうなったのか、気になったので。
……ここら辺から、聞けるのです。
私は自分の声が聴けるようになっていました。
いや、もちろんすべてではありません。
ダメな話し方はあるし、聞く時の状態によってもダメになります。
でも、数度繰り返して聞いてしまうくらい、いいなと思いました。
他PLの演技も素晴らしく、何度も何度も聞けてしまいます。
多分、ここが大きな転機でした。
これがもう一段と楽しくなるトリガーだったと思います。
何せ、周りから褒められて……自分も良かったと思えたのですから。
とっても、とっても嬉しかったです。
テンカケ、カミカタ、ノバデ
この三つはセットで。(やった時期が近い故)
三つの共通点は声を高めでやったこと、まあそれだけかな……?
ウルイで着いた火を大きくしてくれたかもと思います。
テンカケのPCは……パリピ!
全くイメージが出来ず、苦労しました。そんな引き出し無いよ!!!
おかげでPC決定時の台詞読み上げはどうにも微妙な感じ。イメージが固まらないし、この声どう出すんだってなってる。
エンディングは結構それらしく読めてるなーと思いましたが、多分エンディングはテンション低く出来る雰囲気だった故に、演じやすくなったんでしょうな。
Aさんが書いていた「みんなが演じた印象に残ったPC」にも入ってましたしね、良い意味かは分からないけど。
カミカタはPC2でしたねたしか、どのPCも特徴的で「どれが出来る!?」となってた記憶があります。
多分初の異性PCだったので、悩んだ記憶があります。
テンカケのパリピと、君石のPCで高めに出してた声を思い出しつつ、テンション下げ目(というかふつうめ、もしくは抑えめ)でどうよとやらせて頂きました。
これも頑張れたんじゃないかと思ってます。
こうしてみると、今までやってきたPCの応用応用と言う感じ?
そしてノバデ、ペア決定から既に決まっているPC、まさかのアリス!
異性PCの流れでどうにかやり遂げた感じ、これ破綻してない?大丈夫?って不安にはなりました。
三つとも、僕は楽しかったです。
ピグマリオンの密室
バカマダミスです、私は所長をやりました。
異性PCかつ、人妻……!となりましたが、勢いでやりました。
短いですし、もう意味分からないし、バカな方向に振り切ることができて、とても良かった……。そして楽しかった……!口調とかも付けて……楽しかった!
これも良い経験でした。
声劇台本が気になる
ここいらで、とある事件が起きまして、完全な台本読みが気になり始めました。
色々調べましたが、言うほど手を出せては居ません。
一人用の奴を何個かは読んでみましたが……難しいね。
二人用の奴とかも面白いです、相方が欲しい。
みんな台本読みやりませんか?
ドロ愛
多分外せないドロ愛、私はPC3でした。
異性PCが続いています、これも漏れず異性PC。
かつ、ミステリアス系です。
取りあえずイメージしましたが、最初ズレてしまい、軌道修正に手間取ってました。
RP難しかった、でも楽しかったよ。
読み上げもキャラの設定入れて読んでみたりもした、多分誰も気づいてないと思うけど。
そして、ここで事件が起きます
ヘッドセットを使っているのですが、何やらループしていると言うのです。
ここで、ヘッドセットからヘッドホン+マイクに変更、次のセッションからはちゃんとしたマイクを使うことにしました。
因みにゲーマー的に邪魔なので、ちゃんとしたマイクはあまり使いたくありません。
ウルイの血族(NPC読み上げ)
再度のウルイ、しかし今度はGMサイドです。
NPCの読み上げをお手伝いしました。
PLで入ったときとは打って変わって落ち着いた雰囲気のキャラクター、しっかりしっかり読み上げ。
長い読み上げの箇所もあり、そこもしっかり読み上げ。
キャラクターの心情、感情、僕がこの立場なら……?それらを考えて抑揚を付けて、緩急を付けて。
明るめに、暗めに、真面目に、軽い感じに、少し早めに、溜めを付けてゆっくりに。
特に意識して読み上げたと思います。
そして、このウルイから例のちゃんとしている機材を使っています。
アーカイブを聞いてびっくり、音が……違う。
自分が混乱します、こんな声が出るのかと。
より一層楽しくなりました。
あとは……とあるところ
「何者だ?」という台詞があります。
そこを、意識して低く、小さく読み上げたんです。
ですが、マイクには近づいて話してて、おそらく近接効果という物だと思うんですが……とても雰囲気が出て驚きました。完全にたまたまだったんです、マイクに近づいたのは。
そんなこんなでやらせて頂いて、めっちゃ好評を頂けて、とっても、とっても、とっっっても嬉しかったんです。
例の台詞も好評頂いて、嬉しかったな……。
オムニバス
ストプレオムニバスですね、こちらは読み上げ多めの説明に恥じぬ読み上げ多め具合でした。詳しく書けないのが残念です。
言うに及ばず、もうこの辺は楽しいって思っちゃってます。
抑揚付けたり、緩急付けたり、好き放題です。
相方にも褒められ嬉しい嬉しいになってます、やったー!
一通り通り抜けて今
と、まあ色々やって読み上げ楽しい今があります。
驚いているのは、自分の声が嫌いでアーカイブが見れない状態から1年くらいで聞き直す事が出来るくらいになってることですかね、マダミスといいますか、トークベースのゲームって凄いな……。
これまで色々あって僕が思ったのは二点
・意識して演じること
・褒められたら素直に喜ぶとこと
この二点で変わったのかなと思いました。
実際は分かりませんがね。
こんな物じゃなく、個人のやりとりも影響があったかも知れませんし。
と、この記事の初めにあった通り結論なんてありませんし、ただの楽しかった羅列になりましたね。
言わんこっちゃ無い。
というわけで、書き散らして終了です。
もしかしたらもっと考えて書くかも知れませんが、その時までさようなら。