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東北の冬

一週間ぶり、2回目の投稿!デザイナーの工藤です!

みなさんは、冬と言われて一番に思い浮かべるものは何でしょうか…?
東北で生まれ育った私が思い浮かべるものは、「雪」です!

私の実家がある仙台など、東北地方の冬には雪がよく降ります。
祖母たちがいる秋田県の能代では、私が小さな頃に、祖父が家の前に公園の滑り台ぐらい大きな雪の滑り台を作ってくれたり、河原でソリに乗ったり、私の身長の2倍以上あるようなつららが何本も屋根からぶら下がっているのをそっと触ってヒヤヒヤしたり…。笑
雪に触れることは、冬の一番の醍醐味だと思っています。

雪が降ると、降り落ちる一粒一粒をぼーっとしながら目で追って無心になると同時に、
この雪をいろんな人が見てるのだなぁとも思えて心が広がり、なんだかみんなと心が繋がっているような、不思議な感覚がします。
そんなわけで、雪を見ると心が洗われ、温かい気持ちが込み上げてくるような気がして嬉しくなります。

これは昨年の冬に、仙台から能代に辿り着くまでの道中に、フィルムカメラで撮影した写真です。

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場所によって雪の降り方や積もり方は異なり、木が密集する森を通り抜け、景色が開け、時には吹雪もあり…という白の世界の変化があり、様々な色の交わり方や移り変わりが見えて美しさを感じます。

そんな東北の冬を過ごしてきた中で特別な思い出の場所は、「サンタランド白神」です。

サンタランド白神は、2008年10月より「アオーネ白神十二湖」と名称を変え、また別の観光拠点として生まれ変わった為、残念ながら今はもう行くことはできません。
しかし当時は、一年中クリスマスが楽しめるという夢のような場所でした。

私が小学生の頃までは、冬休みに祖母の家に集まった従兄弟たちと行くことが毎年の楽しみで、
本物のトナカイの角を触ってみたり(角にフサフサした毛が生えていて驚き、感動しました…!)、生地をこねて外でパンを焼いて食べたり、綺麗なたくさんのガラス細工を見たり…と、たくさんのワクワクする体験ができました。

なんと、クリスマスカードの作品募集に応募した際に賞をいただくことができ、表彰式で本物のサンタクロースに会ったこともあります!!

サンタランド

(サンタクロースに頭を撫でられ、トントゥさん(小人の妖精)たちに会って喜ぶ母と私。)

こんな経験から、実は私は今でも、サンタクロースの存在を信じています。。

今年の冬はコロナでなかなか外出できませんが、新しい景色だけではなく、こうした写真や思い出からすこし昔のぬくもりが詰まった景色も取り出してみて、家族や友人たちと温かい会話ができたら嬉しいです*

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