シャニマスサマーアイドル2021ひとり反省会

去年のキャッチコピープレゼンバトルというポエム祭、すごく楽しかったんですけど、記録が消えてしまうとは思ってなかったので(浅い)今年は簡単にでも自分用に振り返っておきます。
今まで夏を振り返ったこともないくせに、なにもない夏に限って夏を振り返るのも、あれですね(急になに?

今回は特にどのフレーズが優秀だったとかそういうのは無く投稿数での選出だったらしいので、結構意外な3人になったなっていうのが正直な感想。
けどフレッシュ・魅惑・シャイニー(なにそれ???)の各部門と考えるとまあ使用可能イラスト的にも納得できる感じなのでちゃんとテーマに沿って参加した方々が多かったということ……なのか……?

今年は去年とは異なり、単純にアイドルの推し文句・キャッチコピーをイラストに載せるという形式だったのですが、普通に無理でした。なので多くはフリーにやりました。振り返っていきます。ポエム企画に参加して自分でそれを振り返るの、恥ずかしくないの?ってとこについては、最近は割と恥ずかしくなくなってきました。それでは。

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プレイヤーである僕らはゲームを通してめぐるのことを知っているけど、もしクラスの男子だけでとか、なんとなくひとりで出向いた神社の祭りで遠目にでもその光景を見てしまったら。めぐるという身近に思えて果て無く遠いシルエットの女の子と、陽は落ちたのに昼よりも明るい光で囲まれた、ある種異界のような境内の祭。きっと目は灼けてしまうけど、それでもギリギリまで光景に視界を逸らせないんだろうと、思う。

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花火は映ってないけれど、そこはまあ。
「仕掛け花火」自体はそういうものではないけれど、悪戯と相性のいい単語の響きであるような気がしていて。初期とはいえ元カード内でもシャニPが摩美々の和や夏への親和性に対して驚かされているところもあったわけで、それなりにキャンペーンの意に沿えたものではある気がする。
でも多分、これが自分の内から出てきた因はおそらくRHYMESTERの「フラッシュバック、夏。」における【それともキミの仕掛け花火?】でしょうね多分。「。」をわざわざ着けてるのも影響受けてるっぽい。よくない、よくないよ。

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お祭りって、まだ夏休みの日数が残っていても、そこで終わりを想ってしまう感覚ありませんか。大人が一仕事終えている、みたいなものかもしれないし、提灯の灯りが境内であろうと商店街であろうと等しく切ない、夕暮れを閉じ込めて焚べているように見えるからかもしれない。

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【サマーハニーシーズン】や使用可能カードにはないけど【秋空と紅葉】と、千雪の限SSRは何かを持つ指先が強調される印象を受けていたので、指先に愛という言葉が先にあってから、夏っぽい言葉で韻を合わせた感じ。
元は【サマーハニーシーズン】で書いていたのだけど、「剥き出し」というどこか(悪い意味ではなく)品のない言葉だと、色合いや表情的にこっちのがいいなと思って変更。

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色々とキャンペーン趣旨ガン無視で書いていった中、担当だけは……やっぱ「担当」ってにわかの身で使うのめっちゃ恥ずかしいですねやめます。応援している娘には特に感情と工夫を込めてテーマに沿ったつもりです。
白瀬、そのときの楽しい時間に夢中になると同時にそれが終わることへの寂しさとかを先んじて感じてしまうから。打ち上げ花火は空や海、時間そのものが手持ち花火の芯のごとく焦げ尽きていくような。頭に漢字を詰めて後ろがひらがなで終わるつくりで、視覚的にも口触り的にも、醸し出したかったそれです。

色々書いたくせになにが悔しいって持ってねえんだよな、この限SSR。どんな内容か知らないのだけど、この笑顔で物哀しいものではないでしょう多分……。

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どうするのか/どうなるのかを委ねる言い切りが好きです。
それはそれとして、目を奪われる、という状況において言葉通り自分の認識する情報がひとつに魅せられ固定されてしまった時、周囲の音が意味を成さなくなったり言葉を失ったりと、耳も喉も同時におしゃかになるというイメージや体験があります。「耳が奪われる」「喉が奪われる」という言い回しって無いよな、というところから。
この1枚絵だけを切り出すと、(GRADにてそうではないと、これからそうはならないからこその浅倉透ではあるけれど)息をしているだけで捕食者であってしまう彼女が意識的にシャニPに牙を剥いたら、なんてifを感じられるイラストっぽくて純粋に好き。

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ちょっとだけ元カードのイベントを連想したもの(解釈違い)。
物理的に陽が落ちること、堕落という意味での堕ちること、どちらも異なる漢字であるから平仮名も考えたけどすごく目にダサくて。ぎりぎり2つを内包できる「墜」を使いました。純朴と下品のどっちにも振れそうなとこはちょっと気に入っているのですが、元カードのイベントもそんな雰囲気じゃない……?(ない

よく見るとこの透と円香の配布SR2枚は対になっているような色と構図でかっこいいですね。

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やっぱり2020年のようなコンテストであるがゆえの競技性がないと傑作が生まれづらいとは思いました。(人、争いの中で強くなる……)
去年のタグは辿ればふぁぼRT数の多さ関係なく、幽白の魔界みたいになっていたので、完全なフリースタイルよりもなにかしら縛るか、もしくは使用可能なカードを増やしてほしいな、ってとこはあります。
参加の敷居が下がることに繋がったか?と言われれば微妙なような。

ただ、堂々と既存の素敵なものにポエムを詠んでいい企画ってそうそうなくて、やっぱりすごく楽しいので来年もぜひ続けてほしいと思います。
よろしくおねがいします。


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