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俳句って情報戦?② ー 好奇心を維持しつづけるためには?
先日、現代俳句協会青年部の企画で「俳句って情報戦」というテーマで、俳句世界における情報収集と情報発信について発表しました。
今回は、自分がどうやって好奇心を持ってきたのか、維持してきたのかという点を中心にまとめてみたいと思います。今回の最後の部分に、このトピック二関連した書籍も紹介しています。よかったら参考にしてみてください。
どうしてそんなに俳句の情報を取得できる関心(アンテナ)があるのか?
a. 好奇心の持ち方
もともと好奇心は強い方でした。なんでも調べるのが好き。どういう仕組なのか。どういう関連があるのか。気になったら調べてしまうクセがある。
俳句以外にも、美術館にいったり、旅行にいったり、運動したりをしているが、基本、どこかしら俳句のフィルターがあって、考えていることが多いかも知れません。
好奇心を持てるようなライフサイクルを維持することも大きいかも。心に余裕がもてるライフスタイルを心がけるようにしています。生活に無理がないので、仕事にかかわらず、俳句も趣味も、続けられていると思う。
■好奇心を持てるようなライフサイクルのためにしていること
・よい睡眠をとる。
睡眠時間が多く取れる方法、よく眠れる寝具をこだわる。
睡眠時間(入床時間ではない)6時間30分以上を維持する。
・時間を奪っているものを減らす
テレビは、自発的に見ていないと気づいたので、棄てました。
必要な番組はNasneで録画しています。
家電もスマート家電化。ドラム式洗濯乾燥機や
ヘルシオなどの自動調理器を使うことで、効率化を図かりました。
・「決断疲れ」をなくす
ー 物の選択回数、目に飛び込んでくる情報量を減らす
人間は毎日何千回という選択をしているということを知って、
物を減らしました。また、ものが見せない収納にしました。
・マインドフルネス・瞑想
メンタルクリアボタンやジャーナリングなどで、頭のもやもやを
すっきりさせるようにしています。
これらをやってみて、時間が確保できると同時に、朝晩の記事の作成や資料収集、日中の仕事のパフォーマンスや休日の外出のパフォーマンスが上がったと感じるので、ベースとなる部分がキチンとしてることって大事だなと思っています。
ちなみに、夜間大学院にかよっていて、スケジュールに無理がある時は、SNSどころではなかったので、余裕のあるライフスタイルが本当に大事だなと痛感しています。
b.情報取得の方法
Twitterのフォローがキュレーションのようになっていて、必要な情報がながれてくるようになっている。基本的に俳句関係か、俳句に関連しそうな情報(美術館とか季語周辺の情報とか)を集めています。
情報収集は、なるべくリソースを当たるようにしているかも。波多野爽波なら、色んな人が評論をホームページ上で発表されているので、たとえば週刊俳句、俳句新空間などの検索ウィンドウをつかって検索をしています。
検索ウィンドウがないような場合は、「波多野爽波 site:(調べたいホームページのURL)」といれて検索すると、リソースを詳しく検索できるので、オススメです。
Twitter(X)は、以前は検索に優れていたのですが、Xに変更になって以降、情報が見つけにくくなってしまいました。
c.対象に対してTweetしたくなる条件
自分が面白そうだなって思ったものはなるべく流すようにしている。あまり注目されてないけど、面白い作家さんいるよね。とか。そういうのとか。
d.なぜそれを人に広めようと思うのか
あまり考えてツイートはしてないので、面白いものがあったら全部ツイートしてるかも。
あとはこのひとの句、これににてるなーなんでかなーみたいなところとか。
ちなみに、今の@hiumahiumaのアカウントは俳句とその周辺だけの話題しかしないようにしている。この人のところみると、変なことつぶやいてるなーと思ってもらえたら本望です。
e.SNSの活用法について
何事も、INPUTとOUTPUTが大事だなと思っている。
勉強も、情報を入れたら、それをどのように活用するか、どう使えるかを考えるのが大事。俳句も、句を作ると同時に、いろんな句を読むことも必要。
その意味で、SNSはインプットもアウトプットもできる便利で、重要なツールだと思っている。
以前は、Twitterを個人的なアーカイブとして使っていた。気になるものはすべて流すようにしていた。
最近、noteを始めたのは、Twitterだとどうしても短文になってしまうため、アウトプットツールとしてつかいやすい、わかりやすいものがよいなと思った。多くの俳人さんや企業広報などがつかっているツールなので、使いやすい、拡散しやすいのだろうと思って。
fc2やamebloもつかっていたが、UXがあまりよくなく、感覚的な更新がしにくかった。noteは、最低限のエディタだけなので、こまかな設定を気にしなくてもできるのが、とてもよい。選ばれているツールの理由が、これだけ使ってみてとても良くわかりました。
参考書籍・URL
睡眠
睡眠関係の本では一番わかりやすかったです。睡眠がとれないことで発生うする、睡眠負債が引き起こす身体への影響なども詳しいです。睡眠関係の本はいろいろあるので、どれか一つでも読んでおくといろいろ参考になるかなと思います。
情報のインプット・アウトプット
この手の本もたくさん出ていますが、INPUT側とOUTPUT側両方から知るのが良いと思いました。
選択肢を減らす
特に調べ物をしていると、それだけの情報にさらされるので、普段の情報をどれくらい減らすかということも大事だなと。「決断疲れ」を減らすことで、自分が知りたい情報によりアクセスしやすくなると感じています。
効果的な勉強方法
勉強法ブームの先駆けとなった名著。あらためて読んでみて、発見になることが多かったです。先のINPUT,OUTPUT側の関係の本と合わせて読むのがおすすめです。
「年代ごとに脳の仕組みが変わる」ということを明らかにしている本。なんか今までよりも記憶や知識が定着しないということがあれば、こういったアプローチもあると知れてよかったです。
もう一夜漬けはダメな年齢だと悟りました……(笑泣)