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今週の季語です(8月28日~9月4日)

8月31日
烏瓜

十五夜のこそつく風や烏瓜 (阿波野青畝)

575筆まか勢「烏瓜」

猿の腰掛(猿茸)

人よりも人を愁ふる猿茸 (後藤比奈夫)

575筆まか勢「茸」

栃の実

橡の実の熊好む色してゐたり (右城暮石)

きごさい歳時記「栃の実」

へくそかづら(灸花)※晩夏の季語

へくそかづらの匂のなかに機嫌よく(飯島晴子)

575筆まか勢「へくそかづら」

アイスクリーム ※夏の季語

アイスクリーム嘗めカンヴァスを離り見て(西村和子)

一日一季語 「アイスクリーム 【夏―生活―三夏】」2024.7.12

鶏頭花

鶏頭花鬼に産毛はあるかしら (なつはづき)

現代俳句2024年9月号より

(あとがき)
台風のため、週末の予定がバラしになってしまったので、いきたかった美術館・資料館をはしごしてきました。
国立ハンセン病資料館、練馬区立美術館、新美術館(田名網敬一展)、DESIGN SIGHT 21_21、世田谷美術館、三井記念美術館、そのほか六本木地区のギャラリー数軒。
国立ハンセン病資料館では、俳人・村越化石の展示もありました。猿の腰掛、栃の実は、国立ハンセン病資料館のある国立療養所多磨全生園の敷地で見つけたものです。

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